地に足のついた教育改革

鈴木大裕さんを訪ね、高知県土佐町に。
四国の水瓶、早明浦ダムの近くです。

ニューヨークで教育学を研究されていた大裕さんが、土佐町で生命力あふれるご活躍をされています。

子どもたちや学校をサポートする仕組み作りを、土佐町や近隣自治体と取り組まれていました。

一緒にいると、行く先々で知り合いに出会います。
地域をこまめに歩き、信頼関係を築き、丁寧にご活動されているのが分かります。

日本の教育を変えると大上段に説くよりも、それぞれの地域の教育がより良い方向に変化し、その波が各地に波及していくような活動に、私は可能性を見出しています。

私は、この地域で作られた「天空の郷」というお米を食べています。
大学生の頃から、地理歴史の授業で棚田の保全について知り、興味がありました。
高知県のお米とは知っていましたが、訪れた場所のお米と知り、地元の農家さんとも話がはずみました。

私にとっては、地方議員の活動を通して、見えてくるものがあります。
大学や学会といったアカデミックな業界ではなく、在野の研究者として、学問を続けていきたいと思っています。

土佐町の大きな可能性が引き出されようとしています。
大裕さんの活動や生き方から、たくさんのヒントを頂きました。

貨幣経済だけでない価値観があるのとも教わりました。

嶺北と呼ばれる地域です。
同じ嶺北の大川村では、議会をなくすという案が出て、ニュースになりました。
隣の本山町では町長選挙。

地元の賢人たちと、民主主義について語り合うこともできました。

大裕さん、ありがとうございました。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)