「生産緑地2022年問題」ー柏市の特定生産緑地の同意・申請率が94%

今朝2021/05/20の日本経済新聞朝刊(千葉)にて、「生産緑地延長8割が申請」の記事が取り上げられ、柏市の特定生産緑地の同意・申請率が94%であることが紹介されています。

4年前の平成29(2017)年第3回定例会にて、「生産緑地2022年問題」について現状の取り組みと今後の対策を質問しました。

 

「生産緑地22年問題」について

2022年に、いわゆる「生産緑地」の多くが、住宅用地となる可能性が懸念され、対策が求められています。対策していない自治体の土地を買うのは控えるという不動産業者やファイナンシャルプランナーコメントも見られます。住む自治体を選ぶポイントの一つになる可能性もあります。

一方で、生産緑地法の改正により、生産緑地を保全、活用することへの期待が高まります。都市農業振興や農あるまちづくりを推進するチャンスにしていくべきです。

柏市は、どのようにお考えでしょうか?

***********

記事でも紹介されているように、生産緑地は、環境維持や防災の観点からも、自治体としては残したいと考えています。

一方で、農業の担い手の高齢化など、営農継続が難しいと考える土地所有者も多く、都市農業振興や農あるまちづくりを推進が必要です。

農地バンクや体験農園、農業関連ビジネスなど、自治体がこれまでどのように取り組んできたか。その結果が、数字として表れているのではないかと読み取ることができます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)