教員をやめ、独立して10年

この春、教員を辞めて10年となります。
皆様のお陰で、ここまでやってくることができました。
本当にありがとうございます。

選挙に出る時も勇気はいりましたが、教員を辞める時の決断は大きかったです。
大学院博士課程で教育学を研究しながら、教育事業を営むという四年間でした。
苦しい期間でしたが、かけがえのない経験だったと思います。

最近になって、教員時代の同僚や教員としての大先輩方から、思いを託されることが何度かありました。
そのお陰で、自分の使命を確信し、議員として一皮むけたと感じます。

これまで議会で、教員経験の長い教育委員会の先生方と教育政策を議論してきました。どこか、ベテランの先生方に引け目がありました。

しかし、教員の先輩方から激励をいただき、「教員とは違う別の役割を果たしているのだ」と気づきました。
学校だけでは解決できない課題を、何とかして欲しいと、多くの思いを背負っています。

より良い教育を実現させるために、予算や制度などに働きかけてます。
これは教育政策研究や教員経験からだけではなく、皆様の思いが後押ししてれます。そこが、議員としての強みと責任の重さです。

今日、ある専門学校の入学式にお招きいただきました。
私が、高校で三年生を担任していた時に出会った学校でした。今、こうしてつながることなど、一切、考えていませんでした。
一つひとつの仕事に誠心誠意、向き合う大切さを思い知らされます。

これまでの出会いや経験が、何かでつながっているのだと思います。

この私の10年を振り返るようなイベントを開いてみたいなと考えています。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)