地域のみんなが憩える居場所作り−ふれあいの場きらりんを訪問

子どもも大人も、車イスの人も元気な人も、障がいをお持ちの方もそうでない方も、一緒に楽しく過ごせる場所があればと思い続けていました。

特別養護老人ホーム「柏きらりの風」は、学校法人鏑木学園「にしはら幼稚園」と同じ敷地にあり、園児とお年寄りとの世代を超えた交流を行われているということで、以前から注目していました。
昨年、この「柏きらりの風」と西原地域の方々が、特別養護老人ホームのロビーで、「ふれあいの場きらりん」を立ち上げられました。
地域で支え合う取り組みです。
この取り組みが、今年の柏市住民福祉大会で地域福祉推進表彰されました。
以前から『学習する学校』の読書会などで、理想的なコミュニティスクールや地域の場作りについて語り合ってきた仲間である二瓶陽子さんは、この地域の支え合い推進員も担当されています。二瓶さんに、この「ふれあいの場きらりん」について、お話をお聞きすることができました。
柏市の支え合い活動について
特別養護老人ホームに入ると、開放的なロビーに、多くの方がくつろいでいます。窓ガラスの向こうは幼稚園の庭で、子どもたちが活動しています。
無料でお茶を飲むことができ、コーヒーが100円で提供され、焼きたてパンも販売されます。パン屋さんは、障がいのある方々がパンを製造販売しているスノードロップさんです。

特別養護老人ホームの入居者や面会者のご家族ご友人、ボランティアや地域の方々、幼稚園のお迎えに来た親御様、パンを販売されている方や施設のスタッフさんなどが同じ場所に集まってきます。

あえてレコード。
この台は手作りです。

初めて来られた方に対して、地域の運営ボランティアの方がさりげなく、親切にお話をお聞きされている姿を見ることができました。

配偶者を亡くされた方など、初めてこの場に来られるまでの思いを受け止めているようでした。


ふれあいの場きらりん
毎週木曜日 10時~16
場所 特養/柏きらりの風 1F
※柏市の通いの場補助対象事業です。

西原地域ふるさと協議会HPより
http://kashiwa-nishihara-furusato.blog.jp/archives/27330055.html

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)