本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
※複数人体制でチェックしてはいますが、できるだけ早く、皆様に議会での議論をお届けしたいと文字起こしをしているため、誤字などもあります。ご容赦いただき、各自、ご確認ください。
本日(2025/6/6)午後二人目の一般質問は、自由民主党の松崎太洋議員でした。
質問項目
- つくばエクスプレスについて
- 都市軸道路について
- 公園の魅力向上について
- 家畜伝染病対策について
- 生涯大学校について
- クリーンメイトセンターについて
- 県庁内の自動販売機について
- 飲酒運転根絶について
- 柏警察署の機能強化について
- ホンモロコ養殖の振興について
- その他
議会質問・答弁の書き起こし全文
質問(第1回目)松崎太洋 議員
–松崎太洋 議員
皆さんこんにちは。今週これで最後となります。
もう少しお付き合いください。
柏市選出、自由民主党松﨑太洋でございます。
本定例県議会において、登壇の機会を与えてくださった会派の先輩、同僚議員の皆様に心から感謝申し上げます。
通告順に従い、早速質問に入らせていただきます。
まず初めに、つくばエクスプレスについて伺います。
昨日武田議員からは、つくばエクスプレスの東京駅延伸についてお話がございましたけれども、私はですね今後の取り組みについて、もうちょっと浅いところでお話させていただきます。
本年4月につくばエクスプレスを運行する首都圏新都市鉄道は来年3月から運賃改定について国に認可申請を行ったことを発表いたしました。
これにより、大人の運賃は値上げとなりますけれども、通学定期については平均して15%ほど程度値下げとなります。
私はこれまで通学定期の値下げを要望してきたところですけども、今回このような形で実現していただいたことは大変ありがたく、この場をお借りしまして関係者の皆様に感謝申し上げます。
さて、今回の運賃改定は、老朽化した鉄道施設や施設の更新や利便性の向上などのために、実施するものと伺っております。
鉄道会社にとって安全輸送は最大の使命であり、あわせてサービス向上を図ることは重要であり、今後具体的にどのような取り組みを実施していくのか、大変気になるところであります。
そこで伺います。
つくばエクスプレスでは安全な鉄道輸送の維持や利便性向上のため、今後どのような取り組みを行っていくのでしょうか。
次に、都市軸道路について伺います。
都市軸道路は埼玉県三郷市の東京外郭環状道路と、茨城県つくば市の国道354号を結ぶ全長約30kmの広域幹線道路であり、埼玉県千葉県茨城県の連携の強化や交流の促進、つくばエクスプレス沿線の新たなまち作りを進める上でも、重要な道路であると認識しております。
県内の都市軸道路のうち、唯一未整備区間となっている利根川架橋は県境の交通混雑の緩和だけでなく、各県の発展にも大きく寄与することが期待されているため去る3日の我が自由民主党の代表質問でもその取り組み状況について問いかけさせていただきました。
私も早期の事業着手が重要だと考え、本年1月には、知事や沿線の市長議員の皆様とともに、国土交通大臣と面談し、事業の必要性を強く訴えてきたところでございます。
また、未供用区間の国道16号との立体交差部付近においては大規模な工事が進められており、完成が待ち望まれている状況でございます。
都市軸道路が全線開通することにより、首都直下型地震のような未曾有の災害時の救命活動と、復旧活動においても大きな役割を果たすものと期待を寄せております。
そこで伺います。
都市軸道路の進捗状況はどうでしょうか。
次に、公園の魅力向上について伺います。
県が管理している都市公園はその多く、多くが開園から30年以上が経過して、おりまして、施設の老朽化が進んでおりますが、昨今の厳しい財政状況の中で、公園管理者として施設の改修や維持管理が厳しい状況であることをお聞きしております。
このような中、公園管理者の維持管理費を削減しながら、民間事業者の資金によって、おしゃれなカフェやレストラン、宿泊施設など、整備するとともに、遠路や芝生をリニューアルするできるという。官民連携の手法についての取り組みが全国的に広がっております。
これは平成29年に都市公園法が改正され、公募設置管理制度、いわゆるパークPFIが創設され、公募により選定された民間事業者が設置する施設から得られる収益を公園に還元することを条件として、特例が認められている制度です。
私はこれまでもこの制度を使った公園の魅力向上についてお願いをしており、県内の多くの公園で活用を図っていただきたいと考えております。
そこで伺います。
千葉県内におけるパークPFIの活用状況はどうでしょうか。
また、県立公園でもこの制度を活用した取り組みが進んでおり、私の地元の柏市にある県立柏の葉公園では昨年度、カフェなどができて賑わっているとのお話を聞いております、私もオープンときは伺いましてそれについて伺います。
県立柏の葉公園で、パークPFIを活用した施設の利用状況と今後の取り組みはどうでしょうか。
次に家畜伝染病対策について伺います。
近
年、全国的に鳥インフルエンザや豚熱の発生が続いており、家畜伝染病が発生した際には、検査や診断、また、防疫作業の旗振り役を各県の家畜保健衛生所が担っているところでございます。
今年1月から2月にかけて、千葉県内で発生した鳥インフルエンザは、県北東部の家畜農家の密集地域において連続して確認されており、このような場所にも速やかに向けるよう家畜保健所の配置も見直されたとお聞きしております。
我が党の代表質問では、新設された東部家畜保健衛生所に衛生上には防疫対応に特化した防疫企画課が新たに設けられたとの答弁がありました。
実際に家畜伝染病が発生した際には、的確な指示系統のもと、スピード感のある対応が求められると思いますので、この貿易企画課を主軸とした家畜防疫の対応強化に大いに期待するところであります。
そこで伺います。
東部家畜保健衛生所について高病原性鳥インフルエンザなどの家畜伝染病が発生した際には、どのような役割を果たすのか。
次に生涯大学校について伺います。
今年令和7年は団塊の世代が全て75歳以上となる年でございまして、今後も本県における高齢者人口はますます増加していくことが見込まれております。
このような超高齢社会においては、高齢者はこれまでに培った知識や経験を生かし、社会に積極的に関わり、地域活動の担い手として活躍することが、高齢者自身の生きがい作りのためにも、また地域の活性化のためにも重要であると考えます。
生涯大学校は、高齢者の学びの場を確保し、生きがい作りの場となるとともに、地域活動の担い手を育成する場としての役割を担っていることから、より多くの高齢者に生涯学校で学んでいただき、卒業後、地域において活躍していただくことが重要であると考えております。
そこで伺います。
生涯大学校より魅力のある学びの場とするためどのように取り組んでいくいるのか。
また、高齢者の地域活動を支援するため、県は令和5年3月に策定した第3次生涯大学校マスタープランに基づき、令和6年度から、新たに千葉ふるさと作りコースを設置しております。
設置から1年が経過しましたが、卒業後の地域活動に役立つ学習が行われているかどうかが気になるところであります。
そこで伺います。
千葉ふるさと作りコースの実施状況はどうか。
次に、クリーンメイトセンターについて伺います。
クリーンメイトセンターは、障害者雇用促進事業の一環として、令和2年度から実施されており、県立学校等を拠点として、地域内の県立学校等を巡回し、清掃業務や環境整備業務、教職員の補助業務を行っていると伺っております。
本事業については、令和6年2月議会の予算委員会でも取り上げたところでございますけれども、学校と障害を持つ職員の双方にとって大変良い取り組みと感じております。
本事業をさらに推進していただきたいと考えております。
そこで伺います。
クリーンメイトセンターの現状はどうか。
また、その労働環境についてもお聞きします。
私の地元にある柏市のさわやかちば県民プラザの中にあるクリーンメイトセンターでは、ここを拠点として、近くの県立高校や県立特別支援学校などを巡回し、樹木の剪定や除草作業、ワックスがけやトイレ、窓清掃など様々な業務を行っているとお聞きしております。
障害のある職員が学校側のニーズに応じて、新たな業務にチャレンジするんだと活躍の場を広げていくためには、安心して働ける意欲を持って働ける環境をつくることが重要であると考えております。
そこで伺います。
障害のある職員が安心して意欲を持って働けるよう、どのように取り組んでいるのか。
次に県庁舎内の自動販売機についてお聞きします。
多くの方々のリクエストがございましたので、3年ぶりに自動販売機について伺います。
ご存知ない方もいらっしゃるので改めて紹介しますと、私はですね前職が自動販売機に飲料を補充する仕事をしておりました。
街のあちこちで見かけると思いますトラックで現れて、ガラガラガラガラとあれです。
いわゆるベンダーという仕事でございまして大学を卒業して議員になるまでずっと勤めておりましたので、業界を代表して、とまで言うのはおこがましいわけでございますがしばしばこの質問をさせていただいております。
さて、自動販売機は便利なものでございます。
最近ではキャッシュレス化も進んでおります。また、災害時に停電しても、商品を提供してくれる災害対応自動販売機お子様や車椅子の方にも優しいユニバーサル自動販売機、売り上げの一部を特定団体に寄付として貢献できるチャリティー自動販売機などなどございます。
いつでも冷たい飲み物を提供してくれる。国民生活を支える設備自動販売機はもはやインフラといっても過言ではないとと思っております。
また、行政にとって、納付金収入としても大事な収益でございますので、大いに利用していただきたいと思っております。
しかしながら、以前もお話しましたが、飲料用の自動販売機だけでも全国に約225万台設置されていると以前はお話しました。
あれからまた少し減りまして、今全国約222万台と言われております。
近年夏などはですね、電力不足が騒がれている中、全国約222万台の飲料用自動販売機が24時間365日稼働していることが現状です。
冷蔵庫のようなものでございますので、常時CO2排出してるわけでございます。
この消費電力と環境面での影響は相当なものでございます。
何が言いたいかと申しますと、便利とはいえ、全国222万台は多すぎるのではないかと減らすべきではないかということでございます。
よって、問題視するのは全国数多ございます利用の少ない売れない自動販売機でございます。このたび県庁舎の各フロア、大まかな売り上げを拝見させていただきまして、不採算の自販機も多々ございます。
不採算自販機というの私が申しますのはですね、保守サービスする業者側の立場からして、顧客にお支払いする電気代でございますね。
これの電気代にも利益が満たないものが不採算と呼んでおります。
詳しく申しますと、自動販売機1台当たりの電気料金はですね、ひと月2500円から3000円程度であると今思われます。
その2500円から3000円の利益を出すのにですね、自動販売機1台につき1ヶ月300本は売り上げて欲しい、購入していただきたいというところが業者側の立場からの意見でございます。
ちなみに、県庁舎内で最も売り上げの低い自動販売機が月平均60本1日当たりにするとわずか3本しか買ってない計算になります。
ここまで利用が少ない自動販売機は飲料品の回転が悪く、機内に滞留している商品の賞味期限が切れています。
賞味期限が切迫したものは全て廃棄となります。
食品ロスにも繋がりますのでこのあらゆるロスを発生させるのが不採算自販機でございますので利用が少ないのであれば環境への負荷も考慮し、脱炭素化という観点からも撤去すべきだと考えております。
そこで伺います。
県庁舎内の飲料用自動販売機について、集約を検討してはどうか。
次に、飲酒運転の根絶について伺います。
八街市での痛ましい事故から4年が経とうとしております。
これまで本県における飲酒運転による交通事故については、県警によりますと、令和6年中人身事故件数が132件で、前年比プラス16件となっているなど、依然として深刻な問題です。
飲酒運転の根絶を実現するためには、県や県警、市町村関係団体だけでなく、県民の皆様も含め、まさに県民総ぐるみで取り組みを進めていく必要があると思います。
そのためには、飲酒運転の根絶に向け、県民の皆様の意識の醸成が重要であり、県から幅広く周知啓発を行っていく必要があると考えております。
そこで伺います。
県は、飲酒運転の根絶に向けて、県民に対しどのような広報啓発に取り組んでいくのか。
次に、柏市内の警察力の強化について伺います。
私は一昨年さらに昨年の6月議会の一般質問において、柏警察署の警察力の強化する取り組みに関する質問をさせていただき、警察署の新設や警察官の効果的な増員が困難な中で署員の負担が軽減され、いたずら電話や不要不急の電話が減少する効果がある音声応答装置を導入するとともに、先端技術を活用することで、警察力の強化を図っていただきたいとの要望をさせていただいたところでございます。
しかしながら、県内における令和6年中の電話de詐欺の発生状況に目を向けると、発災件数自体は減少しているものの、被害額は約42億円で、前年と比べ約12億円の増加となっている他、その犯行対応はSNS型投資ロマンス詐欺やインターネットバンキングによる振り込み、暗号資産による被害など、悪質巧妙化しているものとお聞きし、まさに県民生活の脅威となる極めて憂慮すべき事態と考えております。
私の地元の柏市内でも、令和6年中についても刑法犯認知件数は、県内で最多であるとお聞きした他、管内における電話de詐欺の発生は依然として多く、報道でもあったように、放火殺人事件や、強盗傷害事件など、市民生活を脅かす凶悪犯罪が連続して発生しており柏市だけでなく、県内全体の体感治安は悪化しておりいるのではないかと危惧しているところでございます。
こうした情勢を踏まえると、県民の皆様に安全安心を実感してもらうためには、引き続き柏警察署の警察力の強化を図る取り組みが必要と考えております。
そこで2点伺います。
柏警察署の警察力を強化する取り組みはどうか。
また、音声応答装置を導入した効果はどうか。
最後に、ホンモロコ養殖について伺います。
本県は手賀沼や印旛沼など湖沼の他、北には利根川西には江戸川県央には丘陵地域を水源とする多くの河川を有しております。
これからの河川湖沼ではこれらの河川湖沼では鮎、鮒、ウナギなどを対象とした特色ある漁業が営まれており、川魚料理は、伝統的な食文化の一つともなっております。
県では、内水面漁業の振興のため、ホンモロコという魚を以前から養殖業種として導入し、その普及を図ってきたと伺っております。
ホンモロコは関西を中心に人気があり、素焼きや甘露煮に使われるなど、美味しく単価も高い魚です。
去年12月に私の地元地元である柏市内で開催されたイベントにおいても、県の協力を得て、ホンモロコの試食会が開催され、提供された炭火焼などは、来場者からは好評だったと聞いております。
また、市内でホンモロコ養殖を始めたいといったお話も出ており、新たな特産品になればと期待しているところです。
そこで伺います。
ホンモロコ養殖の進行について県はどのように取り組んでいるのか。
以上をもちまして、1回目の質問とさせていただきます。
ご答弁のほどお願いいたします。
答弁(第1回目)
–議長
松崎貴大君の質問に対する当局の答弁を求めます。
知事 熊谷俊人君。
–熊谷俊人 知事
自民党の松﨑太洋議員のご質問にお答えをいたします。
まず、家畜伝染病発生時における東部家畜保健衛生所の役割についてのご質問にお答えをいたします。
家畜保健衛生所は家畜保健衛生所法に基づき、家畜衛生の向上のために設置をされ、平時には家畜の検査や衛生指導などを行い、鳥インフルエンザ豚熱などの家畜伝染病の発生時には、農場内で防疫作業の指揮を執ることとしています。
今年4月に県では畜産農家の分布状況の変化や施設の老朽化などに対応するため、匝瑳市に東部家畜保健衛生所を新設し、防疫企画課を新たに設けて、経験豊富な獣医師を専任で配置をすることで、家畜防疫の基幹的な役割を担うことといたしました。
さらに短時間で大量の検査を行えるよう、検査機器を増設するとともに、家畜伝染病発生時の初動に必要な資材を迅速に運搬できるよう、備蓄倉庫を併設するなどの体制強化も図ったところであり今後は新たな東部家畜保健衛生所が中心となって、家畜伝染病対応に万全を期してまいります。
次に飲酒運転の根絶に向けた広報啓発についてのご質問にお答えいたします。
飲酒運転の根絶に向けては、県民1人1人が飲酒運転は絶対にしないさせない許さないという強い意識を持つことが大変重要です。
そのため県では幅広い層の県民に対し、インターネットやラジオなどの各種広報媒体を活用して動画やCMなどにより啓発を行うとともに、飲酒運転による人身事故件数が多い世代である40代から50代をターゲットとして、ZOZOマリンスタジアム等のスポーツ観戦施設の大型ビジョンで、啓発動画の上映を引き続き行うこととしています。
また、免許更新時講習や取消処分者講習においてチラシ配布も行うなど今後も多様な関係機関と連携をしながら、対象者に応じて内容や広報手段を工夫し、効果的な啓発活動に取り組んでまいります。
私からは以上でございます。
他質問につきましては、担当部局長からお答えをいたします。
–議長
総合企画部長 三神彰君。
–三神彰 総合企画部長
つくばエクスプレスの今後の取り組みに関するご質問ですが、つくばエクスプレスでは、開業から約20年が経過し、車両や鉄道施設の老朽化が進んでいる他、沿線人口の増加による混雑への対応などが急務となっていることから、設備更新などを計画的に進めていく必要がございます。
このため、つくばエクスプレスを運営する首都圏新都市鉄道株式会社においては、開業時に導入した車両や変電所信号設備の更新、混雑緩和のための8両編成化に伴うホーム延伸や車両基地の拡張改札でのクレジットカード等によるタッチ決済システムの導入などを計画的に実施していくこととしております。
県といたしましてはこれらの取り組みを注視しながら、会社に対し安全性の確保や利用者の利便性の向上を図っていくよう、引き続き働きかけてまいります。
以上でございます。
–議長
県土整備部長 四童子隆君。
–四童子隆 県土整備部長
私からは、都市軸道路についてのご質問にお答えします。
都市軸道路は、埼玉県千葉県茨城県を結び、地域間の交流連携の強化や経済の活性化などの効果が期待される道路です。
このうち利根川架橋については、今年度新規事業として国に採択されたところであり、茨城県とともに、測量や地質調査等の現地調査や関係者調整を重点的に行っていくこととしています。
また、国道16号との立体交差部については、アンダーパス部と側道部の工事を進め、まずは令和8年度を目途に側道部を利用して県道我孫子関宿線に接続できるよう取り組んでまいります。
引き続き都市軸道路の早期の全線開通に向けて取り組んでまいります。
以上でございます。
–議長
都市整備局長 横土俊之君。
–横土俊之 都市整備局長
私からは、まず千葉県内におけるパークPFIの活用状況についてのご質問にお答えします。
本制度は、民間資金を活用することで、公園整備や管理に関わる財政負担が軽減され、また民間企業が持つノウハウやアイディアにより、公園の必要な利便性の向上に繋がる制度であり、県内でも活用が進んでいます。
令和6年度末までに県立柏の葉公園の他、千葉市の千葉公園や木更津市の鳥居崎海浜公園など、県内四つの公園において、本制度を活用し、飲食施設などの公園施設を設置しました。
また、県立公園の富津公園や蓮沼海浜公園の他、佐倉市の佐倉ふるさと広場など、複数の公園で本制度の導入を検討しているところです。
今後も本制度の活用が進むよう、地元市町村と連携しながら取り組んでまいります。
次に、パークPFIを活用した施設の利用状況と今後の取り組みについてのご質問ですが、県立柏の葉公園では、昨年の8月末に愛犬と一緒に過ごせるカフェと屋根付きデッキのあるバーベキュー場がオープンし、カフェ昨年度の来客数が約7万人となり、想定を上回る賑わいを見せています。
また、バーベキュー場は4月から10月が営業期間となっており、今年度は4月5月の2ヶ月間で3500人を超える多くの方にご利用いただいているところです。
今後は公園全体の更なる活性化に向け、健康スポーツゾーンへのパークPFIを活用した新たな施設の導入について検討を進めてまいります。
以上でございます。
–議長
健康福祉部長 岡田慎太郎君。
–岡田慎太郎 健康福祉部長
生涯の大学校の魅力を高める取り組みについてのご質問ですが、超高齢社会を迎える中、生涯大学校がより多くの高齢者にとって魅力ある学びの場となり、高齢者の持つ意欲や能力を地域社会の活躍について活躍に繋げていくことが重要です。
生涯大学校では、高齢者からの要望が多い健康作りやICTの利活用などの科目を充実させるとともに、実習や校外学習の機会を増やし、地域活動の実践となる経験を積みながら、学生間の交流が深まるよう工夫するなど、高齢者の学ぶ意欲に応え、地域での活躍に資するカリキュラムとしています。
今後も生涯大学校が時代の変化や高齢者の価値観の多様化に対応した学習内容の充実などに取り組むことで、高齢者の地域活動への参加意欲の醸成を図ってまいります。
次に、ふるさと作りコースについてのご質問ですが、令和6年度に京葉学園と、東葛飾学園に新設した芝ふるさと作りコースでは、地域の歴史や文化、観光、自然環境の保全など、県民に身近で関心が高いテーマの学びを提供し、地域文化の伝承、観光、里山保全などのボランティア活動を通じて地域の活性化に資する人材の育成を図っています。
同コースは座学の他、ボランティア体験や地域の見学など、実践の機会を多く設けることで、魅力ある学びの場を提供しており、応募者は定員を超え、令和7年5月現在、2年生134人1年生160人が学んでいます。
今後は学生が卒業後に構成の学びを生かして地域で活躍できるよう、各学園に配置したコーディネーターによる地域活動のマッチングなどにより支援してまいります。
以上でございます。
–議長
教育長 杉野可愛君。
–杉野可愛 教育長
クリーンメイトセンターの現状に関するご質問ですが、クリーンメイトセンターは、障害のある職員の雇用拡大を目的として、令和2年度に2ヶ所を開設して以降順次拡大しており、地域内の県立学校等の清掃業務や、環境整備業務等を行っています。
今年度は新たに県立千葉商業高等学校内に開設したものを含め22ヶ所となっており、また令和7年6月1日現在159名の職員のうち、障害のある職員は115名となっています。
障害のある職員に対する支援等に関するご質問ですが、各センターには特別支援教育の経験のあるセンター長を配置している他、10名の相談員が定期的に巡回し、1人1人の特性に応じた細やかな対応を行い、障害のある職員の定着支援に努めています。
また処遇については、今年度から技能労務職の報酬月額に準拠し、経験年数に応じた報酬額を決定する形に見直しを行い、改善を図ったところです。今後も、障害のある方の積極的な採用に努めるとともに、個々の能力や適性を十分に発揮できるよう、支援体制の充実に取り組んでまいります。
以上でございます。
–議長
総務部長 前田敏也君。
–前田敏也 総務部長
現庁舎内の飲料用自動販売機についてのご質問でございますが、県では、来庁者の利便性や職員の福利厚生、自主財源の確保を図ることを目的として、本庁舎中庁舎南庁舎議会等などに飲料用自動販売機を公募により設置しているところです。
現在の事業者とは、本年4月に契約を締結したところであり、公募にあたっての募集要項では、公募要件を変更しない前提で最長5年間の使用許可ができることとしております。
飲料自動販売機の設置のあり方については、利用状況を踏まえながら、引き続き検討してまいります。
以上でございます。
–議長
警察本部長 青山彩子君。
–青山彩子 警察本部長
私からは柏警察署の機能強化についてお答えいたします。
まず柏警察署の警察力を強化する取り組みに関するご質問ですが、柏警察署については、管内の刑法犯認知件数、交通事故発生件数110番受理件数が県内最多であり、これまでも治安情勢等を踏まえた警察官の配置の見直し移動交番車の機動的、能率的な運用、県本部執行隊による応援などの複合的な取り組みにより、警察力の強化を図ってきたところです。
また、令和7年1月から、限られた体制の中で、県民の利便性の向上と職員の業務負担の軽減を図るため、音声応答装置を導入しました。
さらに、令和7年4月からは、特殊詐欺等に係る捜査員の業務負担の軽減を図り、被疑者検挙に向けた捜査活動を支援するため、会計年度任用職員である特殊詐欺等対策支援員を配置したところです。
引き続き、県下の治安情勢等を踏まえながら、警察官の現場活動を強化するための取り組みを推進してまいります。
次に、音声応答装置を導入した効果に関するご質問ですが、音声応答装置を導入したことにより、緊急の対応を要しない加入電話が減少した他、電話交換を介さず各課への接続が可能となったことから、職員の負担が軽減されるとともに、県民の方々の利便性は向上しているものと認識しています。
–青山彩子 警察本部長
以上でございます。
–議長
農林水産部長 高橋輝子君。
–高橋輝子 農林水産部長
ホンモロコ養殖の進行についてのご質問ですが、ホンモロコは琵琶湖原産の淡水魚で簡易な施設で飼育ができ、食味が良いことから、本県においても、君津市などにおいて養殖されているところです。
県ではこれまで養殖業種として普及させるため、内水面水産研究所において、養殖業者への卵の提供や、養殖マニュアルの作成技術指導を通じて生産拡大を図ってきた他、より大きく成長する魚を選抜して育てているところです。
今後はこの魚の卵も提供するとともに、各種イベントを通じて知名度向上や需要拡大に取り組むことで、ホンモロコ養殖の更なる普及拡大を図ってまいります。
以上でございます。
質問・要望(第2回目)松崎太洋 議員
–議長
松崎太洋君。
–松崎太洋 議員
知事並びに執行部の皆様、ご答弁ありがとうございました。
2回目の質問と要望とさせていただきます。
まずつくばエクスプレスでは、今後の取り組みの中で、8両編成化に対応するためのホーム延伸や、車両基地の拡張を行っていくとのことでございました。
今回の運賃改定について利用者に納得感が得られるようにするためにも、混雑緩和に繋がる8両編成化を早期に実現していただくよう要望いたします。
次に都市軸道路でございますけども、都市軸道路の早期全線開通に向けて利根川とか京谷国道16号との立体交差部についてしっかりと整備を進めていただくよう要望いたします。
公園の魅力向上については、県立柏の葉公園のパークPFI導入施設が好調との話は嬉しい状況でございます。
カフェの方が実質9ヶ月で7万人バーベキュー場はゴールデンウィーク3日間で1200名以上の方がバーベキュー場を利用したと広く周知されてきたことを嬉しく思います。
引き続き新しいエリアへの施設導入を進めていただくとともに、他の県立公園での活用も検討していただければと思います。
県立公園の積極的なパークPFI活用が県内の多くの公園の刺激となり、県内全域の公園の魅力向上に繋がることを期待しております。
クリンメイトセンターについてでございますけれども、私も身近な人がお世話になっておりますのでクリンメイトセンターできてよかったなと思っている1人でございます。
今後も本事業を継続発展させるとともに、障害のある職員の定着を図るためにも、支援する職員を拡充するなどサポート体制の充実を図ってほしいところでございます。
何卒よろしくお願いします。
次に県庁舎の自動販売機についてはですね、次の入札の際にですね、ずいぶん先になりますけども、利用頻度の少ない自動販売機今後を集約していただきたいと要望します。
おそらくここ10年で庁舎内の自動販売機売上ガクッと落ちていると思います。
そもそもこんなに自動販売機があるのはですね、おそらく昔喫煙所があちこちにあったからだと思います。
喫煙所付近に設置されている自動販売機、すごく売れるんです。
しかしその後、喫煙所が撤廃されたことによりまして自動販売機だけが残っただと推測されます。
人の流れがなくなり、自動販売機の売り上げが下がったわけでございます。
さらには庁舎の地下にですねコンビニエンスストアができたことにより、自動販売機を利用する人はさらに減ってしまったことは明確でございます。
1台1台の売上を見ていただきまして、月当たり100本未満しか売れない時代、自販機から集約していくなど一定のボーダーラインを引いて検討していってはどうでしょうか。
今日のところは保守管理を行う側の立場からしてもですね、ない方がありがたい自動販売機の中には、想像以上に多いわけでことだけ知っていただければ幸いでございます。
飲酒運転の根絶について次行きますね。
はい、再質問させていただきます。
答弁では、インターネットやスポーツ観戦施設で飲酒運転根絶に関する啓発動画を掲出しているとのことでございました。
私も啓発動画を何度も見させていただきましたけれども、強いメッセージ性を感じる動画となっていることを感じました。
一方、動画を作成したのが令和3年度とお聞きしているところで、同じ動画を流して付けることにより見る側の興味関心が薄まることが懸念されます。
そこで伺います。
飲酒運転、根絶動画の内容について更新する予定はあるのでしょうか。
柏警察について要望いたします。
先ほどの答弁において令和7年1月に、音声応答装置の導入を始め、令和7年4月に会計年度任用職員である特殊詐欺等対策支援員を配置するなど、柏警察署の警察職員の負担の軽減や、機能強化に向けて取り組んでいただいていることがわかりました。
これらの取り組みについては今後詳細な検証が行われるものとは思われますが、引き続き柏警察署の限られた警察官がベストコンディションで業務に臨み、本当に必要な警察活動に尽力していただくことで、警察力の強化を図っていただくことを要望させていただきます。
最後にですね、ホンモロッコでございます。
より大きく成長するホンモロコが普及すれば、付加価値も高まりまして、養殖業者への更なる支援に繋がることが期待されます。
新規養殖業者へのチャレンジも容易であるようですので、更なる取り組みの拡大に向けて普及に努めていただくよう要望いたします。
以上、2回目とさせていただきます。
答弁(第2回目)
–議長
環境生活部長 井上容子君。
–井上容子 環境生活部長
飲酒運転根絶動画の更新に関するご質問ですが、県警の調査では、直近の令和6年中の飲酒運転による人身事故件数を見ると、20歳代が一番多くなっており、今後は運転や飲酒の機会が増え始める若年層に対する啓発も重要であると考えています。
そのため今年度は県内の大学生と協働して、新たに啓発動画を制作し、若年層を中心に多くの方に見ていただけるよう、SNS等で発信することを検討しています。
以上でございます。
–議長
松﨑太洋君。
要望(第3回目)松崎太洋 議員
–松崎太洋 議員
ご答弁ありがとうございました。
最後の要望になります。
飲酒運転根絶については毎回質問させていただいておりますこの動画なんですけども、SNS等で発信することは効果的であると考えます。
今後は大学生たちのような若い人たちの意見も導入されるということで、若年層にも広く啓発していただくようきっちりお願いいたします。
ちょっと早いですが、これにて私の質問を終わります。
ご清聴誠にありがとうございました。