部活動のこれからとBMXから学ぶこと

ここのところ毎日数件、部活動や地域のスポーツ•文化活動について、官民学様々な方々と話しています。

部活動のあり方が、大きく変わります。

この20年以上前から示されていた方向性ではありますが、教員の働き方改革もあいまって、そして、このコロナ禍が決定打となり、ついに学校から地域へと移行することになりそうです。

指導者や活動場所の課題など、まだまだ山積していますが、この流れは変わらないように感じています。大きな転換点と言えます。

そんな中、柏市の沼南スピードウェイに、地域スポーツのヒントを見出し、大いに学んでいます。

沼南スピードウェイは、愛好家の有志の方々が普及活動を目的に、土地を借り、コースを制作し、ボランテイアで運営管理されています。

ルールの中で自由に走り、学び合い、先輩から教わっています。初心者には、道具や自転車を貸し出し、手ほどきをしてくれます。私も、息子も、沼南スピードウェイのお陰で、BMXを 始めることが できました。

競技の裾野を広げながら、世界を目指し選手が全国から集まり、年代を超え、上手い下手も一緒に、楽しむ環境があります。

これまでの部活動を、廃止•縮小してしまったり、学校外部の組織で運営したり、指導者が民間企業に丸投げされたりするのではなく、新しい文化を生み出すような動きを作っていきたいと、強く願います。

土浦日大高校でも部活動を教員として指導したこともあり、自分自身も剣道部として中学高校時代を過ごし、部活動の意義は十二分に理解しているつもりです。

だからこそ、今の部活動改革については、真剣に議論していくつもりです。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)