学校教育における外部人材の活用についてです。
メンタルフレンド事業の成果(平成24年度)を学校側から、児童生徒の側から、協力してくれた大学生の側からの視点でお答えください。
◎学校教育部長(田牧徹君)
学校におけるメンタルフレンドについてお答えします。
メンタルフレンド事業とは、教員を目指している大学生や大学院生を中学校に週1回配置し、事情があり教室に入れなくなってしまった生徒に別室において学習支援を行ったり、話相手になってあげるというものです。
平成24年度は、1年間で14の中学校に17人を配置し、合計303日の勤務がありました。
この事業の成果としましては、不登校気味の生徒へのきめ細かな支援がふえることにより、学習意欲が戻ったり、メンタルフレンドの勤務日だけは登校できるといった生徒がふえたりしたということが挙げられると思います。
今年度は、昨年度からの課題であった人員の確保に向け14の大学に拡大して募集をかけ、現在のところ要望のあった中学校には全てメンタルフレンドを配置しております。中学校からの要望としては、週1回ではなくより多くの日数をという声が多く聞かれ、それに伴う人材確保、予算の確保に今後も努めてまいります。
以上でございます。