【速報】本日の千葉県議会 ー プリティ長嶋議員(県民声)の一般質問 2023年12月7日午後1

本日の県議会をいち早くお伝えいたします。

 

本日(2023/12/7)午後一人目の一般質問は、千葉県民の声のプリティ長嶋議員した。

質問項目

  1. トップセールス後のフォローアップについて
  2. 梨の生産振興について
  3. 河川管理について
  4. 有機フッ素化合物について
  5. 県内開催のパークランについて
  6. 観光立県対策について
  7. 地盤沈下対策について
  8. 松くい虫被害対策について
  9. その他

 

議会質問・答弁の書き起こし全文

【午後一人目】一般質問 プリティ長嶋議員(県民声)

–議長
休憩前に引き続き会議を開きます。引き続き質疑並びに一般質問を行います。通告順によりプリティ長嶋君

–プリティ長嶋 議員
皆さんこんにちは。千葉県民の声プリティ長嶋です。通告しました8項目について質問をいたします。知事や職員の皆様には多少耳障りな内容もありますけども、これも全て、県民の利益、経済発展のためとご理解いただきご答弁をお願いいたします。

2018年12月定例会にて、知事のトップセールスについて、次のような質問をいたしました。トップセールスの成果は明確な数字として表れているのか。千葉県知事のトップセールスの成果と比較するために、茨城県下妻市果樹連合会が行ったベトナムへの105tの梨の輸出成功事例と、福島県JA福島さくらのベトナムホーチミン市内、イオンリテールでの梨の販売促進イベントおよび3tの梨輸出の成功事例を挙げました。

福島県の梨、精巧輸出は、内堀知事のトップセールスがあり、その後のフォローアップとして、ホーチミン市内での販売イベントへと繋がっていました。内堀知事は、不可能の反対は可能ではなく、チャレンジだと果敢にベトナムへの県産品の輸出を進めていました。千葉県でも、知事のトップセールスがあるので、職員に輸出できないわけはないと質問いたしました。では、今回の知事の台湾訪問、トップセールスについてどのような成果が得られるのでしょうか?

1としてトップセールス後のフォローアップについて質問いたします。

(1)千葉県農産物のトップセールスの後のフォローアップをどのように考えているのか。県産品のPRのためとし、方法として海外のインフルエンサーによる情報発信などを考えてはどうか。(2)試食用梨について、秋満月と王秋を選んだのはなぜか、また、現地での反応はどうか。(3)トップセールス後の成果を上げていくために、他自治体が行っている台湾に拠点事務所を設置するなど、効果的な手法を検討すべきと思うがどうか。

次に、2として、梨の生産振興について質問いたします。今年も議長の許可をいただき、梨を3球用意いたしました。

昨年同様に市川産の新高を用意したかったのですが、あいにくの天候で不良となり、用意できませんでした。これは、愛宕といいます。大きな話です。そして、これはにっこりそして、これが一番私が大好きな甘太です。非常に甘い梨です。そう、小さいんです。昨年、この場で梨の研究家 菊池秋雄博士の話をしましたが、このにっこりは博士の育成した。新高と豊水が親です。菊地博士が梨の新品種を育成していた100年前と、現在の気候を比較すると、温暖化が著しく、夏の生梨の生産が難しくなってきています。

そして、なぜ菊地博士が菊水を生み出す必要があったかというと、梨の病気です。病気に弱い20世紀に変わり、病気に強い生産しやすい品種開発、啓発が必要だと研究を重ね、生み出されたのが菊水です。そしてここに今回持ってこられませんでしたが、新高です。そこから、幸水、豊水、秋月、秋満月など多くの品種が開発されていきました。梨の生産に悪影響を及ぼすのは温暖化だけではございません。最も怖いのが、梨の病気です。菊地博士がいくつかの品種を目指す30年ほど前に梨が全滅の危機を迎えました。

黒星病の蔓延です。日本各地の梨が全滅の危機を迎えました。そのときに偶然、偶然生き残った品種が長十郎だったのです。そして、その長十郎を親にしてこの愛宕が生まれました。今年、再び梨が全滅の危機を迎える懸念が生じました。中国産花粉による火傷病の発生です。近年、国内の梨栽培では、花粉採取の労力を省くためや、発芽率が高いとの理由から、中国産花粉の量が増加していました。市川市内では、約半数以上の梨農家が輸入花粉を使用していると聞いています。

自家不和合性の梨には人工花粉が欠かせません、といって中国産花粉は使えません。温暖化の進む中で、新高の栽培からこの甘太に変える梨へも出てきています。そこで、(1)梨の中国産花粉の輸入停止を受け、県では、東葛地区における梨の安定生産に向けどのように取り組んでいくのか、(2)梨の品種について、近年の温暖化温暖化に適するようにしていくべきと考えるかどうか、

次に3として、河川管理について質問します。

このことについては昨年の質問で河川の状況については写真を使い、指摘して問題提起をしました。そこで(1)国分川の堆積土砂撤去等の実施状況はどうか。そして、河川管理は上流域中流域下流域ともに全てを整備しなければ、河川管理とはなりません。今回の整備で上中流域は整備していただけますが、河口付近を調査すると無法地帯です。家電、廃タイヤ、配線など雑多な不法投棄ゴミがあふれ、何かを燃やした跡が点在しています。廃棄された車両や不法係留船が多数見られます。

災害対策時によく使われる割れ窓理論、ハインリッヒの法則そのままの状態です。このままではいつ災害が発生し、市川市民の安全が脅かされるのか懸念されます。県が設置した警告看板は、次の判読ができずに意味がありません。

そこで、(2)としまして、真間川河口付近の係留船と投棄された車やゴミの状況についてどのように認識しているのか、また今後どのように対応していくのか、同じく(3)船橋市の日の出地先や、市川市河原番外地の不法係留船について、どのように対応していくのでしょうか?

4、有機フッ素化合物ついての質問をいたします。

私が千葉県水道局に勤務していたせいなのか、水質汚染に関する問い合わせが来ます。特にアメリカの映画ダークウォーターズが公開された2011年以降、千葉県の水道水は大丈夫なのかと聞かれるようになりました。この映画は日本だけではなく、世界中にセンセーショナルを起こしました。史実に基づいた、実話で水質汚染、環境汚染がテーマで、その被害に対して3,550件もの損害賠償訴訟が起こされ、化学品メーカー、デュポン社などが合計6億7070万ドルの和解金を支払うこととなりました。以下、映画の内容では、汚染の原因はデュポン社が作っていたC8とテフロンを作る上で欠かせない化学物質でした。1960年代、製造ラインで働く女性たちが次から次に病気で倒れます。異常出産、異常児出産が多くなり、デュポン社は動物実験でこのC8の有害性を確認しながら、年間力利益10億ドルを得るために、事実を隠匿し、有害物質を垂れ流し続けました。やがて被害者数、数万人が集団訴訟を起こします。15年近くかかり、やっとデュポン社は補償に応じましたが、この間も被害は拡大していったのです。この訴訟は、世界中のC8と含む有機フッ素化合物、PFAS規制のきっかけとなりました。

この流れの中で、我が国でも製造輸入等の規制が進められて行き、水道水については、2020年から水質検査項目して、主として水質検査を行うようになりました。今のところ、PFOS、PFOA共に暫定目標値を超過していないとを聞いている。私のかつて勤務していた千葉県水道局の浄水場でも検査をしている。なので、私は安心して飲んでます。などの内容を問い合わせのときに答えています。そこで(1)水道における有機フッ素化合物に関する問い合わせとその対応についてはどうか。

5、県内開催のパークランについて、

このパークランは2004年10月2日に、イギリスロンドンから始まり、今や、世界各地で開催されるようになっています。日本でも拡大し、千葉県内では3ヶ所で開催をされています。この夏、佐倉市内サンセットヒルズ下桟橋で開催がスタートし、西田市長も大きく元気な声で応援を送っていました。パークランの推進について、県としてどのように認識しているのでしょうか?お答え願います。

6、観光立県対策について質問をいたします。

(1)旧千葉県立安房南高校木造校舎について、本年度の一般公開の状況はどうだったのでしょうか?(2)県立房総のむらについて、この件については、コロナの前に質問いたしましたが、コロナ後の本格的な的なインバウンドの再開に向けて今後どのような取り組みを進めていくのでしょうか?

7、地盤沈下対策について質問をいたします。

私が生まれ育った九十九里地域は、天然ガス資源により雇用創出、地域経済発展の恩恵を受けてきました。しかし、私が小学校の頃、地盤沈下が懸念され始めました。地下資源採取には、経済効果と環境負荷が因要として起こります。

熊本県では、台湾半導体企業進出で雇用創出、地域経済活性化で賑わいが生まれています。経済波及効果は今後10年で4兆円を超え、バブル状態にあると聞いています。しかしここでも、地下水枯渇の自然破壊が懸念されています。

かのシリコンバレーでも膨大な富を生む陰で、地下水の水質汚染がありました。CO2を出さない太陽光を利用したシリコン太陽電池も、原料となるシリコン化合物に有害性が確認されています。このような例でわかるように、必ずメリットとデメリットがあります。

今、世界中で注目されているのがペロブスカイト太陽電池で、日本を始め世界中で研究が進んでいます。日本人が発明しノーベル賞級と称される、次世代太陽電池を、日本政府も脱炭素の主力として力を入れて、経済産業省は648億円の予算をつけて国際協力に立ち向かっています。

資源小国の日本の中で唯一世界的に算出されたのがヨウ素です。私達のこの足の下に、貴重な国産資源ヨウ素があります。ペロブスカイト太陽電池が実装されれば、熊本県で起きたような経済波及効果が千葉県でも生まれるわけです。既に経済の先行指数と言われている株式市場では期待感が膨らみ、関連企業の株価が上昇しています。しかし、光あれば陰で、地盤沈下が懸念されます。松が枯れるのも、地盤沈下が原因なのではの声もあります。

そこで今後、ペロブスカイト太陽電池の社会実装により、ヨウ素需要の増加が見込まれ、ヨウ素を含む鹹水の採取による地盤沈下が懸念されるが、どのように対策を行っていくのでしょうか、質問いたします。

8、松食い虫被害対策について質問をいたします。

県内の松食い虫被害は一時収まったかのように見受けられましたが、ここ数年、松を観察していますと、再び松枯れ病が出始めたのではと思います。特にこれまで、松食い虫に抵抗性があり、被害を受けていなかった松が枯れ始めています。何例か挙げてみますと、通称波乗り道路の白里インターチェンジ付近、長生インターチェンジ付近、白子町中里海岸砂山に自生した幼木。佐倉市印旛沼サンセット下桟橋付近の成木、また県外では、大磯町の歴史的に有名な東海道松並木などです。(1)県内における近年の松食い虫被害の状況と対策はどうでしょうか?(2)松食い虫被害の対策を今後どのように進めていくのでしょうか?

以上壇上からの質問といたします。

–議長
プリティ長嶋くんの質問に対する当局の答弁を求めます。
知事 熊谷俊人君

–熊谷俊人 知事
千葉県民の声のプリティ長嶋議員のご質問にお答えをいたします。まずトップセールス後のフォローアップについてお答えをいたします。訪問後の成果を上げるための手法に関するご質問ですが、海外でのプロモーションを具体的な成果に繋げていくためには、現地の市場を調査分析し適切な戦略を立案するとともに、相手方への継続的な働きかけにより相互の理解を図り、信頼関係を築いていくことが重要と考えます。

マレーシアについては現地バイヤー等との信頼関係を構築した結果、高級スーパーでの県産サツマイモの継続的な販売に繋がっています。また台湾については観光誘客を図るため、千葉県の観光情報の発信や現地旅行会社等に対する効果的な誘致活動を行う観光レップを設置をしています。今後はこれまでの取り組みでの手法も参考にしつつ、今回の台湾訪問により、現地事業者等と構築したネットワークを強化しながら取引機会の拡大を図り着実な成果に繋げてまいります。

次に梨の生産振興についてお答えをいたします。梨の中国産花粉の輸入停止に関する東葛飾地域における取り組みについてのご質問ですが、県では主要な梨産地である東葛飾地域を含め、来期以降の梨の生産に万全を期すため、10月に梨受粉用花粉、確保等緊急対策本部を設置し、関係機関とともに花粉の確保に向けて取り組んでいるところです。

具体的には、農協や市と連携をして花粉の自家採取や効率的な受粉作業に必要な技術指導を行うとともに、機械の導入に対して助成するなど、各生産者の実情に合わせた支援を行っています。また市川市内で行われている農協が主体となって共同で花粉を採取し、所蔵する花粉銀行の取り組みを他の産地にも広げることなどを検討しているところであり、引き続き輸入花粉に依存しない生産体制作りに向けて産地を支援をしてまいります。私からは以上でございます。他の質問につきましては担当部局長からお答えをいたします。

–前田敏也 農林水産部長
まず台湾におけるプロモーションのフォローアップなどに関するご質問でございますが、今回の台湾訪問では、県産農林水産物の魅力を十分に発信するとともに、台湾の現地バイヤーと日本のサプライヤーとの関係構築が図られたところです。そのため、まずは今回の商談会参加事業者を初め、輸出に取り組む事業者の方々と連携して、台湾での県産品フェアを開催する予定です。また情報発信にあたっては、SNSなど効果的な手法を検討してまいります。

次に台湾への梨の輸出に関するご質問ですが、今回の台湾プロモーションでは、梨の旬の時期は過ぎておりましたが、まずは千葉県が日本一の梨の産地であることを知っていただきたいとの思いから、生産者の協力を得て、この時期でも美味しく食べていただけるものを試食会などで提供したところです。現地の試食会や商談会では、これまで食べたものの中でも甘くて美味しい、大きくて見栄えも立派だなどの大変好評な声をいただき、今後の輸出に向けて良い感触が得られました。今後は県産の梨を旬の時期に合わせ、台湾の方々に食べていただけるよう、今回関係を構築した現地の事業者等と連携し、商談会やフェアを開催するなど、継続して輸出拡大に取り組んでまいります。

次に梨の品種を温暖化に適するものにしていくべきとのご質問ですが、温暖化による梨への影響としましては、秋から冬にかけて平年よりも気温が高いと、花芽が発育不良となることや、猛暑などによる新高の果実障害が発生しやすくなることなどが挙げられます。このため、県では気温の影響を最小限に抑えるため、肥料の散布時期の見直しについて検討するとともに、新高については、高温障害を受けにくい秋満月への振替を促しております。引き続き農家が安定して梨の生産を続けられるよう、新品種の普及や技術開発に努めてまいります。

次に、松食い虫被害の状況と対策についてのご質問ですが、県ではこれまで、松食い虫に抵抗性のある黒松の植栽や、被害木の伐採、薬剤の散布および時間注入による防除を行ってきた結果、被害量は減少してまいりましたが、近年では、これまで被害報告がなかった植栽を数年の若い黒松への被害が確認されております。

このため、若い黒松の被害対策に取り組むとともに、今年度からは、松食い虫被害を広域化深刻化させないよう、精度の高い実態把握のため、目視による被害調査と併せて、ドローンを活用した調査を実施しているところでございます。

次に、今後の松食い虫被害対策についてのご質問ですが、今後、松食い虫被害を拡大させないためには、迅速かつ正確な被害状況の把握と、被害木の伐採や薬剤散布等の防除対策の実施とあわせて、黒松以外への樹種の転換を進めることも重要です。

このためまずは厳しい環境にさらされる、海側全線部に抵抗性黒松の植栽を進め、その後、内陸側に、松食い虫対策が不要な広葉樹等で構成される森林を整備し、松食い虫被害に強い海岸県有保安林の造成を進めることとしております。以上でございます。

–議長
県土整備部長 池口正晃君

–池口正晃 県土整備部長
私からはまず、国分川の堆積土砂撤去等の実施状況についてのご質問にお答えします。国分川では、流下能力を確保するため、昨年度に、天川合流点から上流の国分川分水路水門までの約4.3km区間において、樹木の伐採を行うとともに、この内、大境橋から関下橋までの約1.7km区間において、堆積土砂撤去を実施しました。

今年度は、関下橋から堀之内橋までの約600m区間で堆積土砂撤去を行っており、令和6年2月末までに完了する見込みとなっております。次に、真間川河口付近の係留船等の状況に関するご質問ですが、真間川水門上流側の河川敷では、不法係留の対策として、これまで船舶の所有者調査や看板設置などに取り組んできたところですが、令和元年度と比較して2隻減少したものの、なお33隻の不法係留船の他、ゴミや放置車両などが確認されており、環境悪化の原因になっているものと認識しています。引き続き放置されている船舶や車両について所有者を調査しており、今後、調査で所有者が判明すれば、撤去の指導を行い、判明しなければ撤去の検討を進めます。さらに、陸上に投棄されているゴミについても処分を行う他、係留や放置を禁止する警告看板を新たに設置するなど、再発防止策を検討してまいります。

次に、不法係留船への対応についてのご質問ですが、船橋市、日の出地先の水路などには51隻、旧江戸川の市川市河原番外地船だまりには34隻の船舶が不法に係留されています。これら不法係留船について、所有者が特定されているものについては、所有者に対して撤去を指導し、まだ不明なものについては、法に基づき、県による撤去を検討するなど、適切な環境の維持に努めてまいります。以上でございます。

–議長
企業局長 吉野美砂子君

–吉野美砂子 企業局長
私から、県営水道における有機フッ素化合物についてのご質問にお答えします。東京都等の水道水に含まれる有機フッ素化合物の住民への健康影響に関する報道がなされて以降、県営水道においても、当該化合物に係る検査の実施状況や検査結果に関する問い合わせが複数寄せられております。

問い合わせには、令和2年度から有機フッ素化合物のPFOSとPFOAに係る検査を定期的に実施していることや、水道水1L当たりの含有量が令和4年度平均3ngと、国の目標値50ngを大きく下回っていることなどをお答えしています。

また、広くお客様にお知らせするため、検査結果をホームページで公表しているところであり、引き続き水質検査を実施し、水道水の安全性を確認するとともに、その結果を迅速かつわかりやすく発信してまいります。以上でございます。

–議長
スポーツ文化局長、岡田慎太郎君

–岡田慎太郎 スポーツ文化局長
まずパークランの推進に関する県の認識についてのご質問ですが、県では、スポーツに親しみ、運動習慣の定着を図るきっかけとなるよう、仕事や子育て子育てでスポーツに親しむ時間ない人や、運動習慣がなく運動不足を感じている人などを含め、県民誰もが参加できるイベントや講習会等を県内全域で実施しています。

パークランは、毎週土曜日の朝、世代や障害の有無によらずに、誰もが気軽にさ、無料で参加できるウォーキングランニングイベントであり、県民の運動スポーツ習慣の定着や健康増進のみならず、地域のコミュニティ形成や、賑わい創出などに寄与するものと認識しています。

次に、房総のむらについて本格的なインバウンド再開に向けた取り組みに関するご質問ですが、房総のむらは、本県の伝統的な暮らしや文化に触れる体験型博物館であり、令和5年度の外国人内観者数は、10月末現在で3171人となり、過去最多となった平成30年の同時期の来館者数5914人には及ばないものの、回復しつつあります。

県では、成田空港に隣接する立地を生かし、海外を含め、広く来館者を呼び込む呼び込むため、事業者や周辺施設等との連携により、日本文化を多面的に体験できるストーリー性の高い体験等、プログラムの開発実施や多言語対応などの取り組みを進めることとしています。さらに、ソーシャルメディア等、多様な媒体を活用して、施設の魅力や企画展示、イベント等の情報を広く発信し、外国人来館者の更なる増加を図ってまいります。以上でございます。

 

–議長
教育長 冨塚昌子君

–冨塚昌子 教育長
旧県立安房南高校木造校舎の一般公開についてのご質問にお答えいたします。

旧県立安房南高校の木造校舎は、関東大震災の教訓をもとに、古くからの日本の木造建築と新しい西洋建築の要素を組み合わせて、昭和5年に建てられたものです。左右対称に大きく羽を広げたようなデザインが特徴で、平成7年に県の有形文化財に指定されています。

平成25年度から年1回、一般向けに公開しており、今年度は11月19日に実施したところです。当日は昨年度を上回る760人の参加があり、来場者からは来年度の公開を望む意見も多くありました。県教育委員会としても引き続き公開の機会を設けるよう努めてまいります。以上でございます。

–議長
環境生活部長 井上容子君

–井上容子 環境生活部長
ヨウ素を含む鹹水の採取による地盤沈下に関するご質問についてお答えします。ペロブスカイト太陽電池について、国が社会実装に向けて研究開発を進める動きを加速化させており、今後その普及に伴い、原材料の一部であるヨウ素の需要増加の可能性があることは認識しています。

ヨウ素は、天然ガスを採取するため、鹹水をくみ上げる際、副産物として得られます。県ではかねてより鹹水の採集による地盤沈下を防止するため、採取企業9社と協定を締結し、鹹水の揚水量から地下への還元量を引いた地上排水量の削減を図っているところです。引き続き、企業から提出される実績報告や立ち入り調査により、協定の遵守状況を確認するとともに、企業に対し、効果的な沈下抑制技術の早期開発および導入を求めるなど、地盤沈下の状況を見ながら、必要な対策を進めてまいります。以上でございます。

–議長
プリティ長嶋君

–プリティ長嶋 議員
はいそれぞれ答弁いただきましたので、要望と再質をいたします。

質問の1としてトップセールスのフォローアップの件の要望でございます。台湾の熟成したマーケットでは、後発の千葉県が売り込みを行うには継続した取り組みが必要であり、また、先駆する。他自治体のように海外拠点を設置するなど、新しい取り組みが必要であると思います。多くの自治体が海外拠点を軸に、情報発信、情報収集、そして観光客誘客や企業誘致を行っている中で、千葉県も、より一層のPRが必要だと思います。トップセールスをきっかけに、ベトナムへの輸出に成功した福島県を例に、台湾の人たちに、千葉県、3品を選んでいただけるよう、しっかりフォローアップしていただきたい。そして、台湾在住の日本人有名なインフルエンサーが、この方がですね、台湾のテレビで日本の製薬会社や日本政府の広報、コマーシャルなどに出演しています。この方は台湾で有名なだけではなく、銚子電鉄とも非常に深い縁をお持ちの方です。千葉県とも縁があり、台湾では大きな影響力を持つこのような方にこそ、千葉県の粘りを広めてもらうのも一つの手だと考えます。今回、知事訪問の際には、この方とぜひ面談していただきたいと私考えたんですが残念ながら叶いませんでした。ぜひ次の機会には、この方に会って、台湾の情報を得るとか、発信をしてもらうことを考えていただければと思います。

次に、1として、梨の生産振興についてですが、花粉だけではなく、今や、花粉生産時の機械をも足りない状態です。まさに中国依存が進んでいるわけです。これを見たとき、コロナ禍のマスク不足と全く同じ体質だなと思いました。そこでですねなぜ中国産花粉に頼ってきたのかというと、小労力や発芽率がいいからとか、聞いてます。

その状況の中で、急に花粉を作る際の機会の確保は大丈夫なんでしょうか?そして、温暖化への対応として、どのような梨の品種に取り組んでいくのでしょうか?

次に3として、河川管理についての再質問です。国分川が綺麗になっているのは私も去年からずっと観察して確認しているところですが、伐採直後の樹木伐採について伐採後の再繁茂が著しい。再繁茂の有効な対策が必要と考えますがいかがでしょうか?

続きまして、真間川河口の不法船係留の件なんですけども、東京都のデータを見ると、わずかあんなに広い大都会の中で500隻という数字が出てきますけども、千葉県のホームページによると、その3倍ぐらいの不法係留船が確認されているところです。ここで考えたんですけども、なぜ千葉県にこんなに多いのか、東京に少ないのか、もしかしたらば、東京の人たちが所有者が千葉県の江戸川を越えて市川、すぐ隣の市川に来てるんじゃないかと私監視してました。案の定、私現場に行きましたら、東京の人が、市川市の、この真間川河口に船を停めるところを見たんですが、そこでですね、真間川河口の不法係留船のうち、東京都など県外の船舶がどれくらいあるのか把握してるんでしょうか?

そして次の4番目。有機フッ素化合物にての要望です。有機フッ素化合物に関する水道利用者の不安を払拭するために、県水だよりを活用したり、ホームページをより一層見やすくしたりするなど、水道水の安全のPRに繋がる広報の仕方をぜひ検討していただきたいと思います。

そして、PFOS、PFOAの他にも、PFHxSなんかながったらしい名前で、ちょっとよくPFHxSっていうんですね。有機フッ素化合物なども、次から次へと新しい事象が出てきています。これに伴い、製造輸入を禁止するという数があります。これについても、PFOS、PFOAのような目標値の制定もされることもあると思いますが、今後も迅速に対応して、水道水の安全に進めてください。

5、県内会社のパークランについての要望ですが、佐倉市のパークランは景観も良く大変好評でした。引き続きパークラン開催時には理解を示し、協力をお願いいたします。

6、観光立県についてですが、これは再質問いたします。先ほどの答弁の中で参加者が増えてるってことなんですが、この参加者について、県外からの訪問者はどのくらい得られるのか。今後見られたのか、お答えください。

そして7、地盤沈下について要望です。本件に深く関係のあるヨウ素のことなので、的確に情報をつかみ、今後もヨウ素需要増加とともに心配される地盤沈下に注意していただき情報を公開していただきたいと思います。

8の松食い虫被害対策について要望です。この松食い虫被害を観察しますと、今回、松の材線虫が以前よりも強くなったと思われることが考えられます。薬剤に抵抗力を持つ強力になった害虫の例は多くありますので、こちらの研究もぜひ進めていただくようお願いします。

–議長
農林水産部長 前田敏也君

–前田敏也 農林水産部長
梨の生産振興の関係でまず花粉の採取に必要な機会の確保についてのお尋ねでございます。花粉採取の機会につきましては、県の補助事業の活用について要望調査を行ったところ、12月4日時点で約70軒の生産者から活用の意向が示されております。この要望につきましては、機械を製造する業者とも情報交換しておりまして、今後の供給に支障がないよう、調整してまいります。

続きまして、温暖化に対応した梨の品種に関するご質問でございます。農林総合研究センターでは病気に強く、食味や収量性に優れ、高温の影響による花芽の発育不良や果肉障害などが発生しにくい品種の開発に取り組んでいるところでございます。以上でございます。

–議長
県土整備部長 池口正晃君

–池口正晃 県土整備部長
はい。初めに、樹木伐採についてのご質問ですが、国においては、伐採後の再繁茂に係る調査研究を行っていることから、その状況を注視するとともに、他の自治体の取り組みなども参考に、有効な対策について研究してまいります。再繁茂している樹木については、現地を確認の上、伐採することとしています。

次に不法係留船の県外船舶についてのご質問ですが、プレジャーボートの不法係留船33隻のうち、調査で判明した県外所有者の船舶は9隻であり、内訳は東京都5関、埼玉県3隻、神奈川県1隻となっております。以上でございます。

–議長
教育長 冨塚昌子君

–冨塚昌子 教育長
旧安房南高校木造校舎の一般公開における県外からの参加者でございますが、当日の来場者のうち、県外からの参加者は約1割であったと聞いています。以上でございます。

–議長
プリティ長嶋君

–プリティ長嶋 議員
はい、では再質問への要望をいたします。

まず梨についてですけども、今答弁の中で機械メーカーとのことを話されましたけど、これは非常に私不安があります。先ほど申したように、急にマスクの需要が増えたからといって、機械を動かすわけにはいかないんですね。梨のこの花粉時に使う機械メーカーについても、需要がなくなってどんどんどんどん撤退していってる中で、わずか数社がやっとこれ作ってる状況ですよね。ここのメーカーを見ますと、本当に小さな会社です。ここにですね、一気に需要が入っても追いつくような数じゃないと思うんですね。もうしっかりとですね、機械メーカーに確認して、花粉の受粉時期に間に合うように手当をしていただきたいと思います。

また、ここに用意した甘太ですけども、国の研究機関では温暖化に考慮してこの甘太を開発しました。千葉県でも秋満月を開発したように、温暖化に適した梨の品種開発をぜひしていただくようお願いいたします。

そこでも、河川管理についてですけども要望です。今回指摘した河口の管理を法に基づいてしっかりとやっていただきたい。特にあったように、千葉県内の所有者だけじゃなくて県外からも来てるんですね。ということは、千葉県では、管理が甘いからっていうんで、東京から来てる可能性があるわけです。これもしっかりと対応していただいて、不法係留船の数を減らしていただきたいと思います。確かにですね、一朝一夕に簡単に解決できることではありません。特に県外からの不法船係留や、廃棄船は、県民、市川市民には全く不要なものです。迅速な対応を求めます。

知事にお願いいたします。現場の職員は、数少ない中で懸命に仕事してるの見てきています。法律を守らずに、ゴミの不法投棄、不法係留、廃船投棄をする県外の人が市川市民の安全を脅かしています。人の配置や予算措置をぜひお願いいたします。

6の再質の要望ですが、観光について、安房南高校木造校舎ですが多くの人がに知ってもらうために、一般公開の時期については、もう少し早めに広報していただければと思います。可能であれば、年に複数回の一般公開をお願いいたします。観光名所では既にオーバーツーリズムと言われるほどのところもあります。多くの観光客が来県してくださるよう、観光にも力を入れていただければと思います。

そして少し時間がありましたので、これからは知事に願いをいたします。

まずは、台湾訪問。本当にありがとうございました。実りある成果を期待しています。そしてですね成果を得るために必要と考えることを一般質問の中で入れましたが、もう一つ参考にすべき成功モデルをお話させていただきます。それが宮崎県の香港進出です。この中でも、多くの店が閉店、撤退する中でもですね、宮崎県は果敢に香港進出を行いまして、香港の中心部にアンテナショップを今年の2月にオープンしました。香港みやざき館KONNEと言います。

私自身も、市川市のPRのために香港に行きまして、在香港日本国総領事館、岡田大使とも面談し、みやざき館を見てきました。また、宮崎県にも行きこの輸出振興に力を入れてきた県職員も含めて、宮崎県内の香港進出に関わった多くの人たちとも情報交換してきたところです。

結論的には、やる気があればできる。海外進出にチャレンジしていただきたい。よく知事が使う切磋琢磨、福島県と宮崎県とも切磋琢磨してですね、千葉県の海外進出、ぜひ実りあるものにしていただきたいと思います。この切磋琢磨の磨、私、須磨の磨だと思ってます。知事、須磨の磨、力入れてください。以上、終わります。