算楽塾にてこども哲学対話-苫野一徳『ほんとうの道徳』が熱い!

Pocket

遺伝子研究や脳科学研究が進み、生命科学革命が、これからの私たちの生活を変えていくことになりそうです。
これからを生きる算楽塾の塾生たちに、ぜひ、考えてもらいテーマです。
※算楽塾 https://www.sangakujuku.com

授業30回目を記念して、「頭が良くなる薬」世界会議を開き、超ディベートを行いました。
超ディベートとは、相手を言い負かすディベートとは違い、お互いの言い分を受け入れ、共通にある関心を探り、建設的な第三のアイデアを打ち出していく共通了解志向型対話です。

精神疾患の治療薬がスマートドラッグとして、海外で利用が広がっています。
今後、知的能力増強剤や遺伝子操作による能力増強など起こっていくかもしれません。そのことについて話し合われました。

実際に共通了解志向型で話し合ってみたところ、学校やこれまでの生活でディベートに慣れている塾生も多く、ついつい議論になってしまいます。
大人も同様ですが、建設的な対話は簡単ではありませんね。共通了解を見出そうとする姿勢や雰囲気を育んでいきたいです。

私自身、これまで10年近く「こども哲学対話」に取り組んできました。
「考え方は人それぞれ」や「答えのない問題に話し合えたことに意味がある」というまとめになってしまわない工夫が必要です。

哲学者 苫野 一徳が『はじめての哲学思考』で示した「共通了解志向型対話」は、哲学対話を失敗させない知恵てまあり、本質観取への近道です。

苫野一徳の近著『ほんとうの道徳』を手にしました。これまでの一徳氏の哲学の上に、現実的な課題にも切り込まれているように感じ、これから読むのが楽しみです。

「そもそも道徳教育は、学校がするべきじゃない。」
刺激的な帯です。

市民(シチズンシップ)教育の構想が示されています。

Pocket

投稿者:

山下 洋輔

柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。元高校教諭。2児の父。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 (社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 教育コンサルタント山下洋輔事務所設立。 2011年9月から柏市議会議員。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)