車から人間中心の道路へ-議会質問③

自動車中心から人間中心の道路に移行していく時と考えています。

5歳児が、自宅前の道路で遊べるか否かが、その子どもの成長と発達に重大な影響を及ぼすという意見は、チューリッヒ・スタディとして有名です。
子どもにやさしい道は、高齢者、障がいのある人にもやさしい道です。高齢化社会に向けて、道路など施設において、バリアフリー化が進んでいます。

自動車を優先せず、歩行者との共存を図った街路計画は、オランダのボンエルフ市に始まり、今ではヨーロッパを中心に広まっています。政策により、安価で便利な公共交通を発展させ、歩行や自転車での移動を奨励しています。
狭い路地に入り込む車を制限し、子どもの遊べる道路を実現し、車に占有されていた空間に緑を植えています。車があふれていた頃よりも、まちが活性化され、商業も発展し、環境も良くなったといわれています。

今こそ、車中心から人間中心のまちを実現させる時ではないでしょうか。

柏市でも、ゾーン30、「遊びの道路」、「居住の道路」など、子どもも高齢者も安心して歩ける道路を増やしていくよう要望しました。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)