議会から新型コロナウイルス対策の要請

市民の命と暮らしを守るため、柏市議会として、各議員の有する柏市内外のネットワークや情報を持ち寄り、情報公開や市内事業者の経済的支援策、国や関係機関への要請など、具体的な提案や要望を行うために話し合う柏市議会での新型コロナウイルス感染症対策会議の開催を、私たちの会派から申し入れしました。

残念ながら、私の力不足もあり、3月議会中の対策会議の開催には至りませんでしたが、新型コロナウイルス感染拡大状況を危機的な状況と捉え、「大規模災害時の議会対応」に準じて、議長から行政や関係機関に要請を行って頂くことにまとまりました。

議会で多くの議員が、新型コロナウイルス対策について質問がありました。
その中で指摘されたことやあげられた要望なども、議長から要請して頂きました。
それを受け、市長からの議会閉会の挨拶の中でも、議会からの要請を受け、しっかりと取り組むという旨の言葉がありました。

「大規模災害時の議会対応」では、初期・中期・後期と分けられ、中期では議員全員協議会や各常任委員会での状況報告、後期には議会運営委員会の構成による「(仮)柏市議会防災会議」を設置し、災害復興計画等を審議し、国・県等の各機関への要望・陳情を行うことになっています。

今後、中期ー長期の段階に進んだ場合には、議員全員協議会や防災会議の開催できるような道筋が示されたと言えます。

議会として、新型コロナウイルス対策について意見がまとまったということが、大きな一歩です。

議長•副議長、議会運営委員会委員長•副委員長、各会派の議員の皆様には、ご意見ご指導を頂き、勉強になりました。
そして、議会事務局には、お世話になりました。

議会運営は、全議員の理解を得ながら進めていかなければならず、周りくどくもどかしいところもありますが、数の力で強引に進めていくのでなく、粘り強い話し合いが重ねられていく大切さを学びました。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)