秋山市長、11月市長選挙に立候補の決意を表明

今日から、市議会平成29年第3回定例会が始まりました。

市長からの市政報告で、秋山市長は、来る11月の市長選挙に立候補する決意を表明しました。
第五次総合計画に掲げた将来都市像「未来へつづく先進住環境都市・柏」を目指していくとのことです。

 

その他、妊娠子育てセンターをファミリかしわに新設、入学準備金の支給時期を早める改正、ふるさと納税開始、客引き禁止条例、の取り組み、学校への防犯カメラ設置、柏ナンバー導入、駐輪場の料金改定、千葉県認知症疾患医療センターの新規指定、市立病院のあり方についての答申などについて、報告されました。

以下、市政報告の全文です。

平成29年第3回定例会の開会にあたり、市政運営の主要な事項について、その概要を申し上げ、議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

今年の夏も、本市の子どもたちが活躍し、輝かしい成績を収めております。
まず、7月28日から31日まで韓国の仁川で行われた第9回アジアロープスキッピング大会において、柏市を練習拠点とする「柏なわとびクラブ」が団体戦でアジア記録を更新するなど、3部門で優勝しました。
また、7月28日から8月20日に開催された全国高等学校総合体育大会のサッカー競技において、流通経済大学付属柏高等学校が優勝を飾ったほか、レスリング競技においては、日本体育大学柏高等学校が学校対抗戦で大会2連覇を果たしました。
さらに、8月4日から5日に行われた全国中学校ゴルフ選手権大会において、麗澤中学校が5連覇を達成したほか、8月19日から20日まで行われた全国中学校体育大会の相撲競技において、柏第二中学校が初優勝に輝きました。
これらの活躍に対して、心からお祝いを申し上げます。

続いて、財政運営についてです。
平成28年度の決算見込みについては、一般会計において、歳入が前年度比2.9パーセント減の1,270億1,520万円、歳出が3.4パーセント減の1,217億5,069万円と、歳入・歳出共に前年度を下回りました。
歳入では、個人市民税、固定資産税等の市税収入が増加したものの、地方消費税交付金等の交付金・交付税のほか、繰入金等が減少しました。
歳出では、人件費、公債費のほか、普通建設事業費、積立金等が減少したものの、扶助費や介護保険事業特別会計への繰出金等の社会保障関係経費が引き続き増加するなど、厳しい財政運営が続いておりますが、経常経費の抑制に努めた結果、収支の均衡を維持することができました。また、将来の財政運営に備えて公共施設整備基金の充実を図りました。
次に、補正予算についてです。一般会計においては、国・県支出金、繰越金等を財源に、保育士の処遇改善や就学援助制度の見直し、小中学校への防犯カメラ設置の前倒しなど、緊急性・優先度の高い事業の経費を計上しました。このほか、繰越明許費の設定、債務負担行為の追加を行います。
特別会計では、介護保険事業特別会計で、過年度保険給付費の国・県負担金の精算等について所要の額を計上しました。

続いて、安全・安心なまちづくりについてです。
まず、振り込め詐欺等の被害防止については、市内における振り込め詐欺等の被害が大幅に増加していることから、「振り込め詐欺多発警報」を発令して注意喚起を行い、被害防止を図るとともに、不審者の通報等の協力を呼びかけています。8月9日には、松葉町地区において、柏警察署及び町会の皆様と合同での戸別訪問を実施し、最近の手口を紹介するなどして被害防止を呼びかけました。今後、こうした対策を講じても被害が減らない場合には、「非常事態宣言」を発令し、一層の注意喚起を図ってまいります。

次に、客引き行為等禁止等条例に関する取組についてです。
条例施行に伴い、禁止行為や罰則等の仕組みを広く周知するため、市の広報媒体のほか、チラシの配布やダブルデッキ上での音声広報、商工関連の広報誌への掲載等を実施し、現在は、柏駅周辺の警備業務の受託者の選定を進めているところです。
柏駅周辺においては、商店街や防犯団体等が自主的にパトロールを実施していることから、協力連携しながら更に効果的なパトロール体制を構築してまいります。

次に、防犯カメラの設置についてです。
本市では、ひったくりや自動車盗などの犯罪抑止を目的として、街頭に防犯カメラを設置してきましたが、本年3月に近隣市で発生した事件を踏まえ、カメラを増設することとしました。また、学校の安全確保を目的とした防犯カメラについても、平成31年度までに全市立小中学校へ整備できるよう計画しておりましたが、前倒しして本年度中の全校設置を目指します。

このほか、災害時における住宅地図、広域図、ウェブ住宅地図の提供及び利用を目的として、株式会社ゼンリンと「災害時における地図製品等の供給等に関する協定」を締結し、災害対応力の強化及び充実を図りました。

続いて、「柏ナンバー」への図柄の導入についてです。
本市では、国の「地方版図柄入りナンバープレート制度」の導入を受け、地域のPRと活性化を図るため、我孫子市とともに「柏ナンバー」に図柄を導入することとしました。去る7月24日に、柏ナンバー地域である両市の関係者で構成する準備委員会を立ち上げ、現在は、デザインの募集を行っているところです。また、図柄の導入にあたっては、柏市及び我孫子市の住民の皆様にアンケート調査を実施したところ、52.5パーセントの方から賛成の意向がありました。
今後は、準備委員会による図柄の審査や、両市の住民による人気投票を経てデザインを選定してまいります。

続いて、ふるさと納税についてです。
10月1日から、柏市への寄附に対して返礼品の提供を開始します。返礼品の選定にあたっては、総務省からの通知内容を遵守しながら、市をPRし、地域経済の振興につながる「柏市らしい」産品や体験を検討しているところです。また、寄附金の使途を具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄附を募る仕組み、「ガバメントクラウドファンディング」の導入についても検討を進めております。

続いて、市立柏病院についてです。
市立柏病院については、平成28年5月から本年7月にかけて、柏市健康福祉審議会市立病院事業検討専門分科会において、市立柏病院の役割やあり方について、ご議論いただいたところです。
7月25日に開催した第9回専門分科会では、約1年に渡る議論を集約し、市立柏病院のあり方に関して決議がされ、8月10日に柏市健康福祉審議会から答申をいただきました。
今後は、いただいた答申を踏まえ、市立柏病院の方向性について判断をしてまいります。

次に、千葉県認知症疾患医療センターの新規指定についてです。
7月1日に、北柏リハビリ総合病院が東葛北部医療圏において2ヶ所目の認知症疾患医療センターとして、千葉県の指定を受けました。今後、当該センターでは、認知症の専門医療相談や鑑別診断等が行われ、かかりつけ医等との連携により、認知症の早期発見・早期治療が一層進むことが期待されます。
また、同じく7月1日から、徘徊のおそれのある高齢者等の生命の安全確保のため、ICTを活用した「はいかい高齢者等みまもりシステム事業」を開始しました。本市では、システム利用料の一部を補助するほか、捜索支援アプリの普及を図り、認知症にやさしいまちづくりを目指してまいります。

続いて、子育て支援についてです。
はじめに、柏市妊娠子育て相談センターの拡充についてです。
妊娠期から子育て期にわたる総合的相談や支援を提供する「柏市妊娠子育て相談センター」を、柏駅前行政サービスセンターの向かいに、本年10月にオープンする予定です。
これにより、これまで出張所等で行っておりました母子健康手帳の交付を、「柏市妊娠子育て相談センター」と本庁舎の「母子保健コーナー」に集約し、妊娠早期に保健師等の専門職による面談を実施してまいります。今後は、全ての妊産婦の状況を継続的に把握し、支援を必要とする人に対して、早期から、家庭訪問等による相談支援や母子保健サービス、子育て支援等を継続的・包括的に実施してまいります。

次に、地域子育て支援拠点の拡充についてです。
乳幼児親子を対象として、親子同士の交流や育児相談などを行う地域子育て支援拠点を、青少年センター内に、本年11月にオープンする予定です。この施設は、昨年5月に沼南社会福祉センターの2階にオープンした「はぐはぐひろば沼南」に続き,これまで保育園や児童センターに併設して整備してきたものに加え、より広域的な利用を目指した2ヶ所目の地域子育て支援拠点となります。

次に、保育士の確保についてです。
千葉県が6月に予算化した「保育士処遇改善事業」は、県と市町村が折半して保育士一人当たり月額20,000円を補助するもので、本市もこの補助事業を活用するために補正予算を計上しました。
既に、本市では、市内の私立保育園等に勤務する正規保育士に対し、独自の処遇改善策として月額33,000円を補助しておりますが、県補助事業を活用することで、さらに10,000円を加算できるようになります。今後は、月額43,000円の処遇改善となる見込みです。
また、8月19日には、市内の認定こども園、保育園、幼稚園等による合同就職説明会を開催したところ、保育士等の養成校の学生を中心に、市内外から147名の来場がありました。各ブースでは、各園の運営方針、研修体制、勤務条件などについて、来場者との間で熱心な質疑応答が交わされました。市としましては、今後も保育士等の担い手の確保に力を入れてまいります。

次に、就学援助の拡充についてです。
既に中学校の入学準備費用の一部を「中学校入学準備金」として入学前に支給しているところですが、小学校就学予定者の保護者に対しても、入学前の時期に入学準備金を支給することができるよう、制度の改正を行います。
また、本年4月に国が要保護児童生徒援助費補助金の単価を増額したことから、本定例会には新入学学用品費及び入学準備金の単価を国と同額にするために必要な経費を補正予算に計上しております。

続いて、区画整理事業についてです。
UR都市整備機構施行による柏北部東地区及び組合施行による高柳駅西側の区画整理事業については、事業の大きな節目となります土地の権利を確定する換地処分の手続きが実施され、平成29年6月30日付けでその公告を行いました。
また、これに合わせて柏市では、7月1日に両地区の字の区域及び名称の変更を行いました。これにより、区画整理の事業認可以来、長きに渡った事業も清算事務手続きに移行することとなりました。これもひとえに関係者の皆様のご尽力の賜物と感謝申し上げます。

続いて、柏市駐輪場等条例の一部改正についてです。
これまで、柏駅周辺をはじめとする市内の放置自転車対策の一環として、街頭巡回指導の実施や利便性向上のための市営駐輪場の整備・運営に努めてまいりました。このような中、駐輪場の老朽化等への対応や施設利用者間の不公平感の是正が必要になったことから、駐輪場定期利用料金を見直すこととし、条例の一部を改正する議案を本定例会に上程しております。

さて、私の市長としての任期は11月で終了いたします。私は、市長就任以来、子育て環境の充実に重点的に取り組むとともに、喫緊の行政需要に対応しながら、将来世代に過度の負担を残さないよう、健全財政の維持に努めてまいりました。特に、平成28年3月には、10年先を見据えたまちづくりの方向性を示す「第五次総合計画」を策定し、少子高齢化・人口減少社会の中で選ばれる街となるため、各種の取組を進めているところです。
この間、北部地域のまちづくりは大きく進展し、人口は42万人を超え、また旧沼南地区にも大型商業施設が進出するなど、新しい人の流れやまちの魅力が生まれた一方、中心市街地では賑わいが低下するなど、新たな課題に直面しております。このため、引き続き、第五次総合計画に掲げた将来都市像「未来へつづく先進住環境都市・柏」を目指していく考えのもと、来る11月の市長選挙に立候補する決意をいたしました。

今日までの、議員各位並びに市民の皆様の温かいご指導、ご鞭撻に対しまして、心から感謝申し上げますとともに、今後の市政運営につきまして一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、市政報告といたします。

市議会平成29年第3回定例会から | 柏市役所 http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/020100/p042872.html

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)