2020年は、柏市鷲野谷が生んだ近代日本を代表とする宗教思想家である山崎弁栄上人没後百年の年です。
没後百年を顕彰する特別企画を、議会(2017年3月、2018年9月)で提案してきました。
いま、山崎弁栄上人没後百年顕彰事業企画展
「弁栄展-柏が生んだ聖(ひじり)」
が柏市郷土資料展示室(沼南庁舎)で開かれています。
今年2/28-6/21に開催される予定される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大にともない、5/27-9/30に変更となっての開催です。
このご時世ですので、大々的な集客はされていませんが、貴重な展示です。
ソーシャルディスタンスを保つような印が、これからの鑑賞スタイルとして定着していきそうですね。
弁栄上人は、少しでも多くの人に仏教を伝えていきたいと、小さな米粒に南無阿弥陀仏の六文字が書かれた「米粒名号」を配ったり、
当時珍しかったアコーディオンを使った布教も行っていた。子どもたちも集まり、仏教を伝えていったそうです。
米粒名号やお経で描かれた阿弥陀さまの絵を実物で見ることができ、驚かされます。
小さな米粒に南無阿弥陀仏の六文字が書いたのは、少しでも多くの人に仏教を伝えていきたいという思いからとのことです。 米粒の字が読めた時の驚きの声、この一声が仏さまとのご縁なのです。
「今の時代だったら、どのような布教をされたのだろうか?」
そんなことに考えていました。
できれば、郷土資料室での企画展だけでなく、その成果を市内のゆかりのある、たとえば鷲野谷住宅や道の駅しょうなんなどでも展示したり、説明版を設置したり、弁栄上人とゆかりのある全国各地の都市にも呼びかけて、顕彰していくことができればと思います。