尊敬する友人、苫野一徳さんの新刊『子どもの頃から哲学者 世界一おもしろい、哲学を使った「絶望からの脱出」』(大和書房)を手にしました。
めちゃくちゃ面白いです。心踊り、一徳さんの語っている表情が目に浮かびます。
愛にあふれる一冊です。
一徳さんと出会った大学院修士課程の頃や博士課程に進学した頃に語り合った日々のことを思い出し、笑いと涙がこぼれます。
自分の長くもない人生を振り返ると、修士課程の時代は、苦しい時期でした。そんな時期を共に過ごした仲間が、その頃に話していた内容を文章にしていることが、ただただ嬉しいです。
私は、今でもその当時語り合っていた「異世代異文化教育環境」を作ろうと活動しています。
私が高校の教員を辞めて独立し、その後、教育学を研究し、教育コンサルタントを開業し、柏まちなかカレッジを立ち上げ、市議会議員選挙に立候補し、家庭を築き、今でも生き残っていられることが、本当に有難いことだと、これまでを振り返える機会にもなりました。
一徳さんと立場は違うけれど、私も「多様で異質な世界の人たちが相互承認」できる社会となるよう頑張ってまいります。