公助としての災害用井戸などの給水施設は整備されていますが、共助として地域の井戸と自助としての備蓄も重要と考えます。
柏市では、柏市地域防災計画にもとづき、災害時の飲料水を確保するために、耐震性貯水装置を24か所に設置し、水道部の水を給水車での給水体制も整えています。
これらを合わせると、約29785t。これは市民の20日分(一人1日3リットル)分の貯水量であり、量は確保できていると市当局は考えています。
ただ、応急給水体制は考えていかなければなりません。
給水場所が分散していたほうが、混乱も少なく、水を運ぶ距離も短くなります。給水場所に来ることが困難な方への対応も課題です。
行政による給水場所とともに、町会などによる給水場所があればと考えます。
町会などで災害用の深井戸を掘ることを推進し、補助を行うなど、協力井戸を増やすことを議会にて提案しました。
あわせて、自助としての備蓄も必要です。どのように個人の備蓄を促していくか議論しました。
我が家で備蓄を始めたのは、柏市防災研究会の方のお話をお聴きしてからでした。
その後、町会の研修で、DIG(災害図上訓練)を実施し、私たちの地域では大雨による浸水や地震による避難より、火災や交通問の遮断に備えなければと対策を考えることができ、水の備蓄の大切さを再認識しました。
人が自ら行動を起こすということは簡単ではありませんが、そのきっかけを準備していく努力を続けていくべきだと思います。