忘れられない卒業式

今回の議会では、コロナウイルス感染拡大対策についてのブログを、多くの方にご覧になって頂き、本当に多くのご意見ご要望が寄せられました。

特に、小中学校や保育園の卒業式卒園式については、方針が公表されて以降、ご意見ご要望の連絡が途切れることがないくらいでした。

本当に沢山の保護者の方々から、「ぜひ保護者も参加させてほしい」という、切実なお声を頂きました。

突然の首相からの休校要請を受け、教育委員会や学校も、短い時間に、合意形成や意思決定を迫られ、子どもたちのことを第一に考えながら苦しんでいることが分かります。

それでも、感染状況の変化などにより変更もあり得るかもしれないと、ギリギリまで、すでに実施された他の卒業式の事例の紹介など意見交換していきました。

保護者や学校はもちろん、教育委員会はじめ関係者の方々の努力のお陰で、Live配信など予定されている小学校もあるとお聞きしました。

まだ保育園の卒園式はこれからですが、今回のコロナウイルス感染拡大防止対策への働きかけには、いつもとは違った手応えを感じました。

普段から柏市の課題についてご意見ご要望を頂き、その解決に向けて働きかけるわけですが、すぐに解決できるわけではありません。

難しい問題であればあるほど、結果が出るまでに時間がかかります。

真面目に取り組み続け、2~3年とかけ、ようやく解決したときには、要望した方々の関心がなくなってしまっていたりすることもあります。

そんなことをわかって、難しい問題となると、解決しようということを諦め、議論や地道な解決手段をぶち壊して派手に発言する議員の方が拍手喝采を浴びてしまう、という悔しい思いも沢山してきました。

今回の新型コロナウイルス感染拡大防止対策で、卒業式について、結果として、保護者の思いは叶えることができませんでした。

それでも、これまで政治に関わりのなかった多くの市民が、保護者の皆様が対話し、学校・保育園や行政(教育委員会や保育運営課)と議論し、議員にも要望を伝え、議会での質疑応答もチェックし、何とかより良い式にしていこうと行動されたことは、貴重な経験に違いありません。

子どもたちの健やかな成長を、様々な人々が支えていこうとしていることも可視化されたようにも感じました。

要望をいただいた方の中から、「私たちの声に耳を傾けてくれ、思いを受け止めてくれてありがとう」といったメッセージをいただきました。

市議会議員として、大切なことを私も学ぶことができました。

縮小した卒業式ではありましたが、卒業生にとっては、社会と学校の関わりや大人の動きなども垣間見る機会もあったと思います。

これらの経験を、これからの人生の糧とできるような人に成長されることを願ってやみません。

いろんな意味で、例年以上に心に残る卒業式になったのではと思います。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)