柏市に文化の拠点となるような図書館を求めて、議会からも提案を続けていますが、いわゆる従来の「図書館」が建設されれば、それでバンザイとは思っていません。
その地域の情報を収集し、保存•整理し、編集し、発信し、人々を巻き込み、地域を活性化させるような機能を持った知の拠点を作っていく必要があります。
これは行政が作ってくれるものではなく、自分たちも参加してこそ、意義あるものになります。
ITや通信技術が進歩し、図書館のあり方も問い直されています。
もはや大きな中央図書館が一ヶ所にあるというよりは、歩いて通える各地域に、場を作るプロデューサーのような司書や地域エディターのような専門職を設置し、世代を越えた多様な人々が集える居場所をネットワークしていくような図書館のあり方を考えています。
『地方自治と図書館』や『民主主義と図書館』と言うまでもなく、図書館は私たちが知ったり、考えたりすることを支えるための無くてはならない施設です。
教育•文化はもちろん、福祉•医療、生と死、子ども、地域経済、インバウンドなど、地方自治の様々な可能性がつまっています。
今年に入って、「知のフューチャーセンター構想」について、定期的に話し合い始めました。
日曜日もハックルベリーブックスにて、東京都歴史文化財団の佐々木秀彦さんを中心に、面白い方々が柏まちなかカレッジに集まり、企画を練っています。面白くなりそうです。
5月28日の柏まちカレ図書館まつりで、この「知のフューチャーセンター構想」について発表します。
また、6月11日に次回のミーティングが開かれます。
ご興味おありの方、ぜひ、ご参加下さい。