柏の葉スマートシティに、SMCがグローバルフラッグシップとなる研究開発拠点を2025年開設-さらなる研究開発力の向上と世界中から研究者が集まるイノベーション創出の中心地へ

SMC株式会社「(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター」の立地について、千葉県商工労働部企業立地課より情報提供がありましたので、共有いたします。

空気圧機器メーカーとして世界トップシェアを誇るSMC株式会社(本社:東京都千代田区)が、 同社の研究開発拠点((仮称)柏の葉キャンパス新技術センター)を柏の葉エリアへ立地 することを決定し、同社から公表がなされました。
同センターの立地により、研究開発に従事する高度人材の集積や周辺地域からの新たな 雇用などが期待されることから、円滑な操業開始に向けて、千葉県としても支援してまいります。

熊谷俊人千葉県知事からのコメント
空気圧機器メーカーとして世界トップシェアを誇る SMC 社最大の研究開発拠点となる、「(仮称)柏の葉キャンパス新技術センター」の立地がこのたび正式に 決定し、大変嬉しく思います。
柏の葉エリアの研究開発都市としての魅力や国内外からの交通アクセスの良さなどが、同社の立地を強く後押ししたものと考えております。
千葉県としましても、同センターの立地により、研究開発に従事する高度人材の集積 や周辺地域からの新たな雇用などが期待されることから、円滑な操業開始に向けて、地元市である柏市をはじめ、関係機関とも連携しながら、支援してまいります。

1 SMC株式会社の概要
○本 社:東京都千代田区外神田4-14-1
○設 立:1959年4月
○代 表 者:代表取締役社長 髙田 芳樹
○売 上 高:8,247億円
○従業員数:22,988名
○事業内容:空気圧機器をはじめとする自動制御機器の製造販売

2 (仮称)柏の葉キャンパス新技術センターの概要
○所 在 地:柏市若柴(※)
※千葉県柏市柏都市計画事業柏北部中央地区一体型特定土地区画整理事業区域内
A 棟:140 街区 1・2 画地、B 棟:138 街区 1~3 画地、C 棟:132 街区 1・2 画地
○概 要:5 階建て建物 3 棟
○敷地面積:42,794㎡ 建築面積:29,407㎡ 延床面積:85,320㎡
〇総投資額:1,200億円
〇従業員数:1,300名
○開設時期等:着 工:2023年12月 完 成:2025年8月 (予定) 開 設:2025年 秋

3 立地経緯
○ SMCが同社最大の研究開発拠点である「筑波技術センター」( 所 在 地 : 茨 城 県 つ く ば み ら い 市 ) の移転候補先を近隣で探していたところ、大学・研究機関等が集積する立地環境や、 都心からのアクセスの良さなどが評価され、柏の葉エリアへの立地が決まったもの。

柏の葉スマートシティに、SMCがグローバルフラッグシップとなる研究開発拠点を2025年開設
-さらなる研究開発力の向上と世界中から研究者が集まるイノベーション創出の中心地へ

■柏の葉スマートシティについて
柏の葉キャンパス駅を中心とする柏の葉エリアでは、世界の未来像をつくる街「柏の葉スマー トシティ」を目指し、公・民・学の連携で「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3本柱で 街づくりを推進しています。都心から約30分とアクセスも優れており、東京大学や千葉大学、国立がん研究センター東病院、産総研柏センターをはじめとする国内屈指の研究機関が柏の葉キャ ンパス駅から半径2km圏内に集まる知の集積地でもあります。
三井不動産では住宅、商業施設、オフィス、ホテル、病院、大学、公園等、街のあらゆる機能 が凝縮した「ミクストユース型」の街づくりを進めており、駅周辺に便利な生活環境と豊かな自然が広がっています。新産業創造に向けては「KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)」を 中心に、大企業からスタートアップまで様々な企業の成長を後押しする環境づくりに取り組んで おり、コラボレーションを生み出すコミュニティや、街をベースとした実証フィールド、ロボットやドローンなどの開発をサポートするテストサーキット、ライフサイエンス領域における産学 医連携を促す場やコミュニティの形成、人や街のデータから豊かな生活を実現するためのデータ プラットフォーム、国際的なイノベーションアワードなど、オープンイノベーションを促進する 様々な仕組みがあります。また、英国名門パブリックスクール「(仮称)Rugby School Japan (認可申請中)」が2023年9月に開校するなど、グローバルにひらかれた地域となっています。
・柏の葉スマートシティ(https://www.kashiwanoha-smartcity.com/)
・KOILシリーズ(https://www.koil.jp/)

■関係者コメント
SMC株式会社 取締役常務執行役員技術本部長 土居 義忠
当社の自動制御機器は、地球温暖化や就労人口の減少など社会課題の解決に貢献できる製品で あり、今後も需要の拡大が見込まれます。現在の「筑波技術センター」は、業容の拡大に伴い手 狭となっており、研究開発拠点の拡充・移設を検討してきました。豊かな自然環境、最先端研究 機関の集積、交通アクセスの利便性を兼ね備えた柏の葉は、まさに理想的な立地です。
当社はこの新技術センターを、世界中から優秀なスタッフが集まり、健康で快適かつ効率を高 めた環境の下で、働く意欲が湧き出し、またオープンに色々な人と交流する場を設けてイノベー ションを起こす拠点にしたいと考えています。また、BCP(事業継続計画)の面からもお客様に安 心していただける研究開発拠点を作ります。
さらに、三井不動産様をはじめ千葉県様、柏市様と連携して、一般の方が集うカフェや緑豊か なプロムナード、広場などを提供させて頂き、地域の発展にも貢献していきたいと考えています。

三井不動産株式会社 常務執行役員 柏の葉街づくり推進部長 山下 和則
柏の葉スマートシティは「世界の未来像を創り出す」ことを目標として約20年前から公民学連 携し街づくりを進めています。現在、「健康になる街」「イノベーションが生まれる街」を創出 するため、アカデミアや企業との連携、データ利活用、エリアマネジメントなど様々な施策を進 めています。街をオープンプラットフォームとして様々なプレーヤーが出会い、交流しアライア ンスを組むことにより、単独では解決できない課題の解を創り出すことができます。また、この ことにより、産業の成長、発展に寄与できると認識しております。2021年よりSMC様にはKOIL TERRACEにご入居いただいておりましたが、柏の葉スマートシティの街づくりにご共感いただ き、この度、SMC様のグローバルフラッグシップ拠点を柏の葉に迎え入れることができまし た。今後はSMC様とも連携させていただくことによりこれまでの取り組みが更に進展し、より よい社会の形成に寄与するとともに、世界に誇れるスマートシティへと進化してゆくことを確信 しています。

鹿島建設株式会社 建築設計本部 建築設計統括グループ グループリーダー 丸山 琢
「ここで働きたくなる『場』を実現する」という基本理念のもと、世界中の技術者たちが集 い、協働して、創造性・生産性を最大限に引き出せる研究所を計画しました。研究所内には、地 域の方と積極的に交流していただけるよう、街に開かれたカフェや広場、体験型イベントギャラ リーなどを設けました。また、段状の屋上庭園によって、2つの都市公園の豊かな緑を街へと繋 ぐグリーンネットワークを実現します。さらに、建物の一部に耐火木造を採用することで、木の 温もりを提供するとともに、SDGsにも貢献していただける仕様としました。

 

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)