廃校活用の事例としてではなく、地域資源を活用し、地域に支えられ、地域を支える学校の事例として参考にしたい。子どもたちに、このブックカフェの恩恵を受けてもらえたほうが、社会全体のためになると思うのです。
「池袋の廃小学校内に『ブックカフェ』-学生インターンが運営」
http://ikebukuro.keizai.biz/headline/731/
池袋経済新聞 2013年05月17日
池袋のかつて小学校だった施設を利用した生涯学習施設「みらい館大明」(豊島区池袋3)で5月18日、寄付の古本を蔵書とするブックカフェがプレオープンする。
地域住民やブックカフェに賛同する本好きの人々からの寄付を中心に漫画や実用本、小説、雑誌など現在約4000冊をそろえる同カフェ。同館で展開している若者支援・社会教育プロジェクト「おとな大学」の一環。
高校生から20代の若者が主な対象。「働くことを学ぶ場」として学生インターン生たちが運営する。
ブックカフェが目指すのは、「考える素材を得る」「考え方を身に付ける」「考える機会を得る」ことができ、人と本がつながり利用者同士が交流し学び合える場。コンセプトは「若者が大人になっていく場所」。
オープンを記念して記念トークライブを開催。初日の同18日には「生きるように働く人」のための求人サイト「日本仕事百貨」ナカムラケンタさんによるトーク、19日にはブック・ディレクター内沼晋太郎さんによるトークを行う。25日には就職活動で自身を演出した個人サイトを活用し話題となった「メチャクチャにヤバイ就活生・近藤佑子」「世界一即戦力な男・菊池良」の2人を招いたトークライブを予定する。
「今持っている関心事をもっと深めるために本を活用したり、スタッフに気になる本や知りたいことを相談したり、同じ関心ごとを持つ人たちのちょっとした話し合いの場として使っていただければ」と、「おとな大学」の山本さん。「利用者たちが自身でブックカフェをより面白く育てる『余白』を特に大事にしていきたい」とも。
プレオープン期間中は、おとな大学の講座開講日が営業日で、利用無料。10月にグランドオープンを予定している。
営業時間は11時~19時。イベントやオープン日などはホームページで確認できる。