三軒茶屋にある山形県河北町のアンテナショップ「かほくらし」

三軒茶屋にある「かほくらし」を訪問。

山形県河北町に魅力的なモノコトヒトが集まり、生産者が元気で、町が持続的に発展する世界の実現するというビジョンを掲げるアンテナショップ(1階)とレストラン(2階)です。
かほくらしの運営を支援している(株)さとゆめ代表で、私と高校の同級生の嶋田俊平君からお話をお聞きしました。
山形県河北町は、人口約1万8千人、
かつては紅花の集積地で、最上川の水運の拠点として栄えた豊かな町です。
もともと酒蔵も二つあり、これからワイナリーを作るとのこと。
「かほくらし」のレストランでは、河北町の食材が使われ、日によって内容も違うそうです。食文化も発信されています。
素晴らしいレストランなので、ぜひ、家族で食事したいです。
お互いの仕事や柏市長選挙の話もしました。
嶋田俊平君は、事業を手がける地域の首長選挙で会社の命運が左右されたり、議会に出て説明を求められたり、かなりディープに地域と関わりながら、いまや40くらいの自治体と仕事しています。
行政の新規事業は、自治体の命運や政治家の進退にも関わるものです。一つひとつの仕事に魂を込めて取り組んでいる姿が、心に沁みました。
実は、私が初めて柏市議会議員選挙に立候補する時に、「教育のまち」というコンセプトを打ち出したのも、嶋田俊平君のお陰です。
良き友達に恵まれ、ありがたい限りです。
河北町で全国スリッパ卓球選手権大会が開催されており、調べてみました。
実は、スリッパの全国生産額の4分の1が、河北町で占めているそうです。
もともとは、お酒を作る酒米の藁を使って草履やワラジを作っていた所、昭和40年代からスリッパ生産に移行していったとのこと。
そんなことも、「かほくらし」を訪れたからこそ知ったことです。
もちろん、河北町産の素敵なスリッパが、「かほくらし」で販売されています。
日本酒はもちろん、河北町で採れたイタリア料理などで使われそうな野菜なども魅力的でした。
人口自体を増やすことは難しいかもしれませんが、交流人口を増やしていくことは、これからの自治体運営でますます重要です。
都道府県でなく、市町村が東京にアンテナショップを構えたことは、全国からも注目されています。ふるさと納税もふまえ、研究してみたいです。
働き方や暮らし方も変化し、多拠点生活の動きもあります。

これからの河北町の動きに目が離せません。

かほくらし
世田谷区三軒茶屋2-12-10-1F

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)