柏駅前の再開発-柏一丁目地区まちづくり協議会による調査

建設通信新聞Digital 2018年9月20日 に、柏一丁目地区まちづくり協議会が実施した同地区事業化検討調査の概要が取り上げられました。

「柏一丁目地区は、柏駅前第一商業協同組合ビル(柏マルイ)とアーケード街「柏二番街」の間にあるI街区(柏市柏1-2のうち東西道路北側)と、ドン・キホーテ柏駅前店が入る商業施設(旧長崎屋)のあるII街区(柏1-3)で構成。広さは約1ha。」

この柏駅一丁目の再開発によって、柏駅前の質の高いパブリックスペースが生まれることを期待されます。

現実を厳しく見つめながらも、諦めることなく、最善の事業を追求している方々の姿を垣間見たように思います。

以下、建設通信新聞Digital 2018年9月20日 の記事です。
柏一丁目地区まちづくり協/たたき台は最大6.2万㎡
【二番街東側編入含め検討】
千葉県柏市のJR常磐線・東武野田線柏駅南東側で再開発を検討する柏一丁目地区まちづくり協議会(石戸新一郎会長)が実施した同地区事業化検討調査の概要が分かった。

たたき台として指定容積率内であれば総延べ4万2568㎡(A案)、市街地再開発事業などの場合は総延べ6万2380㎡(B1案)の規模を試算している。

首都圏不燃建築公社の支援で実施した2016、17年度の調査業務は細田真一・建築・都市計画研究所(柏市)が担当した。 柏一丁目地区は、柏駅前第一商業協同組合ビル(柏マルイ)とアーケード街「柏二番街」の間にあるI街区(柏市柏1-2のうち東西道路北側)と、ドン・キホーテ柏駅前店が入る商業施設(旧長崎屋)のあるII街区(柏1-3)で構成。広さは約1ha。

事業化検討調査では、I街区に2棟、II街区に1棟を指定容積率(400%、ハウディモール沿いのみ600%)内で自力建設方式により建てるA案と、高度利用地区などの適用により容積率を全域600%に割り増しした市街地再開発事業か任意の等価交換事業を仮定したB1-3案をシミュレーションした。

B-1案では、I街区のうち北側に7階建てのA棟、南側に25階建て塔屋1層のB棟、II街区に6階建てのC棟を配置し、A、B棟は地上1-3階を通路で接続した。A棟は1-3階に店舗、4-7階に業務、B棟は1-5階に店舗、6-8階に業務、9-18階に住宅、19-25階と塔屋に宿泊、C棟は全階店舗の機能を設けた。

B-2案はA・B棟を中央部分のみ一体化し、B棟の住宅を9-19階、宿泊を20-25階と塔屋に変更。

B-3案は、A・B棟を完全に一体化し、その南側中央にオープンスペースを確保した。1-4階は店舗で、A棟部分の5-8階を業務、9-19階を住宅、20-25階と塔屋を宿泊、B棟部分の5-10階を業務とした。

ただ、地権者10者中、I街区の1地権者からは事業に参加しないとの意向が示されており、現在は区域から外して検討を進めている。また、柏二番街の東側も協議会の検討対象に組み込む可能性も含め今後、議論を進める。

協議会はゼネコンやディベロッパーに事業への参画の意向を確認済み。準備組合が計画を進めている柏駅西口北地区の市街地再開発事業で事業協力者となっている三井不動産を除き、全社から参画したいとの回答を得ている。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)