柏まちなかカレッジで、『現代思想』読書互助会会Ardor Coda(アーダー コーダ)を開催しました。
今回のテーマは、「明治維新の光と影」
「光こそ影」といえます。
歴史から抜け落ちてしまったことへの視点を大切にしていきたいです。
学生時代、明治百年祭への歴史学からの批判を読んできました。
今回の150年にあたっては、盛り上りに欠けるところがあり、そのあたりの分析も加えられています。
歴史学は、現実社会の矛盾や課題に立ち向かう学問です。
当時と今では、社会状況が変わり、問題設定が大きく変わったということに気づかされました。
「今」を考えるための歴史を学ぶことができました。
対話の場作りをしてきた柏まちなかカレッジとして、多様な思想が生まれてくるような取り組みについてもアイデアが湧き出てきました。
その内容は、いつか公表したいと思います。
青土社『現代思想』は読むべき特集が多いが、なかなか簡単ではありません。
読まざるを得ない状況を作るため、『現代思想』読書互助会を2ヶ月に1回のペースで開催しています。
この読書互助会は、山下の読書に付き合ってもらう会でもあります。
参加者は、読んできても読んでこなくてもかまいません。
読書は一人で読んでいるので、その活動の内容は外からは分かりません。
こうして読んだ内容を伝えることで、私の読書が解剖されていきます。
そして、得られたものが、私個人だけでなく、他の人と共有できることで、可能性も広がると感じます。