9月1日、防災の日に思う。

今週は、台風10号(サンサン)に備え、対策されたことと思います。
停電や大雨による被害はお聞きしていますが、大きな被害にはならなかったとのことです。関係各位のご尽力に、感謝申し上げます。

今年の夏休みは、南海トラフ地震への警戒や台風7号などへの対応で、お休みを取ることができなかったり、安心して旅行など出かけられなかった方も多かったのではないでしょうか。

雨や暴風で緊急安全確保や避難指示などが日本各地で発表されました。
近年、異常気象は激甚化・頻発化しており、水害・土砂災害等の気象災害をもたらす豪雨には、雨の強度や頻度などに特徴があり、長期的な傾向として雨の降り方が変化しています。

8月8日に、宮崎県の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生し、後続するさらなる巨大地震の可能性が相対的に高まっているとして、気象庁は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。

いつ何時、起こってもおかしくない地震や大雨など気象災害に備える必要があります。
備蓄や非常持出袋の中身、避難経路について、この機会に見直しや確認をしたいと思います。

米騒動も問題となりました。
さて、1923(大正12)年9月1日午前11時58分に関東大震災が発生し、本日9月1日は、防災の日です。

死者・行方不明者は10万5千人を超えました。火災に巻き込まれた被害が多かったと言われます。各地で避難訓練が行われます。
備蓄や非常持出袋、避難経路の確認などといった、日頃から備えましょう。

関東大震災時、東葛飾郡福田村で、流言による社会不安から殺害事件も起きました。
SNSで、デマやフェイクニュースが飛び交う今日。特に、災害時など、私たちの情報の受け取り方も問われています。

 

参考
非常持出袋の中身では、「モバイルバッテリー」、「簡易トイレ」、「生理用品」、「懐中電灯」などが、最近の注目です。

リストアップしてみます。ご自身にとって必要なものをご検討ください。
□リュック(防水仕様)
□持ち出しアイテム一覧のメモ
□懐中電灯、ヘッドライト
□ホイッスル/防犯ブザー
□軍手・革手袋
□ヘルメット
□雨具(ポンチョ、レインコート)
□避難先を書いた紙のメモ
□紙のハザードマップ
□応急手当てセット
□万能ナイフ
□常備薬・持病薬・おくすり手帳
□生理用品
□メガネ
□マスク
□体温計
□消毒ジェルなど
□現金(小銭を多めに)
□大切な人たちの連絡先メモ、大切な人のプリント写真(裏に名前・連絡先を書く)
□緊急連絡先
□重要書類コピー(免許証、マイナンバーカード、健康保険証、通帳の表紙、クレジットカード券面、パスポート、加入保険の証書や契約書、年金手帳など)
□スマホの充電ケーブル
□モバイルバッテリー
□乾電池
□携帯ラジオ(手回し発電機能付き)
□有線イヤホン
□電源タップ
□ノート、筆記用具
□水
□非常食
□睡眠をサポートするものフロアマット
□衛生面・健康をサポートするもの(非常用トイレ、トイレットペーパー、洗面具、歯ブラシ、ウエットシート、タオルなど)
□水筒
□食器
□布ガムテープ
□スリッパ(冷たい床対策)
□レジャーシート
□ビニール袋、ゴミ袋
□アルミの防寒シート、薄手のストール/ブランケット
□着替え
□キャップ
□給水袋
□ランタン
□本など(電気なしで時間を潰せるもの)
□カイロ
□防寒具(厚手の靴下、ニット帽、手袋、ウインドブレーカー)※そのほか、赤ちゃんやペットのいる家庭、ご高齢の方など、それぞれ必要なものがあります。

「循環備蓄」

 

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)