保護司として表彰して頂きました

この度、千葉保護観察所長表彰の栄に浴しました。ひとえに観察官はじめ保護司の諸先輩方のご指導ご協力のお陰です。深く感謝申し上げます。

罪を犯した人たちの更生といっても、頭で理解していても、実際は一筋縄ではいかないものです。犯罪や非行のない明るい地域社会の実現となると、なおのことです。

罪を犯した人を、教師として何か指導するというわけでも、議員として何か課題を解決するというわけでもなく、ただ話を聞き、月に二度ほど定期的に会い続けるだけです。

社会から孤立しないよう、寄り添うことが一番の役割だと考えています。

たしかに涙ぐんでしまうような美談もありますが、「何でこうなるの?」とがっかりするようなこともあります。

格差など社会の構造的な問題も痛感します。

教員として「待つ」ことは大切だ理解してきましたが、保護司としても、やはり「待つ」ことが重要です。

保護司として、私はまだまだ修行中のような身です。監察官や保護司の先輩方、そして担当する罪を犯した人たちから、しっかり学び、更生と明るい社会の実現に向け励む所存です。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、千葉市で開かれる更生保護関係者顕彰式ではなく、柏保護司会の会長から頂戴しました。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)