自治体のデジタル変革-福島県磐梯町のオンライン視察

自治体におけるデジタル変革とは、自治体がデジタル技術も活用して、住民本位の行政、地域、社会を実現するプロセスのことです。
 
ICT化とは明確に区別されています。
単なる業務効率化、省人化、コスト削減ではないのですね。
 
町民本位の行政、地域、社会の実現を目的とする手段が、デジタル変革であることを忘れてはいけないと学びました。
 
磐梯町はデジタル変革戦略室を設置。以下の特徴を持ちます。
 
(1) デジタル前提組織
(2) 官民共創型組織
(3) 時限的出島組織
 
磐梯町議会は、日本初のオンライン委員会を実現していますが、磐梯町役場のデジタル変革の取り組みが背景にあることがわかります。
 
この自治体のデジタル変革は、佐藤 淳一磐梯町長の公約として推進されたとのことですが、町長と 福島県磐梯町CDO(最高デジタル責任者)に就任された菅原直敏さんとの出会いは、LivingAnywhere Commons 会津磐梯だったとのこと。
 
私は、このような人と人、アイデアやビジネスが生まれるような出会いのある場の存在が大切だと思いました。
これまでだったら議会の行政視察は、丸一日かかったところ、オンラインのおかげで、自宅から貴重なお話をお聞きすることができました。
これだけでも、大きなことだと実感します。
オンラインでの視察を受け入れてくださった福島県磐梯町役場デジタル変革戦略室さん、企画してくださった(株)Public dots &Company、Public Labさん、視察の手続きをしてくださった小金井市議会事務局さんと小金井市議の白井亨さんには、本当に感謝申し上げます。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)