町会の夏祭りから、自治を考える

今日は、柏上三丁目町会の子ども神輿。
私たちの住む町会の最大の行事です。

子どもたちがお神輿をひいて、町内を練り歩き、子どもの声が町会に響く様子に、まちの活力を感じます。

長全寺さんには、出発地点と休憩場所としてご協力いただきました。

開催場所や交通規制など、駅前周辺の町会ならではの苦労があります。

今年、お神輿を改修しました。 約60年前のお神輿です。 刑務所の作業所に依頼しました。

今回、前町会長のビルをお借りして開催することができました。
前町会長ご自身も、自分のところで神酒所を設置し、みなさんに集まってもらえることができて感慨深いとお話し頂きました。
さまざまな検討事項もあり、開催まで眠れない日をお過ごしだったとのこと、本当にありがたいです。

駅前周辺の町会では、マンション住民が多いのが現状です。
これまでは地元の名士や商店主が中心に運営されていた町会が多いですが、このマンション住民や新しい方々の力を取り込めるかどうかで、町会の運営が左右されると感じています。

私たちの柏上三丁目町会は、親子会の方々と協力し、若い世代や新住民の参加を呼びかけています。
町会には、多種多様な能力を持った方々が住まわれています。
それぞれの能力を持ち寄って、お祭りという行事を作り上げています。

お祭りという行事があるから、住民の能力が明らかになるとも言えます。

大工さん、仕切るのが得意な方、片付けなど整理の上手な方、伝統を知る先輩、子どもの面倒をよくみる方、字が上手な方、お金の管理ができる方、体力のある方などなど、誰しもが何かしらの大切な役割を果たしていることに感動すらおぼえます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)