『政治学者、PTA会長になる』を読んで

先日、発信したPTAについての投稿に多くの方からコメント頂きました。

※PTAのこれからー息子の学校でもPTA改革・適正化

PTAに関する熱量の大きさに驚かされます。

その中でも、おすすめ頂きました
岡田憲治著『政治学者、PTA会長になる』(毎日新聞出版)を読みました。

私自身、高校教諭としてPTAを担当していたこと、議員や町会として地域からの関わりがあったこと、また教育行政や社会教育の歴史を学んできたことから、これまでの改革賛成x反対といった議論は何か表面的に思え、寂しさや虚しさを感じていました。

そのあたりの物足りなさを、本書ではちゃんとフォローされています。
前半の頭でっかちな論理的な改革から、後半のこれまでのPTAや地域に関わってこられた先輩方へのリスペクトから生まれる落ち着き方に、懐の深さを感じました。

いま、小学校の保護者の一人となると、PTAについて、言葉を選び、好き勝手に発言はできませんが、
これからの学校のあり方、教育と地域のあり方を考えることにつながると考えています。

なんと今日は、五反田ゲンロンカフェで、岡田憲治+速水健朗「半径1キロの世界から考える日本の組織──『政治学者、PTA会長になる』刊行記念」ライブを開催されているとのこと。熱いですね!

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)