4/18(土)、キネマ旬報シアターにて、「聖者たちの食卓」の上映後、大瀬由生子さんの「おなかまプロジェクト」についてのトークショーでした。
おなかまプロジェクトとは、同じ釜の飯を食べる仲間たちと、みんなで食卓を囲む大切さを伝える食育の活動です。
甘酒振る舞いにはじまり、歌あり、映像あり、亜紀さんやCorder Dojoの宮島くんやプチカル柏の葉の二瓶さんや私からの一言ありと多彩な演出でした。
いま、子どもの貧困が問題となっています。見た目だけでは分かりにくいところも、この問題の難しさです。
教育格差、いじめ、不登校、児童虐待にも、つながっています。
このような状況を何とかしたいと、日本各地で、放課後•土曜の学習支援や子ども食堂のような取り組みが広がっています。
「聖者たちの食卓」は、インドのシク教総本山の黄金寺院で、あらゆる人が区別なく、同じ食事を共にする無料食堂の風景と舞台裏を捉えたドキュメンタリー映画です。
毎日10万食が巡礼者や旅行者に振舞われています。500年以上続く伝統と知り、驚くばかりです。
「聖者たちの食卓」まではできなくても、柏で、子どもたちのための食堂を開けたらという思いを持っています。
孤独に食事を済ませる子どもやご高齢の方。これまで家庭に任せられていた子育てや介護が立ち行かなくなり、社会や地域で支えていくことが求められていると感じます。
キネマ旬報シアターては、いま、食にまつわる映画の特集で、前回は『和食ドリーム』上映後に森脇菜採さん、次回は『千年の一滴 だし しょうゆ』の上映後にコメスタの渡辺さんのトークショーが企画されています。