婚活支援で地方創生―愛知県美浜町を視察

5/31-6/1、柏市議会の会派・柏愛俱楽部にて、愛知県美浜町の婚活支援事業と静岡県静岡市の静岡市立美術館を視察してまいりました。

美浜町は名古屋から電車(名鉄)で1時間弱。
セントレア空港(中部国際空港)にも近く、自然が豊かなまちです。

この美浜町ですが、平成22年の国勢調査で愛知県内未婚率男性3位、女性1位という結果が出ました。
※町内に日本福祉大学があり、町民約22500人の人口の少ない自治体で、学生さんたちの人口が未婚率を押し上げているようです。大学生の定着をはかる就職・起業支援などが必要と感じました。

そういった危機感もあり、テレビ番組平成24年「もてもてナインティナイン」を誘致し、地域と連携した婚活事業が始まりました。

平成25年には、「みはま婚活推進室」を設置。
これまで115組のカップルが成立、
10組が成婚し、7人のお子さんが誕生しています。

数値で表せる成果だけでなく、まちぐるみで取り組むことで、観光振興や地域資源の掘り起こし、地域への誇りを醸成することにつながっています。

町内にある恋の水神社は、恋愛成就のパワースポットとして発信されています。

そして、恋人たちは野間灯台で愛を誓います。
そのほか、デートスポットである冨具崎公園、安産祈願の時志観音と、
出会いから出産まで物語が紡ぎだされています。

まちの魅力を編集した情報発信により、地域資源の掘り起こされ、
観光だけでなく移住や地域住民の意識へも働きかけられています。

※みはまデイズ https://mihamadays.com/

なぜ行政が婚活支援に取り組むのかが問われます。
未婚の理由には、個人の問題だけでなく、社会的、経済的、文化的な要素もあります。
若者支援、福祉的な支援、地域の産業振興、就労支援、子育てなど将来不安の軽減など、行政として取り組むべき事業です。
また、婚活事業は、観光振興や移住促進、飲食店など商業活性化、地域コミュニティづくりでもあります。
その地域ならではの、しっかりとした戦略が必要だということが分かりました。

美浜の塩づくりも見学しました。
流下式枝条架塩田です。

その事業の背景にある文化や歴史など、その地域を知ることが大切だと思います。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)