外国語を話せるのと同様に、自国の文化を語ることができることが大切だと思います。
政治史よりは、食や遊びなどの生活に根ざした文化の方が、話やすいものです。
しかし、箸、寿司、酒や納豆などの発酵食品など、知っているけれど、案外、実は説明できるほど知らないことは多いかもしれません。
また、麺や食器、調味料など、比べることで、自国の文化の特徴を示しやすくなります。
石毛直道さんの本は、面白いです。
11月の日本経済新聞「私の履歴書」は、文化人類学者の石毛直道さんの連載でした。
国立民族博物館の館長も務められた方で、一ヶ月、毎日、新聞を読むのが楽しみでした。
石毛さんは、戦争直後、お父様が国民学校の校長になったため、柏市に引っ越して来られ、野田で育ったことも知りました。
戦災児童と呼ばれる子どもの状況についても触れられていました。