柏市のゴミはどうなるか?

今朝は、ごみ出しカレンダーを配布する町会の作業でした。

ちなみに、ごみ置場設置や管理は町会に任せられています。
町会加入率も低くなり、高齢化も進み、ゴミ出しに関する運営は厳しくなってきます。決められた収集場所ではない場所にゴミが捨てられるなど、住民トラブルや住環境の悪化も懸念されます。地域コミュニティの問題や市民協働の課題が表面化しています。

議会にて、ゴミの戸別回収についてフライブルク市の事例も紹介し、議論しましたが、難しい課題です。

また、当たり前のように私たちはゴミ袋を使っていますが、スーパーでビニール袋を使わないようにしようと呼びかけながら、捨てるためのビニールのゴミ袋を作るのも見直すべきと意見しました。当局からは、様々な検討をしているが、現段階では現状のビニール袋が最善としている。海洋プラスティック問題解決やごみ減量に向けて、つねに研究していくとのこと。

北部清掃工場は平成3年に建て替えられ、まもなく30年となります。一方で地元との約束や委託は平成33年度末となっています。
さらなるごみ減量おすすめ焼却炉を減らしていくのか?
ゴミ処理の技術革新で、処理能力を上げていく方法はあるのか?
北部を継続できるよう交渉していくのか?
複数の選択肢の可能性を準備していく必要があると考えます。

ゴミ行政は、私たちの生活にとってなくてはならない事業です。
議論を先延ばしにするのではなく、市民を巻き込んだ議論が必要です。

今が、次の段階に進むまでの苦しい時期のように感じます。
だからこそ、ゴミについて、もっともっと話し合っていくべき時期だと考えます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)