本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
以下、3編あります。目的に応じて、ご活用ください。
1 こども向け要約編
2 一般向け要約編
3 議会での質問・答弁の全文書き起こし編
教育や子育てなど、小学生にも関わる内容が、議会では話し合われています。ぜひ、小学生の皆さんにもご興味をお持ちいただければ嬉しいです。
本日(2023/06/23)午後にまず、自民党の三沢智議員からの一般質問がありました。
1 子ども向け要約編
- マリンレジャーについて
問い: 海で遊ぶことについて、どうやってもっと楽しめるようにするか、そして漁師さんたちとどうやって上手にやりとりするかについて教えてほしい。
答え: 海で遊ぶことをもっと楽しくするために、いろんな活動を増やしていきます。それと一緒に、漁師さんたちとも上手くやりとりをして、みんなが楽しく過ごせるように考えています。これは、海辺の観光地をもっと元気にするための大切なことだからです。 - 海岸清掃について
問い: 海岸のごみをどうやってきれいにするか、特に漁港のごみはどうやってきれいにするか教えてほしい。
答え: 海岸のごみをきれいにするためには、みんなで一緒に取り組むことが大切です。また、漁港のごみも県の力を借りてきれいにしようと考えています。きれいな海岸を保つためには、みんなが手をつないで取り組むことが大切だと思っています。 - 富津館山道路4車線化について
問い: 富津館山道路を4つの車線にする計画はどう進んでいるか、早く完成するために何をしているか教えてほしい。
答え: 富津館山道路を4つの車線にする計画は、みんなの生活を便利にするために大切な計画だと考えています。早く完成するためには、いろんな手続きをしっかりと進めていきます。そして、国に対しては、早く工事を始めてほしいとお願いしています。 - 東京湾アクアラインについて
問い: 東京湾アクアラインが無料になったあと、車がたくさん通るようになったらどうするか、そして地元の仕事にどう影響するかについて教えてほしい。
答え: 東京湾アクアラインが無料になったら、たくさんの車が通ることを考えて、対策を考えています。そして、地元の仕事に影響が出ないように、地元の仕事をもっと元気にしたり、道をきれいにしたりすることを考えています。 - 農林水産業について
問い: 野菜や魚などのつくり方や育て方について、学びたい人がどうやって学べるようになるか教えてほしい。
答え: 野菜や魚のつくり方や育て方を学びたい人が学べるように、色々な活動をする予定です。例えば、農家さんや漁師さんが先生になって、自分の経験を教えるという活動があります。これによって、農業や漁業が楽しくて、新しい仕事として興味を持つ人が増えることを期待しています。 - 地域の人手不足について
問い: 人が足りない地域でどうやって人を増やすことができるか、また、お仕事を探している人がどうやって新しい仕事を見つけることができるか教えてほしい。
答え: 人が足りない地域に人を増やすためには、その地域が魅力的であることが大切です。例えば、地域の風景や文化を見せること、良い仕事の情報を伝えることなどを考えています。また、お仕事を探している人が新しい仕事を見つけるためには、仕事の情報をたくさん出すことが大切だと思っています。 - 保育所等における使用済みおむつの処分について
問い: 保育所で使ったおむつをどうやってきれいにするか教えてほしい。
答え: 保育所で使ったおむつをきれいにするためには、新しい技術を使います。新しい技術を使って、おむつをきれいにする機械を作ることを考えています。これによって、おむつのゴミを減らすことができます。 - 不妊治療の相談について
問い: 子どもがほしいけどできないと悩んでいる人が、どうやって助けを求めることができるか教えてほしい。
答え: 子どもがほしいけどできないと悩んでいる人には、相談できる場所を作ることを考えています。そこでは、専門家が相談にのります。また、医療の助けも必要な場合は、その支払いを助ける制度も考えています。 - その他
問い: 出産後の支援や地域の活性化について教えてほしい。
答え: 出産後の支援については、必要な支援が受けられるように考えています。それには、各地域の状況を考える必要があります。また、地域を元気にするために、道路の工事を進めることや、特別な行事を行うことを考えています。
2 一般向けの要約編
- マリンレジャーについて
質問: 海辺の活動やマリンレジャーについての取り組みや規制を問う。また、具体的には、県のマリンレジャー活動の振興について、地域の漁業者との調整を含む具体的な施策を求めている。
答弁: 釣りや海水浴などのマリンレジャー活動の振興を進めるとともに、地域の漁業者とのバランスを取りつつ規制を検討しています。これらの活動が地域の観光振興につながることから、市や県と連携して取り組んでいます。 - 海岸清掃について
質問: 海岸清掃についての具体的な取り組みを問う。特に、海岸や漁港の清掃を効率的に行うための具体的なアクションを求めている。
答弁: 海岸の清掃活動については、市民の参加を募るなど地域全体で取り組んでいます。また、県に対しては、漁港の清掃やゴミの回収についての支援を要望しています。効率的な清掃のためには、市民や漁業者との協力が重要であると認識しています。 - 富津館山道路4車線化について
質問: 富津館山道路の4車線化についての進行状況とその早期実現への具体的な取り組みを問う。また、そのための環境アセスメント手続きの進捗状況を確認している。
答弁: 富津館山道路の4車線化については、地域の利便性向上に欠かせないと考えており、早期の完成を求めています。都市計画等環境アセスメントの手続きについても着実に進めており、国に対しては、早期に工事に着手していただくよう要望しています。 - 東京湾アクアラインについて
質問: 東京湾アクアラインの有料化終了後の交通量増に対する対策とその取り組みを問う。また、その影響で発生するであろう地元産業への影響についての懸念を示している。
答弁: 東京湾アクアラインの有料化終了後、交通量が増えることを想定し、それに対する対策を考えています。また、地元産業への影響を懸念しており、対策としては地元産業の振興や道路網の整備などを推進しています。 - 農林水産業について
質問: 館山市の農林水産業の振興についての方針と具体的な施策を問う。特に青果物、果樹、花き等の販売と、そのためのネットワーク構築についての取り組みを求めている。
答弁: 議会では農林水産業の振興を重視しており、直売所の設置や出荷量の増加などの取り組みを進めています。また、県に対しても、生産者が自己の商品を販売できる場所を作るなどの支援を強く要望しています。 - 地域の人手不足について
質問: 館山市における各業界、特に農林水産業と介護分野の人手不足についての解決策を問う。また、県の協力を求めている。
答弁: 人手不足問題は各業界で共通しており、農林水産業や介護業界も例外ではありません。特に、介護の現場では厳しい労働環境が問題となっています。解決策としては、県と連携し、働きやすい環境を整えることや、若者や女性の活用を図ることが重要だと考えています。 - 保育所等における使用済みおむつの処分について
質問: 保育所等で大量に発生する使用済みおむつの処分について、回収とリサイクルに関する県の具体的な取り組みや方針を問う。特に、リサイクル実現のための具体的な取り組みを求めている。
答弁: 使用済みおむつのリサイクルについては、具体的な手段として発酵装置の導入を推進しています。これにより、おむつから資源を再生し、土壌改良材や燃料として利用することが可能となります。また、県に対しては、地方創生交付金の活用を提案しています。 - 不妊治療の相談について
質問: 不妊治療の相談について、都市部に比べて地方ではなかなか受けられない現状があることを指摘し、県の協力を求めている。
答弁: 都市部に比べて地方での不妊治療へのアクセスが困難であることを認識しています。その解決策として、医療機関や地域の連携強化を図るとともに、県に対しては相談窓口やホットラインの設置を要望しています。 - その他
質問: 富津館山道路の乳腺科の早期完成を強く要望し、出産後の支援について地域の実情に応じた対応を求める。また、千葉県誕生150周年の記念行事に選ばれたことに感謝し、パレードの活性化に期待を示している。
答弁: 富津館山道路の早期完成については、地域の利便性向上や活性化に寄与するものとして強く要望しています。また、出産後の支援については、地域の実情に合わせた対応を各市町村に求めています。さらに、千葉県誕生150周年の記念行事に選ばれたことに感謝の意を表し、これが地域活性化に繋がることを期待しています。
3 議会質問・答弁の書き起こし全文
【午後】一般質問 三沢智議員(自民党)
休憩前に引き続き会議を開きます。引き続き質疑並びに一般質問を行います。通告順により、三沢智くん。
皆さん、こんにちは。自由民主党館山市選出の三沢智です。4月の統一選挙の後の初めての議会で、登壇の機会を与えていただきました。先輩、同僚議員の皆様に感謝申し上げます。本日は、自民党館山支部より幹事長の本橋さん、市議会より、
太田議長、石井貴之前議長、鈴木瞳議員、本沢恵理子議員。この2人の女性は、5人の子供を今、育て中です。
そして、東委員は新人ながら、トップ当選を果たした議員の皆様に応援に来ていただいております。それでは、通告に従い、質問させていただきます。初めに、初めにマリンレジャーについて質問します。マリンスポーツおよび各種競技が広く国民に好まれ、健全で安全なものとして普及するため、自民党ではサーフィン議員連盟を設立したところです。
千葉県においては、外房ではサーフィンが盛んで、2021年に開催された東京オリンピックにおいて、一宮の釣ヶ崎海岸において、サーフィン競技が実施されたことは記憶に新しいところです。内房地区においても、ヨットなどの船を使ったマリンレジャーが盛んで、鏡ヶ浦といわゆる館山湾は絶好のスポットです。そこに位置する館山港においては、ぜひマリンレジャーを安全に楽しめるように取り組んで取り組んでいただきたいと考えます。
昨年度の12月議会を初め、度々館山港の多目的桟橋について質問と機能強化の要望をしてきたところです。多目的桟橋は、平成22年の供用開始以来、にっぽん丸等の旅客船や伊豆大島との観光船などに利用されており、観光面で南房総地域の活性化に寄与しているところです。
多目的桟橋の更なる多様性の強化により、マリンレジャー普及への貢献も期待していますが、更なる拠点として、マリーナの開設が望まれます。館山港にマリーナが開設されれば、それはマリンレジャーの象徴になると考えます。
県が設置することが、望ましいですが、様々な理由により、簡単な話ではないことと察します。そこで、民間資本の活用を提案します。マリーナの開設に積極的な民間資本をうまく利用できないかと考えています。官民の垣根を越えて、館山港のマリンレジャーの振興に資することができればいいと思っています。そこで質問します。マリンレジャーによる館山港の振興策をどう考えているのか。
また安全なマリンレジャーを楽しむためには、不法係留船が支障になるのではないかと気になるところであり、館山港においても様々な場所で、不法係留船が散見されます。そこで質問します。館山港の不法係留船対策はどのように行っているのか。
次に、海岸清掃について質問します。館山市の海岸は、夏は海水浴で海水浴客で賑わい、夏以外の時期も穏やかな海とその向こうに見える富士山の景色が素晴らしく、最近は夕日と富士山頂が重なる重なるダイヤモンド富士の撮影場所としても人気があります。
また、今年の11月には、県誕生150周年150周年を記念したパレードが、海岸沿いの鏡ヶ浦通りで行われるなど、館山市の海岸は非常に重要な観光資源であります。このように重要な海岸ではありますが、海岸には山や海からの流木やゴミが数多く漂着しており、そのような海岸漂着物については、昨年の12月議会でも取り上げ、その対策の重要性について指摘したところであります。
海岸の美しい環境を維持するためには、日ごろの清掃が必要であり、清掃については、個人や団体企業など、様々な方々のボランティアによる海岸清掃が頻繁に行われており、そのような活動のおかげで、館山市の海岸の景観が維持されていることを本当にありがたく思います。このようなボランティア活動に対し、以前は県の申請受付窓口が土木事務所や、漁港事務所など、管理者ごとにわかれていたため、手続きが煩雑になっていましたが、受付窓口を窓口を一つに集約する対応を行っていただいたことから、申請手続きがスムーズになったと喜ばれております。
県民も行政も協力して地域のために取り組んでいることが、非常に心強く感じられました。しかしながら、ボランティア活動では、集められた海岸漂着物の処分場への搬入や、重機でなければ撤去できない大型の漂着物もあるなど、ボランティアの活動にも限界があり、海岸管理者である県による清掃活動も必要であると考えます。そこで質問します。
館山市内における県の海岸戦争の実施状況はどうか。次に、富津館山道路4車線化について質問します。館山自動車道は、令和2年3月までに全線4車線化されましたが、接続する富津館山道路はいまだ全線が対面通行の暫定2車線であることから、観光シーズンや休日等において渋滞が発生しているとともに、工事や事故等による通行止め等も数多く生じていることから、観光振興や防災力の向上のためにも、早期の4車線化が強く望まれています。
県においては、富津館山道路の4車線化に向けて、都市計画と環境アセスメントの手続きが進められているとのことであり、令和4年2月議会の私の一般質問でも、手続きの状況と今後の取り組みについて聞いたところ、県からは、都市計画の構想段階評価書と、環境アセスメントの計画段階環境配慮書の手続きが完了し、今後、沿線市町と連携し、着実に都市計画と環境アセスメントの手続きを進めていく旨の答弁がありました。
その後、環境アセスメントの実施項目等を示した方法書の手続きが、令和4年6月に完了するなど、着実に手続きが進められてきているものと認識しています。4車線化に向けては、館山市を初め、安房地域においても大変期待しているところであり、引き続き手続きを遅滞なく進めていただきたいと考えていますそこで質問します富津館山道路の4車線化に向けて、都市計画と環境アセスメントの手続きの状況はどうか。
次に、東京湾アクアラインについて質問します。東京湾アクアラインは、圏央道や館山自動車道富津館山道路と一体となって、南房総地域と首都圏の交流連携を強化するとともに、地域の活性化や観光振興に資する極めて重要な道路です。アクアラインでは、平成21年8月から料金引き下げ社会実験が開始され、平成26年4月からはアクアライン割引として、現在もETC普通車800円などとする割引が継続されています。その結果は、本県のみならず、首都圏全体に大きな経済効果をもたらしています。しかしながら、アクアライン割引の継続に伴い、アクアラインを利用して千葉県に訪れる方は大きく増加している一方で、休日に川崎方面に向かう上り線では激しい渋滞が発生するなど、課題があることも事実です。
昨日の我が党の代表質問において、東京湾アクアラインの渋滞対策の取り組み状況について、県からは、アクアラインの更なる渋滞対策として、通行料金を時間帯によって変動されるさせる社会実験を4月20日から開始する旨の答弁があったところです。
館山市を初め、安房地域の地域振興に資するアクアラインの候補をさらに高めるには、アクアラインの更なる渋滞対策が必要と考えています。そこで質問します。東京湾アクアラインにおける社会実験の内容はどうか。
次に、農林水産業について質問します。令和3年以降、酪農経営に必要となる資材の多くが値上がりしており、飼料については高止まりの状況にあります。これについては、県も5月補正予算で支援策を講じていただいたところであり、今後は一刻も早い生産者への支払いをお願いしたいと思います。また、長引く飼料価格の高騰の影響に加え、現在、生乳の生産量が消費量を上回っている状況にあり、国が減産に舵を切ったことから、今は頭数を増やして更なる収入を得るということも難しいことや、生乳の価格交渉では十分な値上げに繋がらなかったことなど、酪農家の心配は尽きない状況であると思います。
さらに、飼料価格の高騰が続く中、肉用牛の肥育農家では子牛の購買意欲が低下していることから、これまで酪農家の重要な収入源であった子牛の販売価格が低迷しており、生乳の販売による収入の増加が難しい中、副収入の減少は、生産コストの増加と相まって、酪農家の所得を直撃し、廃業も増えていると聞いています。
我が党の代表質問では、乳牛の改良や相撲スマート技術の導入を県下で推進していくとの答弁がありました。私の地元の安房地域は、県内の酪農家戸数の4分の1近くを占めており、傾斜地が多く、大規模な酪農経営に適した場所が少ないにも関わらず、安房地域ならではの経営を続けて頑張ってこられた方が多くいらっしゃいます。
この厳しい時期を乗り越え、酪農の発祥地である千葉県の酪農を守るためにも、地域に合った支援策により、酪農経営の安定を目指す必要があるのではないでしょうか?そこで質問します。安房地域の酪農振興にどのように取り組んでいくのか。
次に、県産農林水産物の販売促進についてです。県産農林水産物の販売促進についてです。安房地域は、温暖な気候を生かして栽培される牡蠣や皇室献上日や対象地域特産のアワビや伊勢エビなど、特色のある農水産物が豊富で、イチゴ狩り観光定置網漁など体験型農水産業が盛んな地域でもあります。
令和元年の台風15号の被害のあった際には、復興に向けて高速道路のサービスエリアやJRの駅などで特産品の販売などが行われていたと思いますが、今般、新型コロナウイルスが5類移行し、人の流れが戻ってきつつあるこの機会に、改めて関係団体などと連携しながら、地域の特色ある県産農林水産物をPRし、販売強化に取り組んでいく必要があると考えます。
そこで質問します。県産農林水産物の販売促進についてどのように取り組んでいくのか。
次に、地域の人手不足について質問します。3年にわたる新型コロナウイルス感染症の影響から、社会経済活動の正常化に向けた動きが本格しており、県内の各地域では、以前のような賑わいが戻ってきたように感じられます。また、今後、消費活動が活発になるのではと考えており、地域経済の回復への期待がますます高まってきています。
その一方で、私の周辺の事業者からは、コロナ前のように人手が足りないという話を耳にするようになってきました。地元館山市では、住み続けたいまち移り住みたいまちを目指して、南房総地域全体で協力しながら経済の活性化に取り組んでいますが、従業員を募集しても応募がない。
採用活動にコストがかけられない、採用してもなかなか定着しないといった声が聞こえています。このような中、人材を確保するためには、元気な高齢者や子育て、子育て、子育てで離職した女性など、仕事から離れていた方に再就職してもらうことや、インターネットを積極的に活用して、その地域の魅力や仕事のやりがいを多くの人に知っていただき、他の地域から働くために移譲し、移住してもらうようなことなどが必要ではないかと考えます。そこで質問します。地域の人手不足に対する県の取り組みはどうか。
次に、保育所等における使用済みのおむつの処分について質問します。現在、国においては、異次元の少子化対策と大きなスローガンを掲げ、まさに1丁目一番地の政策として子育て世帯への支援に国を挙げて取り組んでいます。
県においても、小中学生や高校一年生への1万円の減独自の給付金を支給するなど、様々な形で子育て世代を支援しており、私自身も大きな期待を寄せているところです。一方、子育て世代からは、世帯からは、こうした大きな施策は大変ありがたいと質問。
もっと身近なところで困っているという話も聞きます。具体的に私の地元館山市の乳幼児を育てる若い親御さんの話では、通っている行為、公立保育園で使用済みとなったおむつを、子供の迎えに来た保護者に持たせて帰らせているそうです。
一方で、市内の私立保育園では、保育所で処分してくれるそうです。使用済みのおむつを持ち帰ると、処分も大変だし、衛生的にも、お迎えの帰りに買い物もできず困っているようです。
おむつを持ち帰らせる保育園では、保管する場所もないし、処分にもお金がかかるといった事情もあるようですが、仕事が終わって子供を迎えに行って、使用済みのおむつを持たせられるというのは何とも、保護者の負担が大きいなと私自身も、私自身は感じたところです。
また、子供ごとに間違えずに持って帰ってもらえるよう仕分けする保育士さんにとっても負担が大きいという話も聞きます。子育て世帯への支援については、こうした身近な課題を一つ一つ解決していくこともとても大事だと考えます。
そこで質問します。保育所等における使用済みおむつの処分について、保護者に持ち帰りをさせず、当該施設で行うべきと考えるがどうか。次に、不妊治療について質問します。不妊治療については、子供を持ちたいという方々が安心して治療を受けられるよう、令和4年4月から人工授精や体外受精などの治療が保険適用になったと、昨年の6月議会で工事議員への答弁がありました。
保険適用によって、窓口では全額の支払いから3割の負担になり、高額療養費制度の対象にもなったことから、経済的な負担が軽減されたことはよかったと思います。保険適用から1年が経過し、多くの方が保険適用で治療を受けている一方、保険適用は有効性が確認された基本的な治療が対象となっていることから、思い通りの治療を受けられず、治療方法や治療の継続について悩む方もいると聞きました。
さらに、治療自体への迷い、ためらい、疑問や不満、治療と仕事のとの両立、そしてパートナーや周囲との人間関係など、夫人に関する悩みや内容も様々で多岐にわたります。安心安全な相談先を求めている方は、県内どこにでも数多くいると思います。そこで質問します。県は、不妊治療についての相談をどのように行って
いるのか。大丈夫です。はい。
以上で1回目の質問とします。知事を初め、執行部の皆様には、明快で前向きなご答弁をよろしくお願いします。
三沢智くんの質問に対する当局の答弁を求めます知事、熊谷俊人くん。自民党の三沢智議員のご質問にお答えをいたします。まず農林水産業についてお答えをいたします。県産農林水産物の販売促進についてのご質問ですが、県内各地域の多様な農林水産物の販売を促進するためには、積極的にその魅力を発信し、認知度を向上させるとともに多様な販路を確保することが重要であると考えています。
そこで県ではその時々の旬な農林水産物を関係団体等と連携をして、県内外の量販店で販売をする千葉県フェアを実施するとともに、県内各地の直売所でのキャンペーンやイベント会場でのカキの展示など様々な販売促進活動を実施しているところです。
今年度はさらに粒すけやサツマイモ、日本梨、関サバなど、千葉県の顔となる品目を核として、イベントの開催やメディアを活用した品目ごとの集中的なプロモーションを展開するなど、県産農林水産物がより多くの皆様に選ばれるよう取り組んでまいります。
次に地域の人手不足に対する県の取り組みについてお答えをいたします地域の人手不足の要因は、少子高齢化や働きでの流出、雇用のミスマッチなど様々であり、新たな働き手の開拓や働きやすい職場作りなどの対策をきめ細やかに実施をしていく必要があります。
このため県では、現在職に就いていない女性や高齢者に対し、再就職セミナーや出張による個別相談、企業との交流会などを通じて、1人1人の希望に応じた就労支援を行っている他、人材の定着に向けた間、職場環境の改善のため企業への専門家派遣等を実施しております。
またUIJターンによる就労を促進するための専用ホームページ千葉県地域しごとNAVIを運営しており地域企業の求人情報の掲載にあたり、専任のコーディネーターが求職者の心に響くような情報発信について助言するなどの支援も行っております。
今後ともこうした取り組みの充実を図り、求職者と企業双方に寄り添った支援をしっかりと進めてまいります。私からは以上でございます他の質問につきましては、担当部局長からお答えをいたします。健康福祉部長高梨光恵くん。
私からはまず、保育所等における使用済みおむつの処分についてお答えいたします。国では、使用済みおむつの持ち帰りがなくなることは、保護者だけでなく、保育士にとっても、子供ごとに振り分ける等の負担軽減に繋がることから、保育所等で処分を行うことを推奨しています。
このため、地域の実情に応じて、公立保育所等における公費による処分の実施や、私立保育所等に対する使用済みおむつの保管用ゴミ箱の購入等の費用の補助など、市町村の取り組みが進んでいるところです。県としては、保育の実施主体である市町村に対し、補助制度の活用や取り組み事例等を周知してまいります。
次に、不妊治療の相談に関するご質問ですが、不妊に悩む方の相談を受け付け対応するため、県では、各保健所における対面や電話での相談の他、Web会議システムを利用した千葉県不妊不育オンライン相談を行っています。オンライン相談では、不妊症看護認定看護師や助産師が専門的な相談に対応するとともに、自身も不妊経験を持つピアカウンセラーが治療への不安や仕事との両立の悩みなどについて、相談者に寄り添った対応をしています。
相談窓口の一層の周知を図るため、引き続き、県民だよりや県ホームページへの掲載、カードサイズの相談案内の作成配布、ツイッター等SNSの活用により、積極的な広報に努めてまいります。以上でございます。
農林水産部長前田俊哉くん。
私からは安房地域の酪農振興についてお答えいたします。
安房地域は、その地形から経営の規模拡大が行いにくいことなどもあり、効率的な生乳の生産に向けては、従来から飼育する乳牛の改良に自ら取り組む酪農家が多い地域です。このため県では、酪農家が持つ能力の高い牛の遺伝子を地域内へ普及させるため、今年度から酪農家や民間獣医師と連携し、ゲノム解析や受精卵移植技術を活用した、乳牛の個体能力の向上に取り組むこととしております。
また安定的な飼料確保のため、飼料生産に取り組む集団を対象に、生産拡大に必要な機械の導入を支援することとしており、これにより、安房地域では今後、20ヘクタールの面積拡大が見込まれています。引き続き、生産性の向上や自給飼料の生産拡大を支援するなど、安房地域の酪農振興に取り組んでまいります。以上で
ございます。県土整備部長池口正明くん。私からはまず、マリンレジャーによる館山港の振興策についてのご質問にお答えします。館山港は、マリンレジャーが盛んであり、観光レクリエーション分野での地域振興が期待される特定地域振興、重要港湾にも国に選定されています。
県ではこれまでに、北条海岸の整備やクルーズ船や観光船などが利用する多目的桟橋の整備を行うなど、館山港の機能強化に努めているところです。これら施設を活用するとともに、さらに民間によるマリーナが開設されれば、よりマリンレジャーが活性化し、館山港の振興にも繋がっていくものと考えております。
次に、不法係留船対策についてのご質問ですが、県では、館山港における不法係留船の減少に向けて、現在、船主調査や自主撤去を促す看板の設置などの対策を行っているところです。令和4年の館山港の不法係留船は252隻で、令和元年と比べて22隻減少するなど、成果も上がっていることから、引き続き適正な管理に努めてまいります。
次に、館山市内における県の海岸清掃の実施状況についてのご質問ですが、県では、国の補助金を活用して、重機による大型漂着物の撤去やボランティアの方々が集めた海岸漂着物の処分場への搬入などを行っているところです。昨年度までは、海岸清掃を、海水浴シーズン前や台風シーズン後の年2回実施してきたところですが、海岸の美しい環境を維持するために効果的な実施時期や回数について、地元館山市と調整するとともに、引き続き必要な支援について、国に要望してまいります。
最後に、東京湾アクアラインにおける社会実験についてのご質問ですが、社会実験は、特に渋滞の著しい土日祝日の川崎方面に向かう上り線を対象に、ETC搭載車の通行料金を時間帯によって変動させ、混雑時間帯に集中する交通を分散させることを目的とするものです。
アクアラインでは、時間当たりの交通量が2100台を超えると、通過に要する時間が大幅に増加することを確認しています。そこで、普通車の場合の通行料金800円を基準とし、時間当たり交通量が2100台を超えることが多い。
13時から20時までを1200円とする一方、交通量を分散させる余地のある20時から24時までを600円とする、時間帯別料金を設定しました。今後は社会実験をより効果的に実施するため、実施内容をしっかりと広報し、道路利用者の行動変容を促してまいります。以上でございます。
都市整備局長、小川剛志くん。
私からは、富津館山道路の4車線化に向けた都市計画環境アセスメントの状況についてのご質問にお答えいたします。富津館山道は、東京湾アクアラインや館山道などと一体となり、本県の半島性を克服し、観光や農林水産業の振興など地域の活性化に資する大変重要な道路であり、早期の4車線化が必要と考えております。
県では令和3年7月から都市計画と環境アセスメントの手続きに着手し、道路の位置などを定めた都市計画原案を作成したところであり、この原案について、明日24日から地元4市町において、住民説明会を開催いたします。
今後、都市計画原案について縦覧し、公聴会を行うとともに、環境アセスメントについても、現地調査や予測評価を実施するなど、着実に手続きを進めてまいります。私からは以上でございます。
三沢智くん、
知事を初め執行部の皆さんには丁寧なご答弁をいただきありがとうございました。何点か再質問と要望をさせていただきます。富津館山道路について再質問します。令和4年の2月の私の一般質問でも取り上げさせていただきましたが、富津館山道路の富浦インターチェンジと館山市街地を結ぶ国道127号館山バイパスについては、館山市と南房総市の市境にある館富トンネルとその前後の区間約1kmは未だに暫定2車線のためボトルネックとなっており、防災力の向上を図るためにも早期4車線化が必要と考えます。
そこで質問します。国道127号、館山バイパスの舘富トンネルを含む川名と三浦地区の4車線化の進捗状況はどうか。次に人で、次に地域の人手不足について再質問します。先ほど答弁にあったように、県では女性や高齢者などの就労が進むよう、再就職セミナーや企業交流会を実施しているとのことでした。
そこで質問します。県における再就職セミナーや企業交流会の実施回数と参加者はどうか。次に、不妊治療の相談について再質問します。出産した後は、体の急激な変化や、慣れない育児に負担がかかる時期であり、孤独感や不安感を抱えることも少なくありません。そこで質問します。県は、出産後の支援はどのように行われているのか。
以降は要望とさせていただきます。初めに、マリンレジャーについてです。先ほどご答弁をいただきましたが、港湾の振興にも繋がることから、民間から話があった際には、県として積極的に協力していただくよう要望します。次に、海岸清掃についてです。海岸漂着物は不定期に漂着するものであり、海岸清掃を行っても、何度も何度も漂着してしまうものであることから、海岸戦争の回数を増やす必要があります。
このため、国の制度の活用以外にも必要となる予算を県が独自に財源を確保するなど、引き続き美しい海岸の環境を継続して継続するよう要望します。次に東京湾アクアラインにおける時間帯別料金についてです。社会実験の実施によって、東京湾アクアラインの上り線における土日祝日の渋滞の緩和とともに、混雑しない時間帯に交通が転換することによる県内滞在時間の延長にも繋がるものと期待しています。社会実験を成功させるためには、広報が大変重要だと考えております。
実験開始まで期間はもとより、実験期間中においても、しっかりと広報周知に努めていただくよう要望します。次に、農林水産業についてです。品目を絞って集中的なプロモーションを行うので、
ぜひ消費者の印象に残る効果的なプロモーションにより、県産農林水産物のイメージアップに繋げていただきたいと思います。一方で、私の住む安房地域の牡蠣や枇杷など地域には様々な特産となる農林水産物があるので、地域の特徴に応じたプロモーションもぜひ充実していただきますよう要望します。
次に、地域の人手不足についてです。地域における人手不足の状況は、景気の回復に伴い、今後も続いていくことが見込まれています。女性や高齢者が働きとして活躍できるよう支援するとともに千葉県しごとNAVIのさらなる活用を図り、地域での終了が促進されるよう、一層取り組んでいただくことを要望します。次に、保育所等における使用済みのおむつの処分についてです。
保育所等における使用済みのおむつの処理については、当該施設で行うことを推奨し、取り組み事例の周知を図っていただけると心強いご答弁をいただきました。ぜひ、県においても、改めて市町村にしっかりと周知を図っていただいて、こうした身近な課題を解決し、子育て世代への支援を行っていただくよう要望します。
最後に、不妊治療の相談についてです。県内どこでも同じように支援が受けられるのは、オンラインのメリンダメリットだと思います。相談窓口について、より積極的な周知とともに、相談体制の充実を要望します。
県土整備部長池口正明くん。はい。国道127号、館山バイパスについてのご質問ですが、これまでに国は4車線化に向け、館富トンネルの東側に新たに整備するトンネルや道路の詳細設計を実施したところであり、現在、新たなトンネルの前後において、切土工事やのり面工事などを実施しているところです。
引き続き、早期の4車線化に向け、国に働きかけてまいります。以上でございます。商工労働部長野村宗作君。はい。
再就職セミナーや企業交流会の実績についてのご質問でございますが令和4年度においては、再就職セミナーを45回開催しておりまして、延べ660名の求職者の方に参加をいただいております。また企業との交流会ですが、6回開催しておりまして、延べ179名の求職者と県内企業35社の参加をいただいたところでございます今後とも、求職者や企業の参加が増えるように内容や周知、充実してまいりたいと思っております。以上でございます。
健康福祉部長高梨光恵くん。
出産後の支援に関するご質問ですが、出産後の支援については、各市町村が地域の実情に応じ、保健師等が全戸を訪問する乳児家庭全戸訪問事業、助産師等が体のケアや心理的サポートを行う産後ケア事業子育て経験者やシニア等が、妊産婦の相談に応じる。産前産後サポート事業などを実施しております。以上でございます。
三沢智くん。
それでは要望させていただきます。
富津館山道路の乳腺科は、地域の利便性向上、活性化に欠かせないものであり、できるだけ早い完成が待ち望まれています。都市計画等環境アセスメントの手続きについては、引き続き着実に進めていただくとともに、国に対しては、早期に工事に着手していただけるよう強く要望いたします。最後に、出産後の支援について、地域の実情に差があることは承知していますが、県内どこでも必要な支援が受けられるよう、市町村への支援を要望します。我々の住んでいる阿波地域は、3市1町で人口11万6000人余りであり、少子高齢化に悩んでいる中で、千葉県誕生150周年の記念行事にミッキーミニーの更新を、館山市で館山市を選んでいただき感謝申し上げます。このパレード活性化の一助になると思います。
以上で私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。