柏市の学校給食は、風早南部小をのぞく旧沼南地域の小中学校の給食約4900食を、柏市学校給食センターが提供しています。
柏市の給食センターは、昭和53年(私と同じ年!)に開所された施設です。
学校内に給食調理室を設置する自校式か、センター方式か。
建て替えるなら、どのようなセンターを目指すか。
今後について考えなければならない時期にきています。
そこで、柏市議会教育民生委員会で、奈良県三郷町の給食センターを視察。
森宏範•三郷町長にご説明して頂きました。
自立分散型でエネルギーを確保し、避難所や備蓄倉庫、第二次災害対策本部も備えるなど、防災拠点としても整備されています。
この施設には4つの特徴があります。
1 安心安全おいしい給食の提供、
2 食育の推進、
3 環境への配慮、
4 防災拠点機能
特に、防災ついて。
森宏範町長は、東日本大震災に見舞われた気仙沼市の避難所を視察し、「停電対策」と「水と食料の確保」の重要性を確認し、災害に強いレジリエンスなまちづくりを目指されています。
エネルギーについては、この給食センターに、震災に強いガス中圧管を引いたコージェネレーション(熱電併給)システムと太陽光パネル•リチウム蓄電池を設置しています。
市内の公共施設にも積極的に、自立分散型エネルギー設備を置き、停電時の電力源確保できるようにしています。
水の確保については、三郷町想定避難者数×1日3リットル×3日分にあたる60tを、給食センター敷地内のタンクに確保しています。
三郷町は、大阪市内から電車で約20分、信貴山の入口に位置し、龍田大社はじめ万葉の昔から歌にも詠まれた土地です。
三郷町の給食センターに、私たち柏市議会が到着した時には、町長や副議長はじめ、三郷町幹部職員やセンター職員に、熱烈に歓迎していただきました。
本当に感謝しています。
ちなみに、埼玉県三郷市と、名前のつながりで、友好都市です。