先日、発信したPTAについての投稿に多くの方からコメント頂きました。
PTAに関する熱量の大きさに驚かされます。
その中でも、おすすめ頂きました
岡田憲治著『政治学者、PTA会長になる』(毎日新聞出版)を読みました。
私自身、高校教諭としてPTAを担当していたこと、議員や町会として地域からの関わりがあったこと、また教育行政や社会教育の歴史を学んできたことから、これまでの改革賛成x反対といった議論は何か表面的に思え、寂しさや虚しさを感じていました。
そのあたりの物足りなさを、本書ではちゃんとフォローされています。
前半の頭でっかちな論理的な改革から、後半のこれまでのPTAや地域に関わってこられた先輩方へのリスペクトから生まれる落ち着き方に、懐の深さを感じました。
いま、小学校の保護者の一人となると、PTAについて、言葉を選び、好き勝手に発言はできませんが、
これからの学校のあり方、教育と地域のあり方を考えることにつながると考えています。
なんと今日は、五反田ゲンロンカフェで、岡田憲治+速水健朗「半径1キロの世界から考える日本の組織──『政治学者、PTA会長になる』刊行記念」ライブを開催されているとのこと。熱いですね!