午前中は、柏中央地区ふるさと協議会の役員会議。空き巣ゼロ運動と3月の文化展について話し合いました。また、在宅医療の講演会や都市景観賞などの報告など、盛り沢山でした。
行政だけでは担うことができない、身近であるけれど公共的な取り組みについて、町内会の役割は大きいものと感じます。
終了後、諸先輩方と昼食。
大山講や笠間稲荷講の地域のお話をお聴きしました。
みんなでお金を積み立てて、くじ引きで選ばれた方が、講を代表して参拝していた。娯楽がなかった頃は、くじで選ばれるのが嬉しかった。講元は地域の名士だった。社会状況が変わり、くじで選ばれても辞退する人が増え、次第に講から抜けていくようになる。一泊で出かけていたのが、日帰りとなり、そのうち世話人でお札を頂きに参るようになってきている。
大師講は盛んですが、その他で現在でも残っている講のお話もお聴きできました。
講というのは中世から続く信仰の結社であり、相互扶助団体でもあります。近世、江戸時代に庶民に広まった娯楽やコミュニティ文化ですが、つい数十年前まで盛んに引き継がれていたということを知ることができました。
この講が衰退していく歴史は、資料が残されるものでもなく、貴重なのではないかと思います。