インターネットで知識を得ることが簡単になった時代、それでも学校に集まって学び合うのは、シチズンシップ教育のためと言っても過言ではありません。
みんなが楽しめるようにするためにどうするか?、
お互いを尊重する大切さやルールを決めることなど、民主主義の基礎となる部分をじっくりと学べるような学校がこれからは求められると確信しています。
私たちに身近な地域を教材に、地域の人と出会い、自分の目で見て、話を聞く。
疑問や気になった点を探求し、課題があれば、解決策を考え、仲間を募って、行動していく。
子どもたちの学びが、社会を良くしていく教育活動を、地域社会全体で取り組んでいきたいと考えます。
選挙権のない子どもたちの声を、政治やまちづくりに反映させるための仕組みを、シチズンシップ教育の実践とともに整えていく必要があります。
さて、先日、科学と技術分野でのリーダーとなる若者を育てる団体FIRST (For Inspiration and Recognition of Science and Technology) が主催する国際的なロボット競技会 FLL2019 に出場される子どもたちから、ヒアリングを受け、柏駅前の状況や私の考えをお話しする機会がありました。
大会では、自分の街にある問題を見つけ、 解決策を設計し、他の人と解決策を共有し、磨くチームプロジェクトについて発表するそうです。
今年の大会のテーマはテーマは、”City Shaper”
大会に臨む子どもたち一人ひとりが、自分たちの住むまちをつくっている一員であるという実感を持てるようなプロジェクト活動ができたかどうか?
そこが問われているのではないかと思われます。
12月に開催された東日本大会では、2チームとも、初の全国大会出場を勝ち取られたとのご報告を頂きました。
ぜひ、柏のまちを取り上げたチームが世界大会で活躍されることをご祈念申し上げます。