この秋の褒章で、柏おもちゃ図書館かたつむり」さんが、緑綬褒章を受賞されました。
障害のあるお子さん達が、おもちゃを通して楽しく遊ぶことができるように、おもちゃを用意し、ボランティアと一緒に遊んだり、障害児を育てる保護者の方の交流や情報交換の場として子育て支援をしている団体です。
現在では、障がいのあるお子さんもないお子さんも共に遊び交流し、育ち合う場となっています。
障がいのあるお子さんの親御さんにとって、気兼ねなく安心して連れて来られる貴重な場であることを知りました。
光や音に過敏なお子さんもいます。
騒いでしまったとしても、柏おもちゃ図書館かたつむりでは問題になることはありません。
先輩の親御さんたちからお話を聴いたり、相談もでき、「気が楽になった」というお話もお聴きできました。
障がいのあるお子さんをお持ちの親御さん自身もボランティアとして活動されています。
居場所として、重要な役割を果たされています。
小さい頃から参加しているお子さんをずっと見守ってくれるかたつむりの方々は、親や祖父母のような存在です。
子どもだった参加者は、成長してボランティアスタッフとして参加していました。
設立されて33年。会の歴史を感じます。
おもちゃ遊びだけでなく、一生の趣味として、お茶や書道のお稽古もされています。
かたつむりのボランティアスタッフさんが、お茶を先生から学び、かたつむりの茶道教室をお手伝いされています。
まさに大人も、子どもも学び続けられています。
夏のお泊まり会や音楽会、料理体験なども企画されているとのこと。
来年度の中央公民館の改修に伴い、柏駅周辺での活動の存続が危ぶまれています。
ここまで活動を育て、続けるには大変なご苦労があったと思います。
一度、活動が休止してしまったら、再開することは難しいものです。
1年半ほどの改修期間中、活動を存続できるような対策が必要と考えます。