「人とのつながり」は社会資本として重要で、福祉や経済、まちづくりやコミュニティなどの観点からも、自治体にとっての大きなテーマであることは、これからも変わらないと考えます。
「人とのつながり」を築くために、イベントを開催したり、サークルを作るなど、行政も支援もしてきました。
しかし、コロナ禍では、そういったイベントや集まりが、従来のようにはできなくなりました。
高齢化もあいまって、活動が停滞していた団体が、この期に解散した話もお聞きします。
感染症を前に、趣味や学びへの参加は、不要不急の外出となってしまいます。
この一年半、経済的な不安や感染症への恐怖、また家にこもっての自粛生活や孤独の中で、生き甲斐や心の支えの大切さも理解されるようになりました。
そんな中でも、オンラインや感染対策など工夫しながら、活動を続け、発展させている団体もあります。
運営を効率化させ、団体の強みを見直し、参加者層を広げたり、充実度を深めたり、改革に取り組まれるお話もお聞きします。
先日、東葛川柳会の機関紙『ぬかる道 No.406』を、江畑哲男先生から頂きました。
「こういう時こそ川柳の出番。いつでも、どこでも、ユーモア精神」
川柳が、会員にとって心の支えとなっていることが、随所に読み取ることができました。
Zoomなどを使ったイベント開催だけでなく、メールやFAX、往復ハガキ、手紙などを使って、大会を運営したり、通信添削講座を展開したりしながら、会員の「学ぶ姿勢」を推奨されてきたそうです。
紙面上のやりとりや時短開催に代えながらも、月例句会を絶やさず、機関紙の発行と送付も続けてこられたからこそ、これからのチャンスが巡ってくるのではないかということを考えました。