「柏商工会議所対外交流委員主催の新世代会議(議会編)〜その仕組みと協働を探る〜」に参加し、市内の若手経済人と議員が話し合いました。
7名の柏市議会議員が参加させていただき、議会の仕組みや活動内容を紹介し、そして民間事業者と議員が「どのように連携していけるか」について、お話させていただきました。
地方議員というと、道路の修繕を依頼したり、補助金や公共事業が期待されるかもしれませんが、もっと違う活用の仕方もあると思います。
地方議員は、地域住民から直接お話をお聴きする一方で、また、国の政策や地域の経済状況を調査し、先進事例を視察したりしており、ビジネスのタネを引き出すのにちょうどいいかもしれません。
現在の行政(役所)だけでは限界がある社会課題を、民間事業者や市民団体のビジネスチャンスに変えていけるようなマッチングができればと考えています。
私からは、人口減少と向き合う中で、①公園の活用、②下水道の維持管理、③エネルギーの地産地消についてお話ししました。
高度経済成長期に建設された公共施設が老朽化し、改修時期を迎えている中、これからどうしていくか。
廃止や再編といった厳しい決断も迫られます。
柏市内の公園数672のうち63か所を委託。
柏市内の下水道、約1280kmの維持管理。
また、地域のお金を、いかに地域で循環させることができるか。たとえば、エネルギーに注目してみます。
日本の平均では1世帯あたり年間約30万円以上を光熱費に支払います。
柏市の世帯数は183000。
30万円×18万3000世帯=約549億円/年
事務所や工場では、日本の平均では、家庭の2倍と言われているの、すべてをあわせると約1647億円/年。
このうち少なくとも3分の2にあたる1000億円は、柏市外に出て行っています。
厳密な計算ではありませんが、たとえば、一つのマーケットととらえることはできるのではないでしょうか。
これらは、ほんの一例です。
身近な議員に、いろいろと話してみて下さい。
昨夜の集まりをきっかけに、力を合わせてより良い柏市となるよう動き出すことができればと願います。
企画・準備してくださった方々に、感謝しています。