豊四季入墾148年

本日(2017/11/17)は、豊四季入墾148年を記念した懇談会に参加させて頂きました。

「150年前くらいなら、まちを歩けば何か痕跡が残っているはずと思い、研究を始めた」と豊四季むらを知る会の末武氏はお話しされました。

幕府の牧だった時代、この地域に人は住んでいなかったので、現在の住民は、ほとんどが外部から移ってきた人です。

そんなメンバーたちが集まって、地域のことを知りたいと研究を続けてこられたことも素晴らしいことだと思います。

明治期に、この地域を大変な思いをして開墾してきた歴史があって、今の柏があります。

質疑応答では、どのような思いで歴史に向き合うかについて、議論が交わされたことに驚きました。
この地域のこれからの方向性や先人のご労苦への思いなど、単なる歴史研究にとどまらない議論でした。

今日は、元々、この地域に続く家のご出身である根本勇夫さんのお話をお聞きしました。
牧周辺の野付村だった長崎(現•流山市)で、牧士をつとめた家でした。

豊四季村と近隣の村々、小金牧周辺の村々、物流•交通網と街のにぎわい、地域の変遷、新富地域のこれからについてお話しされました。
石見神社について、私も調べてます。

根本さんは、新富地域ふるさと協議会の会長もつとめられ、現在でも地域のためにご尽力されています。

防災や医療、教育など、現在の市境で考えるのではなく、これまでの文化圏も配慮しながら、柏市も流山市も一緒に考えていくべきとの意見もお聞きしました。

富士見町会では観音祭りが開かれるそうです。
このお祭りも、豊四季入墾に由来するものなのだと知りました。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)