苫野 一徳『学問としての教育学』(日本評論社)

苫野 一徳さんから、新刊『学問としての教育学』(日本評論社)をご恵贈頂きました。

苫野一徳さんの40代前半の最も重要な著作になるとの意気込みをお聞きしていたので、楽しみにしていました。

『どのような教育が「よい」教育か』(講談社選書メチエ)が出た時と同じように興奮して、手に取りました。
これから熟読いたします。

「よい」教育とは何か。
教育学はいかに「科学」たりうるか。
有効な実践理論・方法をいかに開発するか。
ーそのすべてに“答え”を出す!

“答え”を出す!
この姿勢が苫野 一徳さんの素晴らしさだと感じます。
ポストモダン思想の影響で、相対化され尽くされた教育界にとって、希望の光です。

私は、ポストモダン思想隆盛の時代に育ち、「決まった答えなんかない」と言いがちでした。
ところが、学生時代、一徳さんと出会い、語り合ううちに、理想やビジョンを示すように変わりました。
そして、その理想やビジョンを示すために、研究に打ち込むことになりました。
私の恩人です。

柏市の方には、
苫野 一徳さんと山下の2連ポスターや、
市長選挙応援メッセージなどで、苫野 一徳さんのことはご覧になられたかもしれません。

これまでのご著者もおススメです。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)