地域の核となる「知の広場」を!

柏市に文化の拠点となるような図書館を求めて、議会からも提案を続けていますが、いわゆる従来の「図書館」が建設されれば、それでバンザイとは思っていません。

その地域の情報を収集し、保存•整理し、編集し、発信し、人々を巻き込み、地域を活性化させるような機能を持った知の拠点を作っていく必要があります。
これは行政が作ってくれるものではなく、自分たちも参加してこそ、意義あるものになります。

ITや通信技術が進歩し、図書館のあり方も問い直されています。
もはや大きな中央図書館が一ヶ所にあるというよりは、歩いて通える各地域に、場を作るプロデューサーのような司書や地域エディターのような専門職を設置し、世代を越えた多様な人々が集える居場所をネットワークしていくような図書館のあり方を考えています。

『地方自治と図書館』や『民主主義と図書館』と言うまでもなく、図書館は私たちが知ったり、考えたりすることを支えるための無くてはならない施設です。

教育•文化はもちろん、福祉•医療、生と死、子ども、地域経済、インバウンドなど、地方自治の様々な可能性がつまっています。

今年に入って、「知のフューチャーセンター構想」について、定期的に話し合い始めました。
日曜日もハックルベリーブックスにて、東京都歴史文化財団の佐々木秀彦さんを中心に、面白い方々が柏まちなかカレッジに集まり、企画を練っています。面白くなりそうです。

5月28日の柏まちカレ図書館まつりで、この「知のフューチャーセンター構想」について発表します。
また、6月11日に次回のミーティングが開かれます。
ご興味おありの方、ぜひ、ご参加下さい。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)