旧そごう柏の現状と今後の見通し-柏駅前のまちづくり

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旧そごう柏店の今後の見通しについて、様々な憶測が行き交い、噂が流れています。
しかし、実際には、三井不動産と一部の地権者との交渉中で、まだ今後の見通しは立てられていないのが現状です。

以下、6月の議会での柏市長での答弁です。
「柏駅前まちづくりについて、旧そごう柏の現状と今後の見通しは、
現在、三井不動産株式会社が権利取得に向けて、一部の地権者と交渉継続中と聞いている。今後の利活用方針について、どのような形で活用されるかの見通しは不透明である。
柏市としては、今後も三井不動産株式会社との意見交換を通じ、早期の方針決定をお願いしていくとともに、商業施設中心の再活用に向けた支援と働きかけを行っていく」

旧そごう柏店跡地について、柏市は民間の話し合いとして消極的な印象を受けます。
全国の自治体では、中心市街地から大手商業施設が撤退した後、企業や地権者のもとに、首長が飛んで行って話をまとめたというお話をお聞きします。

たしかに、全国の地方都市の駅前から大手百貨店は撤退し、時代の流れとも言えます。しかし、だからこそ、柏駅前が、これからの都市のあり方を示し、生まれ変わっていくチャンスでもあります。

柏こどもまちづくり会議で、子どもたちと柏駅前について話し合い、模型を作りました。

商業から文化へ。
たとえば、図書館や文化施設を中心に、文化や体験のあふれる柏駅前を目指していく。

車から人へ。
自動車が占めていた道路を、歩行者優先にして、オープンカフェや緑の広場を生み出す。

閉店して3年。このままではいられません。
柏駅前のこれからのビジョンを示し、その実現に向けて柏市が一丸となって、本気で働きかけていく必要があります。

柏駅東西の回遊性について、市長から以下の議会答弁がありました。
柏アーバンデザインセンター(UDC2)のグランドデザインでは、
まちづくりの4つのテーマの一つとして、まちの魅力と拠点性を高めて交流人口を増やすことが示され、東西自由通路の拡幅や柏駅北側への玄関口設置などがあげられている。
すでに柏駅西口北地区市街地再開発関連で、東武鉄道とも回遊性向上をはかるための協議をしている。
旧そごう跡地利活用を見据え、JR東日本の敷地を占有している北口自由通路の重要性が高まることが想定される。JR東日本とも協議していきたい。」

西口北地区市街地再開は、柏駅西口の髙島屋や岡田病院から柏一小通りあたりの組合開発で、三井不動産株式会社が交渉しています。
旧そごう柏店の権利取得に向けて交渉しているのも、三井不動産株式会社です。
JR東日本や東武鉄道とともに、東口―西口を一体的な開発が進むことを期待したいところです。

さらに、西口の開発に合わせ、柏の葉と西口を結ぶ路面電車、LRT(Light Rail Transit)、BRT(Bus Rapid Transit)を実現させ、柏駅東西だけでなく、柏駅ー柏の葉をつなぐことを提案し、実現に向けて働きかけていきます。

旧そごう柏店の立体駐車場の跡地は、三井不動産レジデンシャルにより開発され、21階建て、共同住宅約200戸、1階•2階店舗で、2019年の夏秋頃に着工予定とのこと。

そごう柏跡地、三井不動産が取得

※2018年3月の柏市民新聞記事より

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投稿者:

山下 洋輔

柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。元高校教諭。2児の父。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 (社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 教育コンサルタント山下洋輔事務所設立。 2011年9月から柏市議会議員。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)