市民大学の現状と今後の展望についてお聞かせください。どのように評価し、その評価をどのように生かしていくかも踏まえて、お願いします。
◎地域づくり推進部長(窪井公輔君)答弁
それでは、私からは市民大学につきましてお答えいたします。今年度からの新規事業であります柏市民大学は、市民との協働のまちづくりに向け、人的資源の発掘を最大の目標とし、意識や意欲のある方々が自立的、能動的に行動を開始するためのきっかけづくりとなるよう実施するものでございます。これまでの間、市民大学設立準備会を立ち上げまして、市民活動団体、大学、企業、柏市など、さまざまな活動に積極的に取り組む方々を交えまして、準備を進めてきたところでございます。現在10月22日に開講する第1期クラスのテーマは、柏市民ができる災害対策活動と題しまして、来年の9月まで1年間にわたりまして計20回の講義と、あと事例研究とワークショップを実施してまいりたいと考えております。これには、専属のアドバイザーやコーディネーターの指導のもと、受講者同士の議論や交流を積み重ねながらそれぞれの問題意識を絞り込み、具体的な行動方針を導き出せる場にしていきたいと考えております。なお、第1期のクラスの現在の申し込み数は定員20名のところ16名でございまして、そしてその申込者の内訳を見ますと、気仙沼市の派遣ボランティアや町会活動経験者のみならず、地域に何らかの貢献をしたいという現役の世代の方々や学生もおり、皆様の意欲の高さに期待をしているところでございます。また、4月にはさらに複数のクラスを開講する予定でございまして、クラスのテーマの選定に当たりましては、柏市の行政課題と市民の皆様の持っている問題意識の双方を取り入れつつ検討してまいりたいと考えております。また、市民大学の評価についてでございますが、今後市民大学の運営組織といたしまして、これは仮称になりますが、柏市民大学運営委員会を発足させる考えでございます。評価の実施も運営委員会を中心に行うことと考えております。評価の方法、対象、指標等につきましては、今後の運営委員会で具体的に決定してまいりますが、人材発掘や行動のきっかけづくりという目標に対しまして、クラステーマの設定、カリキュラムの構成や内容等を評価する、そのもとで市民大学の構成、運営体制につきましても評価する必要があるものと考えております。最終的には、それぞれのクラスの成果が見え始めてからの評価となりますが、中間時点での評価など何らかの振り返りを行いながら、よりよいクラス設定、またカリキュラムづくりを考えてまいりたいと考えております。そして最後に、先ほど質問がありましたフューチャーセンターの中で広報かしわの配布について御質問があったと思うんですが、新聞をとっていない方へのその配布につきましては、秘書広報課のほうに申し込みをいただければ、これは世帯個別に配布しておりますので、大丈夫だと思います。あと、もう一つ、広報かしわにつきましては柏市のホームページのほうに記載しておりますので、毎回記載しておりますので、ごらんいただければなというふうに思っております。以上でございます。
山下洋輔2問目質問
市民大学のことについてですけれども、評価のことについてお尋ねします。運営委員会で後で評価していくということなんですけれども、この評価というものは、初めに市民大学の目的とか、その市民大学によって何を伝えたいかというものがあって、それがどれだけ伝わっていったかというような効果を評価するものと考えるんですけれども、いかがでしょうか。
◎地域づくり推進部長(窪井公輔君) まさにそのとおりだと思います。
◆4番(山下洋輔君) そうしたら、まだこれから始まるということですので、その評価のことを終わってから評価するというのを考えるというのではなくて、今のうちに始まる前にこういうところを大切に教えると言ったらあれですけれども、この見ていきたいというのをつくって、それをこれから事業が始まるときに使って、行っていってもらいたいなと思います。