本日の県議会をいち早くお伝えいたします。
本日(2024/2/22)午後二人目の一般質問は、自由民主党の武田正光議員でした。
質問項目
- 周産期医療について
- 特別支援教育について
- 三郷流山橋有料道路について
- 県立市野谷の森公園について
- 児童福祉・子育て支援について
- 農林水産物の輸出について
- 道路の無電柱化について
- 病院局における原価計算システムの活用について
- 電話de詐欺対策について
- その他
議会質問・答弁の書き起こし全文
【午後二人目】一般質問 武田正光議員(自民党)
–議長
次にたけだ正光君
–たけだ正光 議員
皆様こんにちは。自由民主党、流山市選出のたけだ正光でございます。登壇の機会をお与えいただきました先輩同僚議員の皆様に感謝を申し上げます。
まずは元日に発生した能登半島地震に心からお見舞いを申し上げます。中でもですね、石川県能登町は流山市の姉妹都市であり、流山市は早々に飲料水や給水袋などの支援物資の搬送、そして職員の派遣をしましたし、また市内のですね奉仕団体や、市内の小・中学生初め市民の皆さんが義援金集めに奔走しております。1日も早い復旧復興をお祈りする次第であります。
今回は周産期医療を特別支援学校、三郷流山橋有料道路、県立市野谷の森公園、児童福祉、子育て支援、農林水産物の輸出、道路の無電柱化、電話de詐欺対策と盛りだくさんです。それでは通告に従い質問させていただきます。知事初め執行部の皆様の前向きかつ明快なご答弁をよろしくお願いいたします。
まず周産期医療についてです。2022年の人口動態統計で合計特殊出生率は過去最低に並ぶ1.26出生数は77万人と、統計開始以来初めて80万人を割り込みました。このように全国的に少子高齢化が急速に進む中で、子供を安心して産み育てていく環境作りは、今後より一層真剣に取り組んでいかなければならない課題であります。また出産年齢も上昇傾向にあり、リスクを伴う出産が増加していくことも予測されます。ハイリスクの出産に必要不可欠なのが新生児集中治療室、NICUとなります。早産で早く生まれた赤ちゃんや、先天的な疾患を持つ赤ちゃんの命を救うために、NICUは重要な役割を果たします。しかしながら、私の地元である流山市が属する東葛北部医療圏においては、NICUが人口に対する必要数を満たしていない状況であると聞いております。比較的若い子育て世代が多く、今後も人口の増加が期待される地域でありますので、周産期医療のニーズはますます高くなっていくものと思われます。医療機関の連携等により、周産期医療体制の充実強化が求められています。そこでお伺いします。
1点目として、東葛北部医療圏におけるNICUの整備状況はどうか。
2点目として、ハイリスク妊産婦に対応するため、どのような体制作りをしているのか。
2番目はですね特別支援教育についてでございます。東葛飾地区の特別支援学校について伺います。
令和4年4月に過密状況にあった県立柏特別支援学校の高等部を分離し、県立東葛の森特別支援学校が開校しました。しかしながら、流山市を含む東葛地区では、つくばエクスプレス沿線の宅地開発が続いており、柏市、流山市等の人口は引き続き増加し、既存の学校の児童生徒も増加傾向となっているため、教室の合同使用や特別教室等の転用も多くなり、過密状況が続いている状況にあります。
私の私の住んでいる流山市の状況は、人口が10年間で約4.2万人増加し、流山市から特別支援学校に通学している児童生徒数が、令和5年度は約170人に上っており、柏特別支援学校では、令和5年5月1日時点で、小中学部の児童生徒226人中約半数の112人が流山市から通学している状況ということになってます。
そして児童生徒の多くは、スクールバスを使って登校していますが、交通渋滞等の影響により、長時間スクールバスに乗車しなければいけない児童生徒が、多いとも聞いております。流山市を含むこの地域の人口は今後も増え続けることが予想されており、児童生徒数の増加に伴う校内の過密した状況を改善し、障害のある児童生徒が落ち着いて学べる環境を整えるべきと考えます。
そこで伺います。流山市の人口増加に伴う県立特別支援学校の過密状況についてどのように考えているのか。
次に、三郷流山橋有料道路について伺います。
三郷流山橋有料道路の建設については、これまで私は、平成19年の初当選以来、一般質問予算委員会質疑など含め、計26回にわたり、しつこくしつこく取り上げてまいりましたが、おかげをもちまして昨年11月26日に無事完成開通をいたしました。有料道路の開通に先立ち開催された開通式典には私も出席し、小雨が降り寒い中でしたが、両県の知事、そして伊藤議長、三沢県土整備常任委員会委員長初め、関係議員。地権者や施工業者など約260260名が出席し、関係者で開通を盛大に祝うことができました。開通後約3ヶ月の新しい道路であり、道路の存在の周知が十分ではないことから、まだまだ交通量が少ないようです。流山市富里市と結ぶ唯一の橋であった。流山橋の渋滞が緩和しているという行為、緩和しているという声も聞こえており、早速整備効果は表れていると考えます。さらには防災の観点でも、流山市富里市は消防相互応援協定を締結しており、江戸川を渡河する橋が増えたことで、災害時等における人、物資、緊急車両等のルートが多重化されたことにより、防災力の向上にも繋がっていると考えております。
そこで伺います。三郷流山橋有料道路の計画に対する、開通後の交通量はどうか。
次に県立市野谷の森公園についてです。伺います。
私の地元である流山市のほぼ中央に位置する市野谷の森公園は、大阪を初めとする多様な動植物が生息する自然を保全利用するために計画された都市公園であります。公園全体の計画面積は18.5ヘクタールであり、そのうちの第1期区域、3.7ヘクタールには修景池や芝公園などが整備され、令和4年3月に供用が開始されました。この第1期区域については、憩いと交流のエリアとして位置づけられており、周辺の豊かな緑を感じながら散策やイベント、くつろぎを楽しむことができるようになっております。緑だけでなく、水辺を望むこともでき、市民の憩いの場として役割を果たしております。
残る第2期区域の面積は14.8ヘクタールであり、現在、用地買収に向けた取り組みが進められており、地域住民への事業計画説明会も開催され、公園整備の進展が期待されておりますが、その進捗状況が気になるところです。
そこで伺います。県立市野谷の森公園第2期区域における整備の進捗状況はどうか。
次に子供の権利擁護について伺います。
児童福祉法の改正により、来年4月から虐待を受けた子供を児童相談所が一時保護する際や、施設入所や里親委託の際に、子供の意見を聞いて決定することの徹底や、そのような子供たちの意見や意向を把握反映するための環境を整備することなど、いわゆる子供の権利を擁護するための取り組みが強化されていると伺っております。
本県では、一時保護所における定員超過や、保護期間の長期化が課題となっており、これまでも現在も、児童相談所の職員の方々は、子供たちとの話を通じて、その意見を把握されているとは思いますが、子供の権利を守るという観点では、改正児童福祉法の求めている、さらにもう一歩踏み込んだ対応が必要になるんではないかと考えます。
昨年4月に子供の権利の主体とするこども基本法が施行されました。この中で、子供施策は六つの基本理念をもとに行われるとのことであり、その四つ目に、全ての子供は年齢や発達の程度に応じて、意見が尊重され、子供の今とこれからにとって最も良いことが優先して考えられることとあります。
まさにこの部分にある子供の意見を聞いて、今とこれからにとって最も良いことを考えてあげることが、虐待を受けた子供に対する児童相談所の役割ではないかと考えます。
そこで伺います。児童相談所が支援する子供の意見聴取等の仕組みの整備について、県はどのように取り組むのか。
次に子供の成長応援臨時給付金について伺います。県では本県では本年度、依然として続く物価高騰への対応として、教育費などの負担が大きい子育て世代を支援するため、子育て子育て世帯を支援するため、小学校と中学校の児童を対象に、1人当たり1万円の給付金を支給し、子供の習い事や体験活動を支える取り組みを行っております。
給付金の支給を受けた方からは、所得制限がなくて受給できてよかったとか、物価高で給付金があるのはありがたいといった声が寄せられております。小学校の頃に自然体験や社会体験、文化的体験など様々な体験活動をすることは、その後の子供の成長に良い影響がみられるとの国の調査報告もあり、県がこうした支援をすることは、実に有意義です。
そこで伺います。千葉県子供の成長応援臨時給付金の実施状況はどうか。
次に農林水産物の輸出について伺います。
昨年11月、台湾ベトナム行政調査団による台湾訪問では、県農林水産物の輸入規制撤廃に向けて要望活動を行うとともに、輸出促進に向けた輸出食促進に向けたプロモーション活動を実施いたしました。熊谷知事とともに、県産農林水産物の魅力発信は後押ししてきたところです。2月14日にですね、調査報告書を団長の私が代表して伊藤議長に提出をさせていただきました。県のホームページに載せておりますのでぜひご覧になって現地で開催された試食会では県産農林水産物と、これらを使用した料理が現地のバイヤーに大変好評であり、その後に開催された商談会でも、各ブースで活発な商談が行われる様子などを見て、台湾は本県にとって主要な販路の一つであることを強く感じました。
その一方で輸入規制のかからない他の自治体が、既にですね台湾のマーケットに深く入り込んでいるなという印象も受けたところであります。引き続き台湾の輸入規制撤廃に向けた働きかけやプロモーション活動に努めることはいうまでもありませんが、今後、国内市場がますます縮小すると言われる中、台湾に限らず、新たな販路として広く海外市場に目を向けていくことも必要です。
こうした中、来年度に向けた今回の組織の見直しにより、県産農林水産物の輸出拡大に向けた取り組みを強化するため、販売輸出戦略課への改組と輸出促進室の新設が発表されたところであります。
そこで伺います。今回の組織改正を契機として、今後どのように県産農林水産物の輸出に取り組んでいくのか、
次に県のですね県管理道路における無電柱化について伺います。
元日に起きた能登半島地震では、多くの電柱が倒壊し、大規模な停電や通信障害が発生するなど、甚大な被害をもたらしました。また本県においても、令和元年に発生した房総半島台風では、電柱の倒壊により、県内の各地で道路の通行止めが発生するとともに、広範囲にわたり停電が発生し、その復旧までには多くの時間を要していました。こうした近年頻発している大型台風や大規模地震などの自然災害による被害を最小限に抑えるため、物流や普及活動など、防災上の観点からも、緊急輸送道路を初めとして、これまで以上に無電柱化を進めていくことが大変重要であると考えます。県が房総半島台風を踏まえ、令和2年3月に策定した千葉県無電柱化推進計画では、防災や安全、円滑な交通確保景観形成、観光振興の基本方針に基づき、約234kmの区間を計画に位置づけ、無電柱化を進めることとしていますが、そのその取り組み状況が気になるところです。
そこで伺います。県管理道路における無電柱化の取り組み状況はどうか。
次に病院局における原価計算システムの活用について伺います。
県立病院は、高度専門的医療や地域の中核医療を提供するなど重要な役割を果たしておりますが、継続してその役割を果たしていくためには、習主席収支の均衡が前提となります。
令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症が5類に移行したことを受け、県立病院においても、これらの対応から、早期に通常医療体制に戻す対応していると聞いており、ようやく腰を据えて、本格的な経営改善に取り組めるようになったのではないでしょうか?令和4年度決算では県立病院全体の純損失が約5億7000万と、損失額は令和3年度より小さくなったものの、平成26年から9年連続の赤字となっております。
さらに近年の人件費上表上昇、光熱費や原材料費の高騰など、病院の経営環境は厳しさを増しています。このような中で経営を改善していくためには、詳細に経営状況を分析した上で、収益を拡大しながらも費用を抑えていくという地道な改善の取り組みが必要です。
令和3年度から原価計算システムを導入し、詳細な経営分析を行っていると聞いておりますが、経営改善にどのように生かされているのか気になるところです。
そこで伺います。県立病院では、経営改善に向けて原価計算システムはどのように活躍、活用しているのか。
最後に電話de詐欺対策について伺います。
毎年多くの被害が発生し、県民生活の大きな脅威となっている電話de詐欺の検挙対策についてお伺いします。
電話de詐欺は犯行グループが、高齢者等に電話をかけ、親族や公共機関の主職員名等を名乗って現金やキャッシュカードをだまし取ったり、医療費の還付があると言ってATMを操作させ、犯人の口座に送金させるなど、様々なだましの手法があります末悪質巧妙化しております。
また被害に遭われる方の約9割が高齢者と聞いておりますが、今後ますます高齢者人口の割合が増えていく中、電話de詐欺の被害防止は極めて重要であると考えております。警察庁の発表によれば、令和5年の電話de詐欺の認知件数は過去10年で最多となり、被害額も前年である令和4年に比べて増加したとのことです。
千葉県における同じく令和5年の被害状況は、認知件数は1310件で、前年に比べて147件減少被害額は約29億6600万円。前年に比べて約4億3800万減少。検挙件数は287件、前年に比べて22件増加、検挙人員は178年8人で、前年に比べて13人増加していると聞いています。
これは千葉県警の皆様のご努力によるものと考えており、千葉県警の取り組みには一定の成果があったものと認識しております。しかしながら、依然として厳しい情勢にある電話de詐欺に対しては、引き続き対策を強化していく必要があると思います。
そこで伺います。県警では高齢者等を狙う悪質な電話de詐欺、犯行グループの弱体化に向け、どのような対策を行っていくのか、
以上、壇上での質問とさせていただきます。よろしくお願いします。
–議長
たけだ正光君の質問に対する当局の答弁を求めます。知事熊谷俊人君
–熊谷俊人 知事
自民党のたけだ正光議員のご質問にお答えをいたします。
まず周産期医療についてお答えをいたします。
ハイリスク妊産婦に対応するための体制作りについてのご質問ですが、出産年齢の上昇等により、リスクを伴う出産が増加していることから、こうしたハイリスク妊産婦に対応する医療体制の整備は極めて重要と認識をしています。このため県では12ヶ所の周産期母子医療センターと、5ヶ所の母体搬送ネットワーク病院を整備をしておりさらに周産期母子医療センターのうち2ヶ所には母体搬送コーディネーターを配置して、搬送調整が困難な場合の対応を行っているところです。
また昨年10月からは、医療圏をまたぐ搬送調整を円滑にするため、入院受け入れの可否を一斉に紹介できる。妊産婦入院調整業務支援システムを導入し調整に係る1件当たりの時間が短縮されるなど、具体的な効果を上げています。
今後とも県内のどこにいても安心して妊娠出産できる環境作りに取り組んでまいります。
次に農林水産物の輸出についてのご質問にお答えいたします。
本県ではこれまで経済成長等により食の需要拡大が進んでいる。タイやマレーシアなど東南アジアを中心に輸出促進に取り組んできましたが、昨年は台湾の輸入規制緩和のタイミングを捉えてプロモーション活動を実施したところです。
また現在成田空港を生かした販路開拓に向け、輸入規制が撤廃されたEUの市場調査や水産物の市場規模の拡大が期待される米国の展示会出展等を通じて、欧米の市場動向の情報収集も行っています。さらに来年度の組織改正では、輸出環境の変化に迅速かつ機動的に対応するため、販売輸出戦略をして設置をすることとしており、これまで関係を築いてきた現地の事業者等との連携による輸出拡大を図るとともに、新たな販路開拓を進めるなど、多彩な県産農林水産物を世界に届けられるよう取り組んでまいります。私からは以上でございます。他の質問につきましては、担当部局長からお答えをいたします。
–議長
保健医療担当部長 鈴木貴士君
–鈴木貴士 保健医療担当部長
私からは、東葛北部医療圏のNICUの整備状況についてお答えをいたします。新生児集中治療室であるNICUの整備については、国の基準に照らせば、県全体で92床から111床の整備が求められているところ令和4年度時点で、県内12医療機関に合計147床が整備されており、県として不足はない状況です。
一方、医療圏単位では、東葛北部医療圏において、国の基準では、22床から28床が必要になるところ。松戸市立総合医療センターに15床が整備されているのみであり、不足している状態となっています。こうした状況を解消するため、県では、関係医療機関に対して、NICUの整備等に利用可能な小児医療施設整備事業の活用を促しているところです。以上でございます。
–議長
教育長、冨塚昌子君
–冨塚昌子 教育長
流山市の人口増加に伴う県立特別支援学校の過密状況についてのご質問にお答えいたします。
県教育委員会では、流山市など、東葛飾地域の特別支援学校の過密状況を緩和するため、令和4年度に流山市内に、統括の森特別支援学校を新設しましたが、引き続き地域全体の特別支援教育へのニーズは高い状況にあると認識しています。
現在は第3次県立特別支援学校整備計画の前期計画に基づき、順次、著しい過密状況にある学校について整備を行っているところであり、東葛飾地域では、令和6年度に、松戸特別支援学校の教室棟増築に係る基本設計に着手する予定です。
今後は、流山市を含めた東葛飾地域の実情や児童生徒数の推移を踏まえ、整備計画に基づき対応を検討してまいります。以上でございます。
–議長
県土整備部長 池口正晃君
–池口正晃 県土整備部長
私からはまず、三郷流山橋有料道路についてのご質問にお答えします。
三郷流山橋有料道路の開通後2ヶ月間における1日の交通量は、2083台から4796台で、平均約2940台となっており、これは将来に橋の前後の道路が完成した場合の計画交通量、1万2700台に対して約23%となっています。
今後は、埼玉県および埼玉県道路公社と連携し、交通量調査を行い、開通後の交通の変化等を把握するとともに、多くの方に有料道路を利用していただけるよう、案内看板を設置するなどの利用促進策を検討してまいります。
次に、県管理道路の無電柱化についてのご質問ですが、県では、防災性の向上や、安全で快適な歩行空間の形成などを目的として、無電柱化を進めており、令和2年3月に策定した千葉県無電柱化推進計画に基づき、更なる更なる推進を図ることとしています。
これまでに、県道千葉鎌ヶ谷松戸線の習志野市実籾地区など約30kmが完成し、現在、緊急輸送道路や市役所等防災拠点にアクセスする道路など、約42kmで事業を実施しているところです。引き続き、電線管理者など関係機関と連携を図りながら、無電柱化の推進に取り組んでまいります。以上でございます。
–議長
都市整備局長、小川剛志君
–小川剛志 都市整備局長
県立市野谷の森公園の整備についてのご質問にお答えいたします。
本公演は、動植物の生息育成地である樹林地の保全を目的とした計画面積18.5ヘクタールの都市公園であり、平成19年度から段階的に整備を進め、令和4年3月に第1期区域の3.7ヘクタールについて、供用を開始いたしました。残る第2期の14.8ヘクタールについては、観察や散策ゾーンの整備を予定しており、用地取得が必要な6.2ヘクタールについて、令和5年度末時点で0.9ヘクタールの取得が見込まれております。引き続き、地権者や地元関係者の皆様へ丁寧な説明を行い、着実に用地取得を進め、早期の供用開始に向け努めてまいります。以上でございます。
–議長
健康福祉部長 高梨みちえ君
–高梨みちえ 健康福祉部長
私からは、児童福祉子育て支援についてお答えいたします。まず、児童相談所の子供の意見聴取等についてのご質問ですが、児童相談所では、現在でも措置等を行う際に、子供と面談し、意見を聞いているところですが、児童福祉法の改正により、令和6年4月から一時保護や施設入所している子供の意見表明を支援する環境整備が求められたところです。
このため県では、児童福祉の知見を有する公認心理士や弁護士等の第三者が、一時保護所や施設を訪問し、子供の意見を聴取する他、子供からの申し立てを受けて、千葉県社会福祉審議会が調査や審議を行い、必要に応じて児童相談所等に意見具申する仕組みを整備します。今後も児童相談所等が子供の意見や意向を尊重して、必要な支援を行うことにより、子供の最善の利益が確保されるよう努めてまいります。
次に、千葉県子供の成長応援臨時給付金に関するご質問ですが、県では、物価高騰の影響を踏まえ、習い事や体験活動などに係る経費の負担を軽減し、将来を担う子供たちが豊かな成長に繋がる機会を得られるよう、令和5年度5月補正予算において、小学校と中学校の児童生徒を対象に、市町村を通じて県独自の給付金を支給することといたしました。
給付金を円滑に支給するため、県として市町村に対する説明会や県民に向けての広報などを行った結果、これまでに全市町村で支給が開始され、令和5年12月末時点で対象者の約95%に当たる。約44万9000人の児童生徒に給付金が支給されたところです。
現在市町村に更なる広報を依頼するとともに、千葉県ホームページなどを利用して、県民に向け広報を行っているところであり、年度内に全ての対象者に給付金が支給されるよう取り組んでまいります。以上でございます。
–議長
病院局長 山崎晋一朗君
–山崎晋一朗 病院局長
私からは、県立病院における原価計算システムの活用についてのご質問にお答えいたします。
県立病院では、疾患診療科患者ごとの収益と、それに要する費用を算出する原価計算システムを導入し、詳細な収支の分析を進めております。この分析により、診療単価や医業収益が高くても、患者数が少ないためあるいは入院期間が長期に及ぶため、収支が悪くなっている事例などが明らかになったことから、職員の経営意識が高まるよう、こうした状況を経営会議等で共有し、その対策を検討しているところです。
また、一部の病院では、診療所訪問による週間対策や、入院期間の見直しなど、分析結果を踏まえた取り組みを進めており、引き続き、原価計算システムの結果を活用しながら、経営改善に取り組んでまいります。以上でございます。
–議長
警察本部長 宮沢忠孝君
–宮沢忠孝 警察本部長
私からは電話de詐欺犯行グループの弱体化に関するご質問にお答えいたします。
電話de詐欺の検挙対策については、引き続き、騙されたふり作戦の他、上位支社への突き上げ捜査など、背後にいる暴力団等の犯罪者グループに打撃を与える捜査を推進してまいります。また本年4月からは、本県を含む7都府県警察に全国警察から派遣された捜査員を加えた。専従捜査班特殊詐欺連合捜査班を設置し、都道府県警察の枠を超えて捜査を推進してまいります。これにより今まで以上に、全国警察が一体となった迅速かつ効果的な捜査が推進され、本県を含めた大都市圏を拠点に潜伏している犯行グループ中枢への捜査が展開され、大きな打撃を与えるものと考えています。以上でございます。
–議長
たけだ正光君。
–たけだ正光 議員
はい。知事初め皆さん本当にありがとうございます。それでは、要望と再質問させていただきたいと思います。
まず周産期医療についてでございます。要望したいと思います。
県の周産期医療への取り組みについてですね、広域的な体制を構築しているということがわかりました。またNICUについては、東葛北部医療圏だけで見ると、国の基準で不足していても、県全体、他の医療圏との連携でカバーしているということもわかりました。流山市を含む東葛北部地域はますますですね人口が増え発展していく地域だと思っております。答弁にもありましたがこの地域の将来を担う若手世代が安心して出産や子育てができる環境作りを着実に進めていくことが極めて重要だと思います。県には引き続きしっかりと取り、取り組んでいただくよう要望をしたいと思います。要望いたします。
そして特別支援学校でございます。再質問いたします。
流山市の人口増加による特別支援学校の過密への対応として、松戸特別支援学校に教室棟を増築するというご答弁がありました。これにより流山市から通学する子供たちの教育環境が改善されることも期待されますが、流山市内にさらに学校を設置することで、東葛飾地域の著しい人口増加に対応できるものと考えます。
そこで再質問させていただきます。東葛飾地域の特別支援学校の過密状況を解消するため、流山市内へ新設校または分校を設置することはできないのか。
そして三郷流山橋でございます。
交通量や今後利用促進策を検討していくとの答弁がありました。三郷流山橋の開通は、流山市30年来の悲願でありようやく繋がったことは大変喜ばしく、整備効果が既に現れ始めていますが、整備効果をより高くしていくためには、三郷流山橋の橋自体の周知を行うなど、今後、利用促進策を行っていくことが重要だと考えます。本有料道路では料金徴収について、現金だけではなく、交通系電子マネーや、一部、ETCカードによるキャッシュレス決済が導入され、利便性の向上が図られています。ただ現在利用できるETCカードは、ダイナースカードのみの2種類であり、埼玉県道路公社のホームページには、3月までにもう1種類、イオン銀行カードが増える予定であると示されていますが、利用できるカード会社が増えることは間違いなく、利用促進に繋がると考えます。
今後埼玉県道路公社や埼玉県と連携し、利用促進に取り組んでいただくよう要望します。また道路はですねネットワークとして整備されることで、その機能が発揮されます。今後は、当該橋梁に接続する前後区間の道路の早期整備が望まれている、望まれるところでございます。
有料道路を、埼玉県側に渡った先についても、順次整備が進められてはいますけれども、本県においても早期整備を働きかけていただくよう、併せて要望します。
そして県立市野谷の森公園についてです県立市野谷の森公園は自然との触れ合いの場としてだけでなく市民の憩いの場としても重要な存在であり、公園の整備が進むことで、様々な世代の人々が集まり交流する場となることが期待されています。
流山市民を初め、多くの県民が公園の完成を待ち望んでいるところですので、現在進めている用地買収を着実に進めていただき、早期の完成を目指して引き続き積極的に取り組んでいただくよう要望いたします。
そして用地買収に関してなんですけど、同じ事業でですね用地買収のタイミングがあまりにも、地権者によって大きく異なるってことはやっぱりあまり望ましいことではないと思いますんで、何しろ早期の用地買収を重ねてお願い申し上げます。
そして子供の権利擁護と千葉県子供の成長を応援臨時給付金についてです健やかなですね子供たちが育つように、これからもどうぞ積極的な支援策をよろしくお願いいたします。
そして農林水産物の輸出についてです。
現在EUや米国などの市場についても情報収集を進めているとの答弁でした。欧米への輸出は、時間やコストの面で課題も多いと思いますが、成田空港や輸出のワンストップ機能を有する成田市場などを活用し、千葉県の強みを生かした輸出に取り組むことができると思います。台湾のプロモーションを始め、これまで様々な取り組みをしてることは承知してますが、今後の組織改正により、体制強化が図られるということで、今まで以上に海外へのさ、海外への千葉県産農林水産物の魅力発信と、輸出促進をしっかりと進めていただくよう要望します。
余談ですけれども先日のですね台湾の視察とき、現地日本酒、日本食、輸入バイヤー、大手バイヤーの会長がですね、なかなか迫力のある会長でしたけれども、大きいサングラスをかけてサングラスというか、Mr.マリックみたいなサングラスをかけてすごい迫力ある方でしたけどそれはいいとしてその方がですね、何とあの自分の名刺がくまもんの名刺を持ってましたね。だから、熊本県はですね会長におそらく名刺を作って、配ってくれるようにお願いしてるんだろうなというふうに思いました。
もちろん同じようにですねチーバくんの名刺を作って渡すと、渡せばいいとそういう話を同じことをしろとは言いませんけど、千葉は千葉で強みを生かしてですね、戦略を練っていただきたいというふうに思います。
民間の知恵もぜひ活用しながらですね、何とか千葉の美味しい梨を始め、素晴らしい農産物が少しでも販路が拡大できるようにご努力を重ねていただきたいと思います。
そして、県管理道路における無電柱化です。
無電柱化はですね電線管理者や、沿線住民の方々などとの調整に時間を要し、思うように事業が進まないことは理解しますが、私の地元流山市においても、例えばですね市役所へアクセスする県道松野野田線など、主要な幹線道路については、無電柱化が必要なのでぜひとも、無電柱化の推進に取り組んでいただくことを要望します。
そして病院局の原価計算システムについてです。
一部の病院で原価システム、原価計算システムの分析結果を踏まえた取り組みが始まったと。いうことなんで、経営改善を進めていただきたいと思います。必要不可欠でございます。原価システムを導入してですね、原価計算システムを導入して詳細な分析ができるようなったので、しっかりと活用していただきたいと思います。
まだ原価計算やってなかったのかっていうふうにですねちょっと導入の際にはびっくりしたんですけれども、しっかりとですねこれを生かしていただきたい。元々ですね採算を取るのが難しい分野だからこそ、公立の県立病院が担ってるっていうことはあると思うんですね。ただ同じ赤字だとしても、赤字をですね、一定の幅に収めるように赤字をコントロールするという考え方が大切になってきます。原価計算などのですね、経営管理法は有効なものにするためには長年のデータの蓄積が大切になってきます。しっかりとデータの積み重ねをして適切なですね、経営判断ができるような道具として有効活用していただきたいと思います。私、公認会計士なんでですね、これちょっと質問したんですけども、担当の方は私よりも詳しいぐらいよく勉強されてるなというふうに思った次第でございます。期待をしております。
そして最後電話de詐欺についてです
全国の警察がですね一体として捜査に当たる特殊詐欺連合捜査班による捜査は、反航空ループの弱体化に繋がることが期待されますので、ぜひ積極的に運用していただくようお願いします。
しかしですね新聞報道等を見ると報道を見るとですね、犯罪グループはフィリピンから指示を出してるなんてのがあったりして、国を超えて活動しているようにも見えます釈迦に説法ですけれどもどうか。負けないようにですね頑張っていただきたいなと思います。
近年ではですね、暴力団や準暴力団に加え、匿名流動型犯罪グループが特殊詐欺グループに関与し、活動実態が匿名化、秘匿化され、治安対策上の脅威となっていると伺っています。このグループの対策も強化していただきたいと思います。
またこれが大事だと思うんすけど被害に遭いやすいですね高齢者に対して、関係機関等と連携した広報啓発活動の一層の推進と、停電は、既対策機器の普及促進など対策に強化していただきたい。
もう毎回毎回、毎年毎年たくさんの方が騙されて、かなりの普及活動をしているけれどもまた騙されちゃうということなんでですね、頑張ってもらいたいと思います日本はですね治安が良いことを世界に知られております。
それはやっぱり警察の皆さんの頑張りによるところが本当に大きいと思うんです。日本でですね悪いことをすれば必ずいつかは警察に捕まるっていうふうに信じてます。私なんかは刑事ドラマを見た。世代だからかもしれないんですけどもそういうふうに信じてるそのぐらい日本の警察ってのは優秀だと思いますでも、この巧妙なですね悪質な電話de詐欺という犯罪に関しては、どうも見てるとですね、どうも大変な相当のご努力は重ねてると思うんですけど、決定打にかけながら服手こずっているようにも見えるんですね。先ほど話した通り、高齢者に騙されないようにしてもらうことも本当に大事なんで、広報啓発も含めてですね、県警だけでなく環境生活保護一丸となっての対策をお願いしたいと思います。
広報啓発、電話de詐欺の広報警察のためのですね、予算の増額を強く要望して、千葉県民だと思えばですね詐欺グループが電話をかけるのやめようと思うぐらいですね浸透していただくということも大事なことだなと思いますどうかよろしくお願いいたします。以上、再質問の件よろしくお願いします。
–議長
教育長 冨塚昌子君
–冨塚昌子 教育長
流山市内への特別支援学校設置に関するご質問です。現在も東葛飾地域において、特別支援学校として活用可能な校地校舎の調査を進めております。引き続き情報収集を行い、対応を検討してまいります。以上でございます。
–議長
たけだ正光君
–たけだ正光 議員
今後対応を検討するとのことですが、東葛飾地域における特別支援学校の過密は本当に急がせない状況となっております。教育長も多分ご存知だと思うんすけど流山市のですね、特別支援が必要な子供たちの今の数というのをご存知だと思うんで、著しいまだまだ人口増加があり得ると思います。千葉県がやっている区画整理もありますしですね。人口は増えると思うんで、今後早期に対応を検討するように強く要望させていただきまして、私の一般質問とさせていただきます。ありがとうございます。
–議長
以上をもって本日の日程は終了しました。2月26日は定刻より会議を開きます。これにて散会します。