学校部活動ではない地域の吹奏楽団をつくりたい(クラウドファンディング開始!)

部活動のあり方について、議会で議論を続けてきました。

今、全国的に学校部活動は地域部活動へ移行していきます。

そんな中、部活動に代わる地域の受け皿として学生吹奏楽団を設立しようとクラウドファンディングが始まりました。

学校部活動ではない地域の吹奏楽団をつくりたい

私自身、部活動に育てられ、また強豪高校での教員経験もあり、学校部活動の意義は大いに理解しているつもりです。

一方で、部活動の多様化や少子化、教員の負担や指導者不足など、これまでの部活動を持続的に運営していくことができなくなっており、子どもたちのためにも地域で活動を支える仕組みが必要です。

活動の場が、学校だけでなく地域に広がり、卒業後も活動を続けられるような環境を整備していきたいと、私も活動してきました。

部活動を学校から地域に。
学校と家庭だけでなく、第3の居場所を。
年代を越えて、地域の交流が生まれる。
まさに生涯学習です。

しかし、この構想は20年以上前から提案されながら、実現してきていません。簡単ではないということも、痛感しています。

場所、設備・道具・楽器、指導者などなど、これまで当たり前のように学校や先生方が支えてきた部分を、地域で準備できるか?

まずは、場所、設備・道具・楽器がない。

次に、指導やサポート。これまで教員が全てを担っていました。その代わりは、ボランティアとしては大き過ぎ、雇うとしても予算が大き過ぎます。

そして何より、教育機会の保障です。学校だからこそ、全ての生徒が部活動に入るきっかけがあったことは確かです。親が情報収集したり、送り迎えしたり、手伝いや会費を負担したりしないと、活動できないということがありました。

さまざまな困難がありますが、部活動が学校から地域へ移行していく流れは待ったなしで進んでいます。

環境を整えていくことが喫緊の課題です。

運動部活動以上に、吹奏楽部の地域団体は困難が予想されます。

こうした地域の吹奏楽団を立ち上げようという取り組みは貴重なものです。

ぜひ、皆様のご支援をお願いいたします。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)