子どもからの提言‐行きたくなる学校図書室

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先日の図書館総合展のフォーラムでも、学校図書室の重要性が示されていましたし、柏市教育委員会や市内学校でも力を入れてきました。
※ 柏市学校図書館 http://blog.kashiwa.ed.jp/mt5/tosyo/tosyoblog/

従来の一斉教授から、調べ学習やアクティブラーニングに学び方が変わってくる中で、学校図書室の役割は重要です。調べ方やメディアリテラシーを身に着けていくには、iPadだけでは不十分です。

子どもたちの第三の居場所で、民間学童保育のネクスファにて、毎月ストーリーテリングのプログラムを実施しています。ストーリーテリングでは、うまく話すというよりは、自分で考え、自分の意見を、自分の声で発信するための練習の場です。

今月は、「みんなが行きたくなる学校の図書室は?」について意見を出し合いました。

策定中の柏市第五次総合計画でも、学校図書室が重点的施策に取り上げられる予定です。こういった子どもにかかわる施策が立案される時に、子どもの意見を聴くという過程はありません。私は、当事者である子どもの意見に耳を傾け、施策に反映していく仕組みを確立していくべきだと考えています。

まずは、できることから始めたいと、ネクスファさんにご協力いただき、子どもたちからご意見を頂戴しました。

小学校での図書室の使われ方や課題も把握することができました。読書ビンゴのスタンプラリーや調べ学習などの取り組みの実態も教えてもらうことができました。

学校図書室へのアイデアの中から、面白いものをいくつかご紹介いたします。

  • 図書室の場所を、みんながよく通る場所に移す。学校の奥のほうにあると、興味のある人しかしいかない。本の紹介も、図書室の前ではなく、みんなに見られやすい場所に。
  • 学校の壁や通路も本棚にする。
  • 読書ビンゴのような取り組みを、他にもたくさん企画する。
  • 学級文庫との連携。現状の学級文庫の改善。
  • 校庭にプレハブで分室を新設し、前は芝生で、寝ころびながら本を読める。(従来の校庭のあり方も見直すことになる提言です)
  • 移動図書室(1年生の意見ではハンドルで図書室ごと動くそうですが、図書室の機能が各教室や家庭でも使えるという意味では有効な提言です)
  • お昼の放送で図書室の情報発信(メディアを駆使して興味深いです)
  • 足湯、畳、ソファなど、寝ころんだり快適な読書環境
  • 本を購入できる図書室
  • 床の下にベッドがある他にも、「明るい」、「素敵な空間」、「豊富な蔵書」、「貸出返却がスムーズに」、「開館時間の延長」など、大人の公共図書館への要望と似たようなものも多く、興味深かったです。

私自身の今後の議会活動などに活かしていきたいと思います。

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投稿者:

山下 洋輔

柏市議会議員。柏まちなかカレッジ学長。元高校教諭。2児の父。 教育学研究や地域活動から、教育は、学校だけの課題ではなく、家庭・地域・社会と学校が支え合うべきものと考え、「教育のまち」を目指し活動。著書『地域の力を引き出す学びの方程式』 (社)305Basketball監事。 千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。 早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。 教育コンサルタント山下洋輔事務所設立。 2011年9月から柏市議会議員。 家族 妻、長男(2014年生まれ)、長女(2017年生まれ)