子育て支援は、議会でも行政でも大きなテーマですが、まだまだ研究が活かしきれていないと感じます。
社会全体で子どもを育てるという理念だけでなく、自治体の経営として考えても、乳幼児への公共事業は費用対効果が高いという調査結果があります。
幼児教育は、将来の所得、健康、犯罪など、その後の人生への影響が大きいことがわかってきました。
たとえば、同じ税金を使うのなら、20代へのキャリア教育よりも、幼児教育に投資する方が効果的だとみなされます。
できるだけ小さいうちから、しっかりした教育機会に恵まれることが大切です。
しかし、ここで間違ってしまうのが、かたよった早期教育です。
教育というと、読み書き人よりも早くお稽古事に通わせることといった誤解があります。幼い頃にしか育むことができない感性や体験もあるものです。
幼児教育の重要性は、みなさん認識されているところですが、現在の日本では家庭まかせになっています。
熱心なご家庭では素晴らしい幼児教育が受けられる一方で、幼稚園や保育園に通わせることが困難な家庭もあります。
熱心と言っても、遊びやふれあいではなく、焦って小さい頃から文字を読ませたり、お稽古事に通わせる家庭もあります。
多様な育て方があることはいいのですが、小学校未就学児にも、もっと公教育の機会が保障されるべきだと考えます。
子育て支援について、機会あるごとに視察したり、お母様方からお話をお聞きしたり、できる限りの本に目を通しています。
私の子どもも小さいので、よく観察しています。
お聴きした話や本の内容とリンクして、面白いです。
写真は、さくら•さくらんぼ保育園の斎藤公子さんの本です。