「千葉県孤立集落対策緊急支援補助金」について

網中肇議員いよる私たち会派(立憲民主党千葉県議員会)の代表質問で、孤立可能性集落への対策について問いただしました。

本年、元日に発生した能登半島地震では土砂崩れなどで道路が寸断され、最大24地区3345人に上る孤立集落が発生。
備蓄物資の不足や、支援物資が届けられないなどの問題が生じました。

同じ半島性を有する本県も同様の孤立集落の発生が懸念されます。
内閣府が平成17年度初めとして3回実施した調査によれば、本県の孤立する可能性のある集落は極めて少ない数となっていましたが、当時本県では土砂災害警戒区域の指定が進んでおらず、孤立する可能性のある集落の正確な把握ができていなかった可能性等があったため、本年2月の議会で県による再調査の実施を我が党から強く要望したところです。

昨日、千葉県議会にて、令和6年度6月補正予算を成立しました。

そこで可決された孤立の可能性がある集落を有する県内市町村の孤立集落対策の取組を支援していくための「千葉県孤立集落対策緊急支援補助金」について、千葉県から情報提供がありましたので共有いたします。

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千葉県では、災害時における孤立集落対策の更なる強化を図るため、市町村が実施する孤立の可能性がある集落の対策強化に係る取組を、令和8年度までの3年間で集中的に支援します。

<制度の概要>
1 予算額(令和6年度6月補正予算) 2億5,000万円

2 対象団体
孤立の可能性がある集落を有する市町村

3 補助率 1/2以内

4 補助上限額
1つの孤立可能性集落あたり100万円 (孤立対応マニュアル作成等のソフト対策については、1市町村あたり100万円)

5 対象事業 市町村が実施する孤立集落対策に係る事業
(主なもの)
・避難施設の整備(避難所(自主を含む)における修繕、トイレの洋式化等)
・コンテナハウスやユニットハウス等の整備
・ヘリポートやレスキューサインシート等の整備
・備蓄品(水、食料、毛布等)の整備 ・孤立可能性集落における対応マニュアル等の作成
・孤立解消に必要な機器等の操作技能習得のための研修 等

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)