対話型美術鑑賞の実践

3月5日に実施されるアートラインかしわでの「おしゃべり鑑賞会@コレクターズアイ2016」が楽しみで、自分でも本などを読んでいました。image
これは、ぜひ、子どもたちにも体験してもらいたいと、本日ネクスファのプログラムで実施いたしました。

自分の持っているチャックさんの絵と宮崎勇次郎さんの絵二枚について、子どもたちからいろんな話をお聴きすることができました。
私も気付かなかったり、考えもしなかった発想や解釈に驚かされます。image

この写真の人物画について、
「顔の色が虹のようなのは、街のネオンやいろんな光を浴びてるからだと思う」
「至る所に文字がある。暗号ではないか?」
「背景がゴチャゴチャして、文字がちりばめられている。頭の中からの文字が、爆発して外に出たようだ」

もう1つの絵については、
富士山と松の大きさが違うのは、遠近法という意見や、富士山よりも高い松を描いたという意見や、自分の中での存在感の違いなど、興味深い意見が出ました。
盆栽の宇宙、曼荼羅のような世界観、雲と宇宙についてなど自由なアイデアからの深まりもありました。

学校での算数や理科、社会の教科学習では、ある程度の答えが予想されるので、「見当はずれのアイデアだったら恥ずかしい」と思ってしまいがちですが、現代アートでは発言しやすいものです。

絵のどの部分を見て、どのように考えたかと発言するので、論理的な思考力が養われます。
言葉で指摘するので、言語的な表現力も鍛えられます。image

PISA調査でも、文章の読解•発信と同様に、視覚的なテキストの読解•発信が重視されるようになりました。
美術鑑賞により、「観察、解釈、根拠をもった考察、意見の再検討、そして複数の可能性を追求する力」を養うための教育プログラムをもとにしています。

投稿者:

山下 洋輔

千葉県議会議員(柏市選出)。 元高校教諭。理想の学校を設立したいと大学院に進学。教員経験、教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 2011年から柏市議会議員を3期10年を経て、柏市長選に挑戦(43,834票)。落選後の2年間、シリコンバレーのベンチャー企業Fractaの政策企画部長として公民連携によってAIで水道管を救う仕事を経験。 柏まちなかカレッジ学長/(社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)