シチズンシップ教育とSTEAM教育ーFLL2019 全国大会出場!

インターネットで知識を得ることが簡単になった時代、それでも学校に集まって学び合うのは、シチズンシップ教育のためと言っても過言ではありません。

みんなが楽しめるようにするためにどうするか?、
お互いを尊重する大切さやルールを決めることなど、民主主義の基礎となる部分をじっくりと学べるような学校がこれからは求められると確信しています。

柏こどもまちづくり会議で、子どもたちと柏駅前について話し合い、模型を作りました。

私たちに身近な地域を教材に、地域の人と出会い、自分の目で見て、話を聞く。
疑問や気になった点を探求し、課題があれば、解決策を考え、仲間を募って、行動していく。

子どもたちの学びが、社会を良くしていく教育活動を、地域社会全体で取り組んでいきたいと考えます。

選挙権のない子どもたちの声を、政治やまちづくりに反映させるための仕組みを、シチズンシップ教育の実践とともに整えていく必要があります。

さて、先日、科学と技術分野でのリーダーとなる若者を育てる団体FIRST (For Inspiration and Recognition of Science and Technology) が主催する国際的なロボット競技会 FLL2019 に出場される子どもたちから、ヒアリングを受け、柏駅前の状況や私の考えをお話しする機会がありました。

大会では、自分の街にある問題を見つけ、 解決策を設計し、他の人と解決策を共有し、磨くチームプロジェクトについて発表するそうです。

今年の大会のテーマはテーマは、”City Shaper”

大会に臨む子どもたち一人ひとりが、自分たちの住むまちをつくっている一員であるという実感を持てるようなプロジェクト活動ができたかどうか?
そこが問われているのではないかと思われます。

12月に開催された東日本大会では、2チームとも、初の全国大会出場を勝ち取られたとのご報告を頂きました。
ぜひ、柏のまちを取り上げたチームが世界大会で活躍されることをご祈念申し上げます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)