子どもも大人も、車イスの人も元気な人も、障がいをお持ちの方もそうでない方も、一緒に楽しく過ごせる場所があればと思い続けていました。
特別養護老人ホーム「柏きらりの風」は、学校法人鏑木学園「にしはら幼稚園」と同じ敷地にあり、園児とお年寄りとの世代を超えた交流を行われているということで、以前から注目していました。
昨年、この「柏きらりの風」と西原地域の方々が、特別養護老人ホームのロビーで、「ふれあいの場きらりん」を立ち上げられました。
地域で支え合う取り組みです。
この取り組みが、今年の柏市住民福祉大会で地域福祉推進表彰されました。
以前から『学習する学校』の読書会などで、理想的なコミュニティスクールや地域の場作りについて語り合ってきた仲間である二瓶陽子さんは、この地域の支え合い推進員も担当されています。二瓶さんに、この「ふれあいの場きらりん」について、お話をお聞きすることができました。
※柏市の支え合い活動について
特別養護老人ホームに入ると、開放的なロビーに、多くの方がくつろいでいます。窓ガラスの向こうは幼稚園の庭で、子どもたちが活動しています。
無料でお茶を飲むことができ、コーヒーが100円で提供され、焼きたてパンも販売されます。パン屋さんは、障がいのある方々がパンを製造販売しているスノードロップさんです。
特別養護老人ホームの入居者や面会者のご家族ご友人、ボランティアや地域の方々、幼稚園のお迎えに来た親御様、パンを販売されている方や施設のスタッフさんなどが同じ場所に集まってきます。
初めて来られた方に対して、地域の運営ボランティアの方がさりげなく、親切にお話をお聞きされている姿を見ることができました。
配偶者を亡くされた方など、初めてこの場に来られるまでの思いを受け止めているようでした。
ふれあいの場きらりん
毎週木曜日 10時~16時
場所 特養/柏きらりの風 1F
※柏市の通いの場補助対象事業です。